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マレーシア国内にはいくつか動物園があります。
マレー半島ではクアラルンプールのズー・ネガラ(Zoo Negara=国立動物園)、国内最古といわれるタイピン動物園(Taipin Zoo and Night Safari)などが知られています。
東マレーシアはボルネオ島に位置するサバ州コタカキナバル(Kota Kinabalu)には市内中心部から車で30分ほど南へ行ったところにロ・カウィ動物園(Lo Kawi Zoo)があります。
同じマレーシアでも実は固有種が異なるとのことで、例えばハリマオ(Harimau)と呼ばれるマレートラはボルネオ半島側には生息していないのだそうです(動物園スタッフ談)。
主にマレーシアの固有種をジャングルに近い環境で見せている動物園なのだそうです。
まず注意しなければいけないのが開園時間です。
入園時間は9:00〜17:00(最終入園16:00)なのですが、昼休憩があります。
13:00〜14:00はエントランスが閉まり、チケット売り場もシャッターが降りてしまいます。
またスクールホリデイなどと重なると14:00の開園時間はかなり混雑します。
そして入園料ですが、外国人とマレーシア国民(及び永住権保持者)では料金が異なります。
マレーシアの公共施設などでよく見られます。
ロ・カウィ動物園(Lo Kawi Zoo)では外国人料金は大人(18歳以上)はRM20(約600円)、小人(3〜17歳)はRM10(約300円)でした。
入園後は自分のペースでゆっくりと見て回ってもよいのですが、オススメは飼育員の方々による餌付けと説明をしてくれるガイドツアーです。
といっても、申し込みや別料金が必要なのではなく順路に沿って一緒についてくことで、数種類への動物が食事をする様子が観察できる、という内容です。
まずはサン・ベア/マレーグマ(Malaysian Sun Bear)です。
ユーモラスな動きで、人が集まってくると立ち上がって餌を催促していました。
クマなのですが、肉食ではなく果物、ナッツ、ハチミツなどを食べるのだそうです。
朝起きるとまずはハチミツを食べる、とのことでした。
マレートラはボルネオ島には生息していないそうです。
飼育員の方が鶏を丸ごと持っていて、それを檻の中に放り投げると近づいてきて食べ始めました。
とはいえ、満腹だと手をつけなのだそうです。
オランウータンにはバナナを与えていましたが、この日は朝食も残していたので手をつけませんでした。
この餌付け見学ツアーを見る場合はスケジュールが記載されている最初の動物がいる場所で待っていて、その後飼育員さんの後をついていくというスタイルになります。
途中参加、離脱も可能なので気軽に参加できます。
動物を見る意外にもおすすめなのが、アニマル・ショー(animal Show)です。
園内のさまざまな動物が芸などを披露するのですが、スクールホリデーの時期は満席になって立ち見が出るほどなのだそうです。
公演予定は以下のようになっています。
午前 | 10:15 |
午後 | 15:15 |
日陰はあるのですが、晴れていたのかかなり暑くなりました。
チケットカウンター手前や園内に売店はあるので、水分補給を忘れないように気をつけてくださいね。
ロ・カウィ動物園(Lo Kawi Zoo)は全体的にコンパクトにまとまった動物園です。
冒頭でもお伝えしましたが、ボルネオ島やマレーシアの固有種がメインなのが特徴です。
海や山のアクティビティが豊富なコタキナバル(Kota Kinabalu)ですが、時間があればローカル気分が満喫できる動物園でのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
(撮影by逗子マリナ)
※撮影許可をいただいて撮影しています
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