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エジンバラからスコットランドの北側に向かうには、フォース湾にかかる橋を渡るのが最も便利な方法です。
フォース湾には3つの橋が並んで架かっています。この3つの橋はそれぞれ形状や目的が違っていて、最も古くて世界遺産にもなっている鉄道用の「フォース鉄橋」と、バス専用の「フォースロード橋」、そして最も新しい「フォースクロッシング橋」です。
一つの湾に3つの違ったタイプの橋が並んで架かっている景色はユニークで圧巻。中でも1890年に完成した独特の形をした赤い鉄橋「フォース鉄橋」はその歴史と形の美しさから2015年に世界遺産に登録されています。
これら有名な3つに橋については改めて詳しく別記事に起こす予定でいますが、今回はそのフォース鉄橋横にある大人気レストラン「THE BOAT HOUSE」について紹介したいと思います。
エジンバラからスコットランドの北側に向かうと、フォース湾という大きな入り江があります。
フォース湾の入り江にある地域はクイーンズフェリーと呼ばれ、古くから栄えてきました。入り江すぐ横の石畳のハイストリートには古い建物が立ち並んでいて、現代でもレストランや雑貨店として観光客にも人気です。
ハイストリートの建物と建物の間にはベンチが設置され、すぐ目の前のフォース鉄橋の眺めを楽しんだり、入り江に下りてみたりすることができます。
この「THE BOAT HOUSE」はハイストリート沿いにあります。このレストランは地元の食材を使用した、シーフードに重きを置いたビストロレストランです。ハイストリートの入り口から店内に入ると、そこには革張りの2つの椅子があるのみ。外からはレストランの様子は全く見えません。椅子の横に店内へと降りる階段があります。
店内はこじんまりとしていますが、居心地のいい空間。大きな窓からはフォース鉄橋がまさに目の前に広がり、そのダイナミックさに息をのみます。裏庭にはテラス席が数席あり、潮風にあたり、目の前の景色を楽しみながら食事を楽しむこともできます。
私が今回注文したのは定番のフィッシュアンドチップス。魚はハドックという白身魚のコダラで、衣がサクサクです。ホームメイドのタルタルソースも絶品で、揚げ物料理なのにあっさりと軽やかで美味しかったです。
同伴者は大きな海老のニンニクバターグリルを注文。海老の味が濃く、こちらも大変美味しかったそうです。
メニューの中にはシーフードラーメンもありました。スコットランドのラーメン、次回はぜひ試してみたい一品です。
飲み物はビール、カクテル、ワインメニューがあり、種類も充実しています。デザートやソフトドリンク、子供用のメニューも種類豊富で、小さな子供連れにも対応してくれます。
今回はフォース鉄橋近くにあるシーフードビストロ「THE BOAT HOUSE」を紹介しました。
クイーンズフェリーのハイストリートは古い時代に迷い込んだような気分になる、味わいのある通りですし、3つの橋がかかる景色も壮大で興味深い場所です。
レストランは隠れ家のようで、入り口からは店内の様子は見えず、階段を下りて店内に入った瞬間に目の前に広がるフォース鉄橋の景色は圧巻でした。料理も美味しく、スタッフのサービスもよかったです。
今回実際にクイーンズフェリーを訪れてみて、エジンバラの町中だけでなく、こうした少し外れの海辺にも興味深い場所があるんだな、と改めて思いました。
皆さんもエジンバラにお越しの際には、フォース湾辺りにも少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。