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クアラルンプールから南へ約90km。車で1時間半ほどのところに位置する海辺の小さな町タンジュン・セパ(Tanjung Sepat)。漁村やローカルのリゾートなどが点在する地域です。
※以前に訪れた時の記事はこちらになります。
海辺の町タンジュンセパットで過ごす休日
少し行くとドラゴンフルーツ農園があったり、また海が近いため乾物などの特産品が有名です。
そして実は、この町にはカカオ農園があります。
2000年ぐらいから注目され始めたビーン・トゥ・バー(Bean to bar)という製造過程。
カカオ豆からチョコレートまでの工程を全て管理して製造された製品を指します。
リーズ・カカオ(Lee's Cocoa)はタンジュン・セパ(Tanjung Sepat)の農園でカカオを自家栽培してチョコレートを製造しているマレーシアでも数少ないビーン・トゥ・バー(Bean to bar)の生産者となります。
カカオ農園と店舗は約7km離れています。
幹線道路から小さな脇道を入った先にあるカカオ農園では予約制でチョコレート製造体験やカカオについて学べます。
カカオの実は直径20cmほど。
周辺はマレーシアの田舎といった風情でした。
チョコレート工房兼店舗ははタンジュン・セパ(Tanjung Sepat)の中心部にあります。
この辺りは中華系マレーシア人が多く、昔ながらのレトロ感あふれる地域。
店舗内は、スイーツのイートインスペース用にテーブルがあり、6人ぐらいまで入れます。
商品は壁にディスプレイされていていますが、デリケートな商品なのでこちらはサンプルとのこと。
試食をさせてもらうこともできます。
また、自家製スイーツもあり、トリュフケーキ(Traffle Cake)RM12(約360円)、スノーフレークかき氷RM9(約270円)なども。
どちらも甘いだけではなく、カカオ独特のほんのりビターな香りが食べたときにしっかりと感じられました。
これらのスイーツやドリンク類は店内飲食または持ち帰りができます。
購入したのはこの2点。
75%カカオのダーク・チョコレート(Dark Chocolate)RM25(約750円)=写真左、80%カカオのシングルオリジンダークチョコレート(Single Origin Dark Chocolate)RM30(約900円)=写真右です。
どちらも原材料に使われているのが3点しかありません。
カカオマス(Cocoa Mass)、オーガニックのきび糖(Organic Cane Sugar)、カカオバター(Cocoa Butter)です。
シンプルな味わいですが、カカオ豆がしっかりと入っているチョコレートエグみもなく甘さ控えめ。
チョコレートはカカオ濃度が高いと苦味があると思っていましたが、苦味よりも風味の良さが際だっています。
個人的には定期的にお取り寄せしたいと思いました……。
(撮影by逗子マリナ)
※撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止