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マレー系(ムスリム)住民の多いマレーシア。
イスラム暦に基づいて、ラマダン(断食月)が実施され、その期間中は日の出から日没までは飲食をせず過ごします。
一説によると、日中は絶食をするため、イフタール(日没後の食事)で、いきなり体の負担になるような食べものではなく、ドライフルーツやナッツ類など滋養のよい食べ物を食べる習慣があるという話を見聞きします。
ナツメヤシ、オリーブ、ザクロ、ブドウ、バナナ、イチジクはイスラム教で5つのフルーツと呼ばれています。
また、ピーナッツ、カシューナッツ、マカダミアなどのナッツ類はハラール(イスラム教の教えて許されたもの)です。
マレーシアではムスリムの方々がおやつにナッツ類やドライフルーツを食べている光景もよく見かけますし、マーケットやスーパー、ショッピングモールなどでも専門店が多いことに気づきます。
今回は中東のナッツやドライフルーツなどをご紹介します。
デリヴィック・プレミアム(Delivic Premium)は日本人や外国人が多く住むモント・キアラ(Mont Kiara)にあるパブリカ(Publika)という商業施設内にあります。
お店のスタッフの話によると、ほぼ全てのアイテムは中東から直輸入されているとのことでした。
どのような味なのかわからないものも多いのですが、一部試食もさせてもらえます。
中でも印象的だったのがサフランの蜂蜜(Saffron Honey)。
こちらは大変希少とのことでしたが、サフランの風味が蜂蜜の中に溶け込んでいて上品な味でした。RM150(約4500円)
ドライフルーツやナッツ類はさまざまな種類があります。
特にドライフルーツはナツメヤシと呼ばれるデイツ(Dates)、イチジクといった珍しいものから、日本でもなじみの深い柿(Persimon)などがガラスのケースで量り売りされています。
ナッツは殻付きのままのものが鮮やかな色の袋に入っています。オープナーが入っているので自分で割って食べられます。
今回購入したのものは、殻付きマカダミアナッツ(Macadamia With Shell 350g)RM29.4(約882円)、ミックスドライフルーツ(Mix Dried Fruits30g&60g)各RM6(約180円)、RM11(約330円)、ハーブティーRM15(約450円)などです。
マレーシアのばら撒きみやげというと、チョコレート、グミ、インスタントのホワイトコーヒーなどが定番ですが、このような日持ちのするナッツや珍しい果物が入ったドライフルーツもいかがでしょうか。
余談ですが、パブリカ(Publika)の近くにはブルーのドームがとても美しい連邦直轄領モスク(Federal Territory Mosque/Masjid Wilayah/Federal Territory Mosque)もあります。
クアラルンプール中心部から電車での直接アクセスはできませんが、タクシー配車アプリのグラブ(Grab)で15〜20分ほどです。
(撮影by逗子マリナ)
※店内撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止