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【クアラルンプール】中華風の薬膳茶漬け擂茶(らいちゃ)

逗子 マリナ

逗子 マリナ

マレーシア特派員

更新日
2023年9月13日
公開日
2023年9月13日
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カフェが人気のマレーシア。特にクアラルンプールはさまざまなコンセプトカフェがあります。
今回は中華系カフェで「美味しい!」とローカルがおすすめしていたクアラルンプール南部ブキジャリル(Bukit Jalil)に近いローカルカフェに行って、擂茶(らいちゃ/Leicha)を食べてきました。

マレーシアはマレー系(ムスリム)、中華系、インド系の三大民族を中心にした多民族国家です。
ナシレマ、ミー(麺類)、ロティ、トサイなど国民食ともいえるB級グルメ的なメニューが豊富で食には事欠きません。
今回ご紹介する擂茶(らいちゃ/Leicha)の起源は中国の客家(はっか)料理。
中国大陸の北部(広東・広西・江西・福健)などにルーツを持つ中華系の料理です。

擂茶(らいちゃ/Leicha)とは、いうならば薬膳のお茶漬け。
ご飯に漬物、香味、豆類やナッツ類などをのせてそこに薬草のだし(薬草茶)をかけていただくものです。
こう書くと煎じた薬草の匂いが強そうな印象ですが、思ったほどでもない擂茶(らいちゃ/Leicha)がほとんどではないかと思います。

ティー42(T42)は、周囲をコンドミニアムに囲まれた新旧入り混じるエリアにあるショップロット(マレーシア風商店街)にあります。
ローカルショップやフードコートの屋台が並びにあり、緑あふれる外観が目印。

客家(はっか)料理を中心に、ベジタリアン向け、国民食のナシレマに骨つきチキンとカレーが添えられたナシ・レマ・チキン・レンダン(Nasi Lemak Chicken Rendang)や、レモン風味のチキン唐揚げレモン・グラス・チキン・カラアゲ(Lemon Grass Chicken Karaage)などフュージョンメニューなどを提供しています。

涼しげな色合いも食欲をそそる擂茶

擂茶(らいちゃ/Leicha)RM17.5(約525円)をオーダー。
実はここの擂茶(らいちゃ/Leicha)にはもう一種類あって、薬草だしではなくて、鶏だしのスープもあるのだそうです(お店のスタッフ談)。

食べ方としては一気に混ぜて上から薬草だしをかけるか、茶碗に装って少しづつ食べます。

緑茶のようにも見えるが薬草だし

この薬草だしは、クセが強そうな色味ですが実はあっさりしていて緑系の匂いなどが少なめです。
さらに淡いだしが合わさり、口に運ぶたびにその味がはっきりしてくるといった印象です。
中華系の料理は最初の一口から味がしっかりしているのものが多いのですが、擂茶(らいちゃ/Leicha)は後からだしと具材の味が広がってきます。

窓が大きく開放的な店内

ご飯は普通のお茶碗の1.5杯ほど。具材があっさりしているのでどんどん食べられますが、何人かで行って他のメニューも頼む場合はシェアでもいいかな?というぐらいボリュームがあります。
それでもさらっと入るので完食しました。
とにかく後味がよく、熱帯のマレーシアでちょっと疲れた日などにはぴったりです。

擂茶(らいちゃ/Leicha)は、たとえばマレーシアのお茶と関連商品のチェーンのパープル・ケーン(Purple Cane)、専門店、マレーシアの定番喫茶店コピティアム(Kopitiam)など気軽に入れるお店もあるのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

(撮影by逗子マリナ)
※店内撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止

ティー42(T42)

住所
42,Jalan17/155c,BukitJalil,57000KualaLumpur
営業時間
11:30〜20:00※月曜定休
SNS
https://www.instagram.com/t_fortytwo42/
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