【マレーシア】グルメ都市イポーでおすすめの飲茶

マレーシアの中核都市イポー（Ipoh）。
首都クアラルンプールから北へ約300km。車や電車で2時間半〜3時間ほどの距離にあります。
かつては錫（すず）鉱山で大変な賑わいをみせ、今でも街の随所に当時の栄華を残しています。

中国からの入植者が多く、中には莫大な富を築いた者も。
今でも中華系が多い街として知られています。
そのため絶品中華料理が食べられる食通の街としても知られ人気店も多く存在します。
有名なコピティアムチェーンのオールド・タウン・ホワイト・コーヒー（OldTown White Coffee）もイポーが発祥です。

そんなイポーでは本格的な飲茶（ディムサム／Dim Sim）を提供する専門店が市内に点在しています。
今回は以前にお伝えしたフーサン（Foh San／富山茶楼）の道をはさんで斜め向かいにあるミン・コート・ホンコン・ティム・サム（Ming Court Hong Kong Tim Sum／明閣香港點心）に行ってみました。

店内はマレーシアというよりも香港といった感じで、熱気と活気に満ちています。
庶民的な感じでローカルも多く訪れるようでした。
店の人が人数を聞いてテーブルに案内してくれました。
ただし混雑時は相席になることも。

テーブルにつくと、飲み物を聞かれます。
炭酸飲料やジュースなどソフトドリンクもありますが、プーアル茶をお願いしました。
ポットサービスで、茶葉はそのままですが店の奥にセルフサービスで熱湯を入れることができます。

しばらくするとトレイに点心を乗せたスタッフが近づいてきます。
食べたいものを指差すとカットして食べやすいようにしてテーブルに置き、伝票にチェックを入れていきます。
メニュー表はありますが、あまり見ている人はいません。
点心は一皿RM3.8〜6.8（約114〜204円）です。

最初に運ばれてきたのは春巻き（2本）でした。
中はニラとネギで、味がしっかりついているので、特に何かつけなくてもいただけます。
ただ、マレーシア人の料理に欠かせない（？）チリソースは各テーブルに置いてあります。
またセルフサービスですが、なぜかマヨネーズもありました。

蒸し物でシュウマイ（3個）を2種類。
こちらも中の具材に味がついていて、そのまま食べられます。
ダシをしっかりとっているといった味わいでした。
特に海苔巻きシュウマイは、海苔の風味が際立ち珍しいそしてクセになりそうです。

胡麻団子はもちもちで餡も甘すぎず美味しかったのですが、入店した時間が遅かったのか売り切れとなってしまいました。その後、中華風蒸しパン（マーラーカオ／馬拉糕）や、チャーシューまん（チャーシューバオ／叉焼包）、チャーシュー（が入った）パンものなどなど、
パンの中に甘いチャーシューパンは生地がふわっとしているのにもちもちでお腹がいっぱいでもつい取ってしまいました。どちらもチャーシューはマレーシアの中華に多い甘めの味つけです。

飲茶はいらないと思ったお皿ははっきりと断ってもOKです。
むしろ食べたいものだけをトレイからとるようにしましょう。
また何かわからなかったら尋ねてると教えてくれます。
最初にたくさん同じ種類のものをとってしまうと、後から新しい点心やデザートがきたときお腹いっぱいということになってしまうかもしれないので気をつけてくださいね。

ミン・コート・ホンコン・ティム・サム（Ming Court Hong Kong Tim Sum／明閣香港點心）は早朝からランチまでの営業なので、遅めの時間に行くとデザート類が売り切れている可能性があります。
事前にエッグタルトが美味しいと聞いていたのですが、残念ながら午前中に売り切れてしまったようです。
また回ってくる種類も減ってくるので気をつけてください。
また木曜は定休日となっています。
時間によってはかなり待つこともあるので、種類は少ないですが閉店間際が狙い目です。

(撮影by逗子マリナ)
※店内は撮影許可をいただいています。
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