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イスラム教を国教とするマレーシアには至る所にモスクがあります。
一般公開されていることも多く、マレーシアの観光名所の一つとなっています。
マレーシア国内にも有名なモスクがいくつかありますが、クアラルンプール市内最古の1つと言われるのがジャメ・モスク(Sultan Abdul Samad Jamek Mosque/Masjid Jamek Sultan Abdul Samad)です。
モスクのスタッフの方の説明によると元々はこのジャメ・モスクが国立モスクだったのだそうです。設計者はインド人で、様式はインドのタジマハールを模して造られたのだとか。
1909年に建立された当初は300人ほどの収容人数でした。
その後、クアラルンプールの町の発展とともに拡張し、1300人ほど収容できるまでになったのだそうですが、川の合流地点にあるためそれ以上大きくすることができず、近くに建設されたのが1万5000人ほどの収容人数を誇る国立モスク(Masjid Negara/Nasional Mosque)です。
またジャメというのはアラビア語の礼拝所を意味するジャミから由来しているのだそうです。
礼拝時間以外は一般公開をしているので見学することができます。
女性は入り口近くのカウンターでローブを借りて着用します。
男性も短パンの場合はサロンのような布を借りて腰から下を覆う必要があります。
※こちらは無料でレンタルされています。
モスクの両側は川に挟まれているのですが、思ったよりもゆったりとした造られています。
ドーム部分は八角系でランプが5つ。
装飾は至ってシンプルながらも歴史が感じられます。
説明していただいたように、随所にインド風の装飾が施されているのが特徴。
外部にはイスラムの象徴と言われている緑と水(ガーデン)があります。
回廊の外の緑が美しく映えますね。
周囲を眺めると高層ビルに囲まれていて、本当に都会の真ん中ににあるモスクだということがわかります。
当時のゴンバック川、クラン川には象が出没し、また市場があったのもこの付近です。
その当時の様子は川沿いにあるウォールアートに描かれていいます。
映えスポットでもあるので近隣を散策がてらこちらもぜひ眺めてみてはいかがでしょうか。
(撮影by逗子マリナ)
※モスク内責任者より撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止