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ゲンティン・ハイランド(Genting Highlands)といえば、クアラルンプールから約1時間で行ける避暑地であり巨大娯楽タウンああるエリアでもあります。
日本から来客があった時、観光案内で行程の途中ぐらいに挟むとその涼しさに喜ばれることも。
またマレーシアで唯一政府公認のカジノがあることでも知られています。
中国語で天頂と表記されるだけあってまさに山の頂上にあります。
途中に町がありますが、名前がゴトン・ジャヤ(Goh Tong Jaya)といいます。
これは山の上にリゾートをつくり、カジノの本場の米・ラスベガスにまで進出したゲンティングループを一代で気づいたリン・ゴートン(林梧桐/Lim Goh Tong)氏の名前が冠されているのです。
建立にあたり私財の一部を投じたリン・ゴートン(林梧桐/Lim Goh Tong)氏は、出身地の中国の風景に似たこの場所を選びました。
ケーブルカーやアウトレットモールを過ぎ、頂上が見えてくるころに目に入るのが大きな中華門を構えたチン・スウィー・ケーブ・テンプル(Chin Swee Cave Temple/清水岩廟)です。
絶壁に建つ多重塔は螺旋(らせん)階段で登ることができます。
最上階までのぼるとかなり息があがりますが、絶景がのぞめることでも知られています。
晴れていると熱帯マレーシアではなかなか味わえない心地よい風が吹き抜けるのが感じられます。
本堂は岩廟の名のとおり、岩の中にあり荘厳な雰囲気。
とはいえ思ったよりも広く、また外からは美しいゲンティンの山々が見える景勝地でもあります。
本堂向かって左側奥には龍泉水(Holy Water)という湧水がわいていて、病に効くという言い伝えがあるのだとか。水を持ち帰るためにペットボトルを販売しています。
チン・スウィー・ケーブ・テンプル(Chin Swee Cave Temple/清水岩廟)といえば、有名なのがアトラクションともいえる「園世勤(Journey to Enlightment)」です。
仏教の世界で悟りへの道とも訳される世界観を天国と地獄を視覚的に表現したフィギュアを配置した散策路です。
強い印象を与えるシーン続きますが、散策路自体は木々に覆われ汗ばむような日でも涼しさが感じられます。
チン・スウィー・ケーブ・テンプル(Chin Swee Cave Temple/清水岩廟)は標高が高い場所にあるため、天候が変わりやすく霧に覆われることも多いのですが、そうなるとかなり迫力のある見た目となることもあります。
公共の交通機関でアクセスする場合は、バスでアワナ・バス・ターミナル(Awana Bus Terminal)へ、その後ロープウェイのアワナ・スカイウェイ(Awana SkyWay)に乗車しチン・スウィー駅(Chin Swee Station)下車となります。
駅は山の急斜面にあるため、そこからエスカレーターを5回以上乗り継いで到着します。
チン・スウィー・ケーブ・テンプル(Chin Swee Cave Temple/清水岩廟)は宿坊も兼ねているため売店やコンビニ、菜食レストランなどもあるので、覗いてみてはいかがでしょうか。
(撮影by逗子マリナ)
※寺院内は撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止