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こんにちは。
大阪特派員のかおりです。
今回は、奈良県生駒市にある宝山寺の紹介です。
奈良県の生駒山中腹にある宝山寺は、1678年に宝山湛海律師が修行を始めた歴史あるお寺です。
祀られている聖天(大聖歓喜天)は「生駒の聖天さん」として親しまれ、商売繁盛の神様として信仰されています。
お寺の境内や周辺には自然豊かな環境が広がっており、訪れる人々に静寂と平和な空間を感じさせてくれます。
宝山寺へは近鉄電車の生駒ケーブルに乗って行きます。
生駒ケーブルについての詳しい情報は別記事で紹介していますので、こちらをどうぞ。
300台程度の無料駐車場がありますので車で行くこともできますが、ぜひ生駒ケーブルに乗ってみてください。
最寄り駅である生駒ケーブル宝山寺駅は2023年2月にリニューアルされ、レトロをテーマに和洋折衷のデザインになり、駅舎内の照明に暖かみがあるオレンジ色の心安らぐ空間となっています。
過去のケーブルカーの写真や建設当時の工事資料などが展示されたコーナーがあり、100年以上の歴史を感じられます。
宝山寺駅を出ると坂&階段の道が続きます。
後ろを振り返ると生駒市の街並みが見下ろせます。
昔ながらの参拝用品を売っているお店もありますが、おしゃれなカフェなどの飲食店も多くできています。
筆者が10年ぐらい前に何度か行ったナイヤビンギもまだ健在で、こちらはランチ&カフェにおすすめです。
灯籠が並ぶ石畳の参道を進むと一ノ鳥居が見え、宝山寺に辿り着きます。
観光で訪れるお寺というよりは普段から信仰されている方がお参りのために通われているようで、多くの参拝者が般若心経を唱えて熱心にお参りをしていました。
本堂にある本尊の不動明王は湛海律師の作です。
拝殿前の線香場隣りにある木彫の宝袋は、上部に財布を擦り付けると中身を増やしてくれるご利益があるそうで、筆者は知らなかったのですが、やっている方を見て真似してしまいました。
般若経を納めたという拝殿後ろにある般若窟は現在立ち入り禁止になっていますが、崖の中央にある弥勒菩薩像は美しいお姿をしています。
広い境内には両脇にお地蔵様がたくさん並ぶ長い階段、最古の貨幣である和同開珎が出土された多宝塔など、見るべきところが多くあります。
宝袋の形をした陶器製のおみくじは、上部に穴が開いていておみくじの紙が丸めて入れられています。
宝袋は自宅に持ち帰れます。
生駒山の自然を堪能できるお寺。
これからの季節は紅葉も綺麗ですので、ぜひお出かけください。