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オランダの町を歩いていると、とにかくあちこちで見かけたおいしそうなとあるもの。それは、フリット(friet)と呼ばれるフライドポテト!
クレープのようなコーン型の紙にどっさり入って、なにやら上には濃厚そうなソースがたっぷりとかかっており、いつ見てもヨダレが垂れそうになります。
「滞在中に絶対に食べるぞ」と思いつつ、ようやくありつけたのはここデルフトの「フリットプレイン(Frietplein)」ででした。
チキンナゲットやサンドイッチなどのスナックもありますが、やはり同店のウリは自家製だというフリット。メニュー板にも「中サイズが€4.1、大サイズが€5.3」と別途大きく書かれたものがあるので、オランダ語がわからない観光客でも簡単に注文できます。
全部で9種類あるマヨネーズベースのソースはポンプでひと押しのみ、2種類をかけることができます。なかにはサムライ味やトリュフ味なんてものがあり、どれにするか迷います。
お好みのソースをかけたら外の席に出て、市庁舎を眺めながら食べるのがよいですよ。
広場で市庁舎と対をなすのがゴシック様式の新教会。すぐ横にこれまたテラス席を出す、その名も“天使のカフェ”こと「カフェ・デ・エンゲル(Cafe De Engel)」があります。
フリットで乾いた喉を潤すべく、ビールを1杯。どうせなら地ビールをいただきたく、店員さんに訊ねると「Vaas Hertog Jan(€3.25)」を教えてくれました。
新教会を拝むもよし、それを背に反対側の市庁舎を眺めるのもよし、気持ちのよいお天気の下でゆったりとした時間を過ごせます。
その名のとおり、マーケット=市が立つこともあるマルクト広場には、飲食店だけでなく、広場をグルリと囲むように土産店も立ち並びます。
これまで本ブログでは、ニシンサンドやパンケーキ(関連記事)など、さまざまなオランダ名物の食べ物を紹介してきましたが、酪農大国として最後にチーズは外せません。
今回訪れた都市、すべてで見かけた1974年創業の老舗チーズ専門店「アンリ・ウィリグ(Henri Willig Delft)」。デルフトにも、巨大な丸型チーズが窓に並んだおなじみのディスプレイで「チーズモア」のショップがあります。
店内には小さく角切りされた大量の試食が並び、店員さんも積極的にすすめてくれます。数えきれないほどの種類があり、なかにはラベンダー風味のヤギチーズまで!
チーズ以外にもオランダを代表するチューリップの置物や木靴、ストロープ・ワッフルからチョコレートまで、同店だけでひととおりのオランダ土産が揃い、とても便利です。
ほかにもデルフト焼きの食器や小物が買える土産店が多数。ウインドウ・ショッピングだけでも十分楽しめます。時間に余裕がないときでもデルフト観光の中心、マルクト広場だけは絶対に見逃せませんね!