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マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)に隣接するセランゴール州(Selangor)。
クラン・ヴァレー(Klan valley)と呼ばれクアラルンプール首都圏の一部でもあります。
1800年代後半のセランゴール州(Selangor)の王都だったのが、ジュグラ(Jugra)。
クアラルンプールの中心から南西の方向に70km、車で約1時間ほどのところにあります。
マラッカ海峡に近い、ランガット(Langat)川がゆったりと流れ、緑濃きジャングルが残る静かな町です。
1976年に建てられた白い灯台のある丘ブキット・ジュグラ(Bukit Jugra)は、地元の人のハイキングコースとしても知られています。
※丘の頂上まで道路も通っているのですが、訪れたときは麓(ふもと)で封鎖されていて関係者以外車の通行ができないようになっていました。
ただし道路の脇に無料の駐車場があるので、観光で訪れた人はそこに車を止めます。
駐車場にはカフェ、トイレもありました。
鬱蒼と茂る道路の両脇の木々を眺めながら登っていくこと15分ほどで頂上に到着。
私は舗装された道路(車道)を歩いてきましたが、アル・ムタキン・モスク(Masjid Al-Muttaqin)の近くにハイキングコース入口があるのとのことでした。その場合は1時間ぐらいのコースとなるそうです。
雨季のせいもあり天候は晴れたり曇ったりと不安定で頂上に着く頃には遠くで雷鳴が聞こえる天気に。
眼下に色がるのは、ランガット(Langat)川が流れ、永久保護林に包まれたゆったりとした熱帯の風景です。
曇っていたのですが広がる絶景を眺めていると、気分ものんびりしてきます。
また三輪バイク(trike)でヘアピンカーブの続く道を楽しむアトラクションもあります。
こちらはスピードを楽しむのではなく、絶景を眺めながらドライブができるのだそうです。
そしてブキット・ジュグラ(Bukit Jugra)で有名なアクティビティといえばパラグライダー。
また、ツアーも催行されていて初心者でもタンダム(経験を積んだパイロットと2人乗りで飛ぶスタイル)で飛行できるので人気となっています。
※費用は20分のフライトでRM250(約8032円)。催行会社によって若干異なります。
この日も地元の人たちが集まって、パラグライダーを楽しんでいました。
急勾配を勢いをつけてくだり、フワッと空に舞い上がり飛んでいく姿は見ていて飽きません。
パラグライダーは1年中できるのだそうですが、ベストシーズンは乾季となる4月〜10月ぐらいまでとのことでした。
ブキット・ジュグラ(Bukit Jugra)から10kmほど行くと、マラッカ海峡に面したビーチが広がっています。
海と山と緑に囲まれたエリアがコンパクトにまとまっていて、手軽に自然を楽しめるのがポイントです。
(撮影by逗子マリナ)
※パラグライダー撮影には許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止