
パリのプランタン・オスマン本店にある歴史的建造物の大階段が40年ぶりに一般公開
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いよいよ11月も終わり。パリは至る所でクリスマスの飾り付けが進んでいます。百貨店の年末装飾はこの時期の風物詩です。市内オスマン通りにあるパリ・オスマン本店のクリスマス装飾をご紹介します。
パリにある百貨店の中でも、早めの11月9日にクリスマス装飾をスタートさせたのがプランタン・オスマン本店です。オープニングセレモニーには、フランス人俳優カトリーヌ・ドヌーヴさんが登場し、クリスマス・ショーウインドーのお披露目を行いました。
今年のプランタンの装飾テーマは「紙のクリスマス、願いは叶う」。テーマ通り装飾が紙で作られています。17万枚もの紙を使用し、総勢150人のスタッフが650時間(3週間)以上かけて作られたそうで、恒例のマリオネットも全て紙。95体の人形が、通りを行き交う人の目を惹きつけます。
今年は、年末になるとフランスではスーパーなどで多く見かける金色の包み紙のチョコレート「フェレロ・ロシェ」のショーウインドーもあります。
プランタンのクリスマスは、今年はプラダとコラボレーションしています。ウィメンズ館の中央エスカレーター部分には、プラダの特設売り場が設置され、ホリデーシーズンの特別感をさらに高めています。
地上階には、プランタンがセレクションした雑貨などを扱うコーナーがあり、プレゼント探しにぴったりです。
ウィメンズ館に入ったら順に上へ登ってみましょう。なかでも6階は必見。ここは頭上にクーポール(丸天井)を眺めながらショッピングできる、とっておきのフロアです。
現在は、この時期に合わせたいダウンやコート類など、代表的なウインターブランドが並べられています。そして中央には、トナカイと雪化粧を施されたクリスマスツリーが飾られた記念写真スペースが。この時期の気分をより盛り上げてくれます。
6階まで来たら、レストラン「ブルー・クーポール」もおすすめです。煌びやかな丸天井の真下で食事を楽しめます。そして、もし余力があるなら、今夏40年ぶりに公開された大階段を使って登ってみましょう。プランタンの歴史を実感できます。
ここまで来たら、さらにもう一つの上の7階「ル・セッティエム・シエル」へ。ここはサステナビリティを意識したフロアで、ハイブランドのセカンドハンドなどを扱っています。
7階からはテラスに出ることができます。テラスからはパリの町並みと共に、エッフェル塔も眺められます。ショッピングに訪れたときは、建物丸ごとプランタンを楽しみ尽くしたいですね。