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没後100周年を記念して、スペイン各地で19世紀後半から20世紀のはじめにかけて活躍し光の画家と呼ばれたソロージャの特別展が開かれています。
スペイン政府観光局日本語ページでも紹介されています(こちら)。動画もあるのでよかったらご覧くださいね。
バレンシアのバンカハ財団では、10月5日から来年の2月18日にかけて『Sorolla a través de la luz(光の中のソロージャ))』という特別展を開催しているので、先日観に行ってきました。そして感動!!
この特別展ではソロージャのオリジナル作品が45点展示されています。うち20点はニューヨークから取り寄せたもの、また5点は個人所蔵のもの。つまり、半数は普段スペインではなかなかお目にかかれない作品ということになります。
最近流行のデジタルアートとでもいうのでしょうか、展示室の壁360度にソロージャの絵や当時の写真、資料などが映し出される試みもありました。「オリジナル作品に敵うわけない」と軽く考えていたのですが、実際に観てその考えを改めました。音楽に合わせて大きく映し出されるソロージャの絵に囲まれると感動が沸き上がってきます。15分ほどの動画なのですが、なんと3回も観てしまいました。
展示の最後には、3Dゴーグルをつけて臨場感あふれる3D映像を体感するスペースがありました。これは初めての体験。私は近視に複視という視力の問題を持っているので、楽しめるか不安でしたが大丈夫でした。ゴーグルをつけると足元に矢印が現れ、それに沿って歩きながら目の前に広がるバーチャルな世界を楽しみました。ほかの人とぶつからないように、誰かが近くにいる時はちゃんとわかるようになっているのでぶつかる心配はありませんでした。
単なる作品展示だけではないので、今回の入場料が14ユーロとバレンシアでは破格に高いわけがわかりました(苦笑)。でも、その価値は十分にあります。年が明けたらもう一度行きたいと思っています。
ソロージャ好きの方は必見です!!