キーワードで検索
コロナ禍は閉じていたシャルル・ド・ゴール空港第1ターミナルが、改装を経て2022年12月1日から再び運用始まり、約1年が経ちました。改装により建物内が綺麗になっただけでなく、搭乗までの動線や免税店などの配置も変わりました。この1年間、同ターミナルを使ってみて、利用者が迷うかもしれないと思ったのが、パリから羽田などEU圏外へ飛ぶ場合のラウンジについてです。
ANAなどスターアライアンス系の航空会社が利用するシャルル・ド・ゴール空港第1ターミナル内には、EU圏外へ向かう旅客向けの制限エリア内に、スターアライアンス・ラウンジが2ヵ所あります。一つは出国後の手荷物検査前に、もう一つは出国後そしてて荷物検査後の免税店エリアです。
前者は、第1ターミナル改装前からあったラウンジで、後者は改装後の2023年10月13日から運用が開始された新しいラウンジです。前者は手荷物検査の前にあるため、搭乗開始時間ギリギリまでラウンジで休憩することができません。その不足点を補ったのが、後者のラウンジです。
なお、2022年12月の第1ターミナル改装オープンから2023年10月の、免税店エリアのラウンジ開業前までは、同エリアにスターアライアンス・ラウンジはなく、ANAではない他の航空会社に対応したラウンジのみでした。そのため現在は、搭乗開始時間ギリギリまで、より落ち着いて待てるようになりました。
海外の空港ラウンジの利用に、プライオリティパスを使う人も多いと思います。プライオリティパスとは、世界各国の空港ラウンジにアクセスできるプログラムのこと。年会費を払い入会するほかに、クレジットカードの上級会員の場合、サービスとして付帯していることがあります。
シャルル・ド・ゴール空港第1ターミナルにあるこの2カ所のスターアライアンス・ラウンジは、スターアライアンス系航空会社のビジネスクラス以上の旅客や上級会員であれば、2カ所どちらのラウンジも無料で利用できますが、プライオリティパスに対応しているのは、手荷物検査前にあるスターアライアンス・ラウンジのみです。
そのため、出国後の手荷物検査場を通ってしまうと、プライオリティパスによるラウンジ利用はできませんので、注意が必要です。