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エッシャー 不思議のヒミツ展を見に佐川美術館へ行って来ました。
佐川美術館があるのは、守山市。
琵琶湖畔の豊かな自然に囲まれたところにあります。
「水に浮かぶ美術館」と称される「佐川美術館」は
1998年(平成10年)に佐川急便創立40周年を記念して開館しています。
敷地には大胆に水を配し、水と近代建築の何処にもない唯一無二の神秘的な空間が広がっています。
水庭の中にある「蝦夷鹿」は、札幌で開催された冬季オリンピックを記念して、1971年に制作された作品です。
モノトーンを基調とした建物は、直線的な大屋根にそれを支える柱が規則正しく並び、
厳かな神殿をも連想します。自然環境と調和する建築は高く評価され、グッドデザイン賞をはじめ
数々の賞を受賞しているそうです。
佐川美術館がオープンしたのは、1998年。飛脚のマークで知られる佐川急便が、創業40周年事業の一環として、
芸術・文化の振興と発展への貢献を目指したのが始まりです。
佐川急便の創業者はもともと美術に造詣が深く、自らの収集品で美術館を開くのが悲願だったそうです。
創業者亡き後、その遺志を継ぎ、世界に通じる最高峰の美術品を収蔵した美術館として開館され今にいたっています。
エントランスから本館の入口へは、水庭に沿った回廊を歩きます。
回廊横に広がる水を眺めながら、館内へと進んで行きますが、
まるで湖面を歩いているような感覚にもなります。
いよいよ館内への入口です。
エッシャー 不思議のヒミツ展。
佐川美術館では昨年末から開催されていて、この日、2月25日が最終日でした。
エッシャー展に限り、撮影OKの表示です。
マウリッツ・エッシャーは(1898-1972)、木版画、リトグラフ、メゾティントなどの
版画制作で有名なオランダ人画家。
建築不可能な構造物や、平面を次々と変化するパターンで埋め尽くしたものなど、
非常に独創的な作品を作り上げ、その作品のバリエーションは、トロンプ・ルイユ(だまし絵)のような
錯視を利用したものから、数学的・工学的なアプローチを使ったものまで幅広く、
今なお世界の人々を魅了し続けています
本展では、エッシャーの初期から代表作にいたるまで、150点を超える作品を展示されていました。
今日までのトリックアートブームを牽引してきたその画業の全容が紹介され、
不思議のヒミツに迫っていました。
また、館内ではエッシャー作品の面白さをさらに実感するために、錯視や視覚の原理を利用した
体験コーナーも合わせて紹介されていました。
鏡の部屋の中は、こんな感じ。
佐川美術館で開催されていた、エッシャー 不思議のヒミツ展。
視覚の魔術師、エッシャー が仕掛けた不思議な世界を満喫した作品展でした。
「エッシャー 不思議のヒミツ展」は、この後、富山会場・愛知会場と会場を変えて開催されます。