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イースターといっても、日本ではあまりなじみがなく、
結局なにをする日なのかよくわからない、
という人も多いと思います。
まあ詳しいことは詳しい方に説明していただくとして
簡単に言いますと、
「キリスト教、カトリック教において
イエス・キリストが十字架にかけられて処刑され
その後「復活」したとされている、その一連の流れを記念する日々」
と言えるのではないかと思います。
そのため、クリスチャン、カトリック教徒たちにとっては非常に大切な日々。
そうでもない人にとっては、日本のゴールデンウィークのようなものです。
これまでにも、コロンビアのイースターについて
何度か記事を書いているので、繰り返しにはなりますが、
コロンビア人たちはこの間何をしているのか、簡単にご紹介します。
イースターは、スペイン語でSemana Santa(セマナ・サンタ)=聖なる週、と言います。
セマナ・サンタは、日本のゴールデンウィークと言いましたが
何月何日から何日までなのかは暦によって変わり、今年は3月31日の日曜日が最終日。
一方、去年は4月の頭までだったはずです。
多くの学校や大学はお休み。ですが、毎日が祝日であるというわけではないため、
その週の間でも、平日は大学の授業がある人も多いようです。
お仕事も人それぞれ。平日を挟むため、いわゆる「赤日」以外は
通常営業というところが多かったみたいですね。
これを利用してみんなが何をするのかというと、
基本的に敬虔なカトリック教徒たちは教会に行ったり、祈ったりするのだそう。
一方、そこはあまり気にしないという人たちは
旅行に行ったり、家で家族とゆっくり過ごしたりすることが多く、
レジャー施設などは混み合っています。
スーパーなどでは、ビーチーやプールに出かける人たちのため、
水着などが全面に出されていました。
各国、イースターに食べる特別なお菓子や食事がある、
というところがあるようですが、
ここコロンビアでは、残念ながら特にありません。
ですが、その反対に、食べないものがあります。
それは、
赤肉!
正確には、イースターの間ずっとではなく、
「聖なる金曜日」と呼ばれる、イエス・キリストの死を記念する日に、
赤い血や死を連想させる赤肉を食べない、という宗教的な理由から。
だからこの日は、
1年でいちばん、お肉屋さんの売上が低く、
お魚屋さんの売上が上がる日なんです。
私の住んでいるボゴタは海がないため、
新鮮な魚が手に入りにくいのですが、
この日ばかりは、鮮魚店も品揃えよくしているのでしょうね。
近所の魚屋さんは繁盛していそうでした。
ちなみに、赤肉でなければいいので、
鶏肉を食べる人も多いんですよ。
ディズニーランドなどでは、
イースターになると「エッグハント」があったり、
うさぎのキャラクターが全面に出るなど
「うさぎと卵」というイースターの象徴が有名ですね。
でも、ここコロンビアではそのどちらもあまり出てきません。
理由は不明ですが、宗教的あるいは文化的なものなのでしょう。
輸入品が多いお店では、いろいろ売っているかなと思い、
探しに行ってみたのですが、まったく見つからず……。
クリスマスには、いかにもなものがたくさん揃っているんですけどね。
なかなか不思議でした。
それではみなさま。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
¡Chao!