キーワードで検索
レストランやカフェで実際に提供される料理の見本として店頭に展示されている料理の模型である食品サンプルは大正時代の日本で始まり、リアルさと美しさで海外からも人気です。食品サンプル作りを体験できるところが大阪市の難波(なんば)にあります。
大阪市の難波にある千日前道具屋筋商店街は、料理道具や調理器具専門の商店街です。
東京でいう合羽橋道具街みたいな感じでしょうか。
食品サンプル作りを体験できるお店が、この商店街に筆者が知っているところで2店舗あります。
そのうちのひとつ、R&M(アールアンドエム)に行ってみました。
店内には本物そっくりのリアルな食品サンプルがたくさん並んでいます。
業務用の大きなサンプルもありますが、大阪らしいたこ焼きやお好み焼きをキーホルダーやマグネットにしたものはお土産にもおすすめです。
体験場は店舗から1分ほど離れたところに案内されます。
食品サンプル体験はたこ焼きやお好み焼き、スイーツなどいろいろ選べますが、天ぷら&レタスを選びました。
こちらのお店だったかは覚えていませんが、テレビでレタスを作るのを見たことがあって一度体験してみたかったんです。
衣をつける前の天ぷらの具材のえび、れんこん、さつま芋、しいたけ、ししとうの5種類は最初から作ってあり、体験は衣をつけるところからです。
真ん中の色つきの液体がロウで、両側はぬるま湯です。
食品サンプルはロウでできているので、溶けた状態のロウをお湯に落として作ります。
ロウをすくってお湯に落として衣を作り、その上に具材をのせて衣をつけます。
簡単そうに見えますが、もたもたしているとロウが固まってしまうので、手早く作るのがポイントです。
美味しそうに見える天ぷらを作るために、具材によってどこに衣をつけるのか、どんなふうにつけるのかが違うのですが、スタッフの方が親切に教えてくれますので大丈夫です。
続いて、丸ごとレタスを作ります。
白と緑のロウを薄く広げ、お湯に沈めながら伸ばしてさらに大きくし、くるくる丸めて球状にします。
温めた包丁で半分に切って断面を作り、水で冷やして固めて出来上がりです。
お湯の中で大きく広げるところは難しいので、スタッフの方に手伝ってもらいながら作ります。
お惣菜を入れるパックに入れると本物みたいでしょ。
あまりのできばえに、家のダイニングテーブルに3セット並べたら本当に間違えてしまいそうでした。
所要時間は3人で順番にやって30分でした。
予約は電話のみで、当日朝に電話したのですが、空きがあったので体験することができました。
一度食品サンプルを作ってみたかったのは子どもではなく筆者で、体験は小学生以上からにはなりますが子どもはなおさら絶対にやってみたい! と思います。
場所は大阪でもディープな場所で、大阪らしいと言えばまさにザ・大阪なところですので、観光のついでにぜひ体験してみてください。