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ミニチュア鉾を訪ねてお囃子流れる四条通りを歩いてきました。
祇園祭は約1ヵ月にわたり行われる長いお祭りです。
今は後祭りが行われています。後祭の日程は、21日(日)~23(火)が宵山。24日(水)が山鉾巡行となります。
まずは、四条通にお店を構える人形の「田中彌」さん。
人形の「田中彌」さんは、1808年創業以来、200年にわたって人形商を営む老舗です。
雛人形、五月人形といった節句人形から市松人形、木目込み人形、
風俗人形、祇園祭山鉾ミニチュア、まで多彩な商品が揃うお店です。
七月のウィンドウは祇園祭。
くじ取り式順に山鉾が並んでいます。
巡行は、橋弁慶山から始まり北観音山・黒主山・鯉山・鈴鹿山・南観音山・浄妙山・八幡山・
役行者山・鷹山・大船鉾と続きます。
店内の入口近くでは、白馬にまたがるお稚児さんの道中姿、
祇園祭「社参の儀」が飾られています。
色紙の俳句は、京都生まれの俳人・山口誓子さん(1901~1994)の句。
「南北の 夜の通風に 祇園囃子」 山口誓子
お店の奥に進んで行くと、見事な山鉾が展示されていました。
勇壮に進んで行く巡行の様子が伝わって来ます。
そして、店内奥の京町家に飾られているのは、山鉾や人形さん。
この日(21日)京都の気温は38℃でしたが、猛暑を忘れる
涼しげな眺めを、ありがとうございました。
田中彌さんから、四条通りを西の方に10分ほど歩くと大丸京都店です。
ショーウィンドウには、大船鉾の再建時の参考にされた、
瀧尾神社の木彫りの龍頭が展示されています。
大丸の一階では祇園祭関連の展示が行われています。
各山鉾、全34種の粽も展示されていました。
こちらは、10分の1のスケールで精巧に作られた長刀鉾。
この長刀鉾は、昭和6年頃の制作で細部にまで精巧に作られています。
当時の費用で家一軒位は、かかったともいわれています。
山鉾を飾る懸装品や織物や金細工も忠実に再現されていて、
囃子方の着物の帯の結び方まで、細かく表現されています。