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【鹿児島市仙厳園の猫神社】猫好きさん必見!御朱印やかわいいお守りをお土産に

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2024年9月7日
公開日
2024年9月7日
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鹿児島市にある名勝、仙厳園にたたずむ猫神社は、猫好きや動物愛好家にとっては必見のスポットです。島津公にまつわる歴史的な背景を持つ猫神社は、全国でも珍しい存在であり、猫神様が持つご利益に多くの人が魅了されています。この記事では、犬猫好きやパワースポット巡りがお好きな方におすすめの鹿児島の猫神社についてご紹介します。

中で猫神様にお祈りをしている人がいるため、筆者は猫神社の入口の外で待つことにした。

仙厳園について-島津公の愛猫が猫神様になった猫神社

参拝前に手水舎で手や口を清める。筆者が訪れた8月は、園内でほおずきの展示が行われていた。

鹿児島市の吉野町に位置する名勝、仙厳園(せんがんえん)。仙巌園は、1658年に19代島津光久によって築かれた別邸です。歴史的に南九州は、鎌倉時代から江戸時代ごろまで島津家により治められてきました。

この仙厳園の中に、全国的にも珍しい猫を神様として祀った猫神社があります。
当時の島津義弘公が、文禄・慶長の役(1592~1598年)に戦へ連れて行った7匹の愛猫の中から、2匹を猫神として祀りました。この猫神社には、連日、全国各地から愛猫やペットの祈願で多くの人々が訪れています。猫神社に建てられている石碑によると、猫神様は、百日咳にもご利益があるとのことです。

世界文化遺産にも登録されている仙厳園の見どころのひとつは、その手入れをされた美しい庭園です。特におすすめなのが、御殿の前にある庭園から見る鹿児島の風景です。この庭園からは、桜島や錦江湾が眼前に広がり、すてきな写真を撮ることができます。あまり見学する時間がないときは、最初からこの場所へ直行してみるのがよいかもしれません。

仙巌園では、園内に散らばる薩摩の歴史を伝えるさまざまな施設を見学することができます。園内を見学したあとは、仙厳園の出口を出た正面にある尚古集成館や島津薩摩切子工場(ショップも併設)などの施設、鶴嶺神社などの訪問もおすすめです。
筆者の見解ですが、仙厳園の主要なスポットを駆け足で見るのであれば、1~2時間ほどで廻ることができるかと思います。3〜4時間ほど(半日程度)あれば、園内のお散歩をしたり、ランチやお茶の休憩も楽しめます。

仙厳園では、伝統文化体験教室や季節ごとの展示イベントも頻繁に開催されています。どのシーズンに訪れても新鮮な魅力があります。例えば、カフェや休憩処では、鹿児島名物のかき氷「しろくま」や両棒餅などの特産品を堪能できます。おいしくてかわいいかき氷「しろくま」を食べられるカフェについては、こちらの記事をご覧ください。2024年9月12日号 【鹿児島市】鹿児島名物「しろくま」のかき氷を食べよう!仙厳園茶寮

島津公の2匹の愛猫を祀る。猫神様にお祈りを捧げる人があとを絶たない。

伝承によると、島津公の猫神社は、かつては鹿児島城の北端の城山の尾根のふもとの護摩所にありました。明治維新以降に鹿児島城が軍部に移譲された際に、猫神社は今の仙厳園へと遷されました。
護摩所には、城下町に時間を告げる鐘が備えられていました。義弘が戦場に猫を連れて行ったのは、猫の瞳孔の開閉の様子から時刻を推測していたためといわれています。このため、猫神社の猫神様は「時の神様」とも称されます。

仙厳園の猫神社へのアクセスの方法

愛猫やペットの健康を願うたくさんの絵馬。

仙厳園へのアクセスは、バスか車になります。
JRの日豊本線が仙厳園のすぐ脇を通ってはいますが、最寄り駅からは遠いため、おすすめしません。バスの場合は、鹿児島市交通局運営の鹿児島市の観光地を巡回する「カゴシマシティビュー」バスの利用が便利です。全コースで大人乗車1回あたり230円で、とても便利なバスです。バス停「仙厳園前」で下車をします。詳細は、ページ下部「基本情報」にある鹿児島市交通局のホームページをご覧ください。
タクシーもしくはレンタカーで行く方法もあります。目安として、仙厳園は鹿児島中央駅から20分くらいの距離で到着します。霧島市にある鹿児島空港からは、姶良IC~国道10号線を経由してくると約40分です。桜島フェリー桟橋からは10分くらいで到着です。

猫神社のお土産-御朱印、絵馬、お札、お守り、猫グッズなどがおすすめ

「猫神社守護」のお札や絵馬。愛猫の幸せと健康を祈願するお札は仙厳園限定商品。

猫神社のある仙厳園では、御朱印(参拝記念証)や絵馬、お札、ペット用/人用のお守りなどのさまざまな商品が販売されています。これらは、園内にある2~3カ所のショップで購入できます。そのひとつに、猫神社から一番近いお店でしたら、民芸品「紙ふうせん」があります。

愛猫の幸せと健康を祈る「猫神社守護」のお札は、鹿児島の仙厳園でしか手に入らない希少なお札です。
筆者も先日、目の病気を患った実家の猫のために、痛みもなく早く治るようにと、猫神社にお参りをしました。こちらのお札とペット用のお守りを購入し、神奈川の実家の母宛てに送りました。

そのほかには、たくさんのかわいい猫グッズが売られています。猫グッズを買うなら、園内の両棒餅の販売所の隣の土産処「薩摩のれん」に多くの商品が集中しています。猫神社の力を帯びるお守りやお札は、猫やペットを愛する人へのプレゼントとしても大変喜ばれます。猫関係のコレクションとしても最適です。

ペットの健康と安全を守るペット用のお守りも販売されている。

まとめ-南国鹿児島の旅行はおもしろい!

この記事では、犬猫・動物好きやパワースポット巡りがお好きな方におすすめの鹿児島の猫神社についてご紹介しました。猫神社は、時の島津義弘公が祀った2匹の猫を起源とする神社であり、多くの人が愛猫やペットの祈願参りに訪れています。鹿児島の猫神社を訪れて、猫神様からのご加護を感じてみてください。
猫の御朱印やお札、お守りは、鹿児島の猫神社限定の希少なアイテムであり、縁起物としても注目を集めています。

猫神社のたくさんの猫グッズ。

仙厳園の猫神社の基本情報

名称
猫神社(仙厳園)
住所
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
電話番号
099-247-1551
開園時間
9:00〜17:00年中無休
URL(仙厳園)
https://www.senganen.jp/
URL(鹿児島市交通局のカゴシマシティビューバス)
https://www.kotsu-city-kagoshima.jp/sakurajima-tabi/
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