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鹿児島からこんにちは!奄美大島の赤尾木集落に、ハートロックと呼ばれるすてきな観光スポットがあります。白い砂浜が干潮になると海岸に現れる自然の造形、ハート型の潮だまりは、パワースポットとして知られています。特に恋愛のパワーを象徴するエリアとして注目を集め、写真を撮って待ち受けにすると恋がかなうとまでいわれています。この記事では、美しいハートロックを見るためのコツなどを紹介します。
奄美大島の龍郷町の東側にある赤尾木湾。
赤尾木の海岸に、干潮になると現れるハート型の潮だまりがハートロックです。ハートロックは、潮位80cm以下の干潮時の波が穏やかなときに見ることができます。満潮時は、ハートロックは水の中に入ってしまうため、見ることはできません。よって、下部の次の段落にある潮見表をチェックして干潮時に行くことがポイントです。1月から3月の干潮時に訪れると、ハートはアオサという緑藻に囲まれてまた印象が変わります。
ハートロックへのアクセスは、駐車場に車を停めてからは、緑の草木が生い茂る森の中のすてきな小道を歩いていきます(奄美大島は毒蛇ハブがいるため、十分注意してください。実物のハブを見たい方は、奄美市名瀬長浜町の「奄美観光ハブセンター」を訪問してみてください。ここでは生きたハブが飼われていて、15~20匹くらいを見ることができます。ハブは昼間はあくびをしたりして、ゆったりと過ごしていました)。
この森では、アダンの木やクワズイモなど、奄美特有の動植物にあうことができます。
筆者がハートロックを訪れた際には、この小道でウェディングドレス姿の新婚カップルの記念撮影の風景に出くわしました。森の中の小道では、大河ドラマ「西郷どん」のロケが行われました。足元に注意しながら、南国のエキゾチックな風景を楽しむ旅に出かけましょう!
ハートロックから行ける近くの観光スポットには、きれいなビーチで有名な手広海岸や用安海岸、二つの海が見える丘の加世間峠、大島紬村、奄美自然観察の森、西郷松から彫られる西郷隆盛と愛加那の彫刻を展示するりゅうがく館などがあります。
龍郷町には、ホテル、民泊などの宿泊施設は数十はあります。奄美大島の観光をするなら、奄美大島で一番の大きな街の奄美市中心部に宿泊して、そこを起点にあちこち行くのも便利です。
ハートロックへのアクセスの仕方は、奄美空港からはざっくりいうと「奄美市中心部」へ向かう方向で車を走らせます。ハートロックまでは、奄美空港から30分ほどで到着する距離です。カーナビやGoogle Mapのナビなどに「ハートロック」と入れると、目的地までの行き方が表示されます。ずっと走っていると、青色の道路標識にハートロックと書かれたものが出てくるため、それに従い細い道を入っていきます。
ハートロックの駐車場ですが、県道82号竜郷奄美空港線を左折して最後の道に入ると、やがて左手にハートロックへの森の小道の入口が見えてきます。小さな看板が立っています。その小道の入口を過ぎ、さらに80メートルほど進みます。すると駐車場は、同じ左手にあります。駐車場の正面(進行方向の右手)に赤茶色の建物の「障がい者支援施設 星の園」があるのが目印です。
駐車場で車を停めてから、海岸にあるハートロックに着くまでは、トータルで5分くらい歩きます。
森の小道を2~3分歩いて抜けると、目の前に砂浜と海が現れます。砂浜に出たら、そのまま波打ち際まで行き、さらに右の方向に歩いていくと、岩場のかたまりが2つ出てきます。2つめの岩場にハートロックがあります。
海岸の岩場にあるハートロックを見ることができるのは、干潮時です。干潮時で、さらに潮位が80cm以下になる時間ならば、くっきりときれいに現れます。
こちらの潮見表を参考に、ちょうどよい時間帯に訪れてみてください。
ご参考までに、こちらの記事で筆者がハートロックを撮影したのは、2024年9月1日(日)の13時31分です。筆者のほかに、5~6人の観光客が訪れていました。
URL(気象庁|潮汐・海面水位のデータ)|https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=O9
今回は、奄美大島のかわいいパワースポット、ハートロックをご紹介しました。
奄美大島のハートロックは、干潮時にのみ現れる天然のハート型の潮だまりであり、自然の美しさと恋愛のシンボルとして、多くの人々に愛される場所です。ハートロックを見つけるためには、干潮を狙って訪れることがポイントです。
手つかずの自然が残る奄美大島では、誰もが日常の喧騒から離れてリフレッシュする貴重な時間を過ごすことができます。奄美の魅力に触れる旅で、心に残るすてきな体験をしてみてください。
奄美大島のかわいいパワースポット、ハートロックがあなたに幸せと愛をもたらすことを願っています。安全に楽しい旅をお過ごしください。