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皆さんは「しろくま」というかき氷をご存じでしょうか?鹿児島で愛される「しろくま」は、その白熊のユニークな見た目と濃厚な味わいで多くの人々を魅了してきました。本記事では、鹿児島が発祥のしろくまの魅力にせまり、鹿児島でこの名物かき氷を味わえるお店をひとつご紹介します。おいしいしろくまを食べながら、鹿児島の伝統を感じてみてはいかがでしょうか!
美しい自然や温暖な気候、そしておいしいグルメが魅力の鹿児島市。
年間を通してたくさんのツーリストが訪れる、人口約60万人の鹿児島湾に面した都市です。
鹿児島名物のかき氷「しろくま」は、地元の方々だけでなく観光客からも愛されているスイーツです。
しろくまの誕生については諸説ありますが、昭和のはじめの頃、鹿児島の綿屋さんがつくったかき氷がその始まりとされています。この綿屋さんは、夏の間、かき氷を売ることにしました。かき氷の味付けは練乳です。当時、練乳が入っていた缶に白熊のレッテル(白熊の絵)がついていました。そのため、その白熊から、かき氷を「氷白熊」という名前にしました。トッピングは、たくさんのフルーツでおこないました。すると、その甘くておいしい「白熊」かき氷は話題となり、鹿児島市内のいろいろなお店がまねるようになりました。今では鹿児島の名物として知られ、おそらく鹿児島県民には、かき氷「しろくま」を知らない人はいないでしょう。
濃厚な練乳の風味豊かなシロップがかかった「しろくま」は、ひんやりとした氷の食感と甘さのバランスが絶妙で、一度食べるとやみつきになること間違いなしです。
フルーツがたっぷりのった鮮やかな色合いと、くまさんのユニークな見た目もSNS映えする要素満載。鹿児島県を訪れたなら、南国の風情とともに、かき氷「しろくま」を存分に楽しんでみてください。鹿児島県内、とくに鹿児島市内では、たくさんのお店で「しろくま」を味わうことができます。
鹿児島市の名勝、仙厳園には、かき氷「しろくま」を味わえるカフェ「茶寮」があります。
仙厳園茶寮の「しろくま」は、思わず写真を撮ってしまいたくなるような、キュートなかわいい姿で人気を集めています。鹿児島には、かき氷「しろくま」をつくるお店はたくさんありますが、筆者の中では、こちらのしろくまのかわいさはトップレベルです。しろくまの目や鼻はフルーツなどでトッピングをしてつくりますが、うまくつくらないと、しろくまなのか、なんの動物なのかわからなくなってしまいます。白地のところに白いくまをつくるのは、意外と難しいのです。
店内は和風モダンな雰囲気で、落ち着いた空間が心地よいひとときを演出しています。軽食や鹿児島の銘茶、名菓などを楽しむことができます。四季折々のものがいただけるようにと、「茶寮」のメニューは、おおよそシーズンごとに新しいものが登場しています。
また、かき氷「しろくま」には、自分でつくれる「つくれる白くま」980円(税込み)もあります。これは、かき氷と一緒についてきたフルーツを使って、自分でオリジナルのしろくまをつくることができるメニューです。(2024年9月10日現在の情報)
猫神社などがある「仙厳園」は、鹿児島市にある歴史ある庭園で、世界文化遺産にも登録されている名勝です。仙巌園は、1658年に19代島津光久によって築かれました。仙巌園では、園内に散らばる薩摩の歴史を伝えるさまざまな施設を見学できます。見どころのひとつは、その手入れをされた美しい庭園です。庭園からは、桜島や錦江湾が眼前に広がる絵葉書のような景色を楽しむことができます。
この仙厳園の中に、今回この記事で紹介をしたカフェ「茶寮」があります。鹿児島を訪れる際には、仙厳園を訪れて、歴史と自然が織りなすゆったりとした雰囲気を満喫してみてください。
仙厳園の見どころやアクセスの方法については、下記の記事をご覧ください。
2024年9月7日号 【鹿児島市仙厳園の猫神社】猫好きさん必見!御朱印やかわいいお守りをお土産に
今回の記事では、鹿児島のかき氷「しろくま」についてご紹介しました。「しろくま」を味わえるお店は、鹿児島市内にたくさんありますが、こちらの仙厳園のカフェ「茶寮」で提供されるしろくまは、そのかわいい姿形から多くのファンがいるしろくまです。また、しろくまを自分でつくりたい方のために「つくれる白くま」というメニューもあります。鹿児島を訪れた際には、名物の「しろくま」や鹿児島の伝統的な味わいを楽しめる仙厳園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。