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スカンセン(SKANSEN)
1891年に設立されたスカンセンは、世界最古の野外博物館で、ストックホルムのユールゴーデン島の中心にあります。
スウェーデン民芸の父・アルトゥール・ハゼリウス(Artur Hazelius)が開園した世界初の野外博物館には、スウェーデン全土から移築された160以上もの代表的な家屋や農園が点在しています。
歴史を通じてスウェーデン人が暮らし、働いてきた様子を紹介しています。
30ヘクタールの広大な園内には動物園や水族館、工房街やミュージアムショップもあり、大人も子供も楽しめ、観光客のみならず、スウェーデン人にも大変人気があります。
ストックホルムのユニークで美しい景色を眺めながらの散策は、どこを切り取っても絵になります。
季節ごとに行われるイベントをスカンセンで体験できたらラッキーです。有名な夏至祭りをはじめ、クリスマスマーケットやイースターなど興味のわくイベントがたくさん。タイミングを合わせて出掛けてみるのもおすすめです。
写真掲載の許可はストックホルム宮殿から事前に得ています。
工房の街(Stadskvarteren)
スカンセンに入場して、左方向にあるエスカレーターで丘の上に着くと、そこには昔から今をつなぐスウェーデンの暮らしに触れられる、工房の街(Stadskvarteren)が形成されています。
雑貨屋やパン屋、ガラス工房、陶器屋、印刷屋、荒物屋、修理屋などが軒を連ねています。どの工房も昔のままの店構えで、当時の衣服や道具を使ってお店を開いています。
▪️マナーハウス Skogaholms herrgård
1794年の夏の暮らしを体験すべく、ガイド付きツアーが行われています。
それ以外の時間は、当時の暮らしの展示を見ることができます。
レトロなスタイルとはいえ、かなり充実したキッチンは、見応えあり。
特に料理に興味のある人におすすめです。
季節によってワークショップも行われているようです。
■ Bagarstugan
スカンセンのほぼ中央、ショップの集まる広場のそばにBagarstuganはあります。Bagarstuganはパン屋小屋の意味で、19世紀初頭頃からのものが現在も使われています。
当時の働く女性たちがパン屋や醸造所に集まって、大麦粉のフラットブレッドを作っていたそう。
作業のお供は昔から伝わる歌。それを歌いながら、作業したのだそう。
偶然にもBagarstuganの奥の長屋で、私達は当時から伝わる歌を聴くことができました。