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【クロアチア】プーラ現地で聞くおすすめレストラン「カンティーナ」

パーリーメイ

パーリーメイ

イギリス特派員

更新日
2024年11月17日
公開日
2024年11月17日

近年、サッカーでも注目されるようになったクロアチア。日本では『魔女の宅急便』のモデルにもなったといわれている町、ドブロブニクが人気ですが、イストラ半島にあるプーラ(Pula)はイタリアに近いため、立派なコロシアムがあったりと、これまた見どころがたくさんあります。歴史文化をめぐる町歩きはもちろんですが、花より団子で食事情もまた、気になります。

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アドリア海に面しているのでシーフードがよさそうですが、いつものごとく下調べは皆無のわが家。クロアチア料理がどんなものなのかも知らないので、そんなときは現地の人に聞くのがいちばん!

民泊の門まで迎えに来てくれたオーナーのトニさんに、オススメのレストラン「カンティーナ(Kantina)」を紹介してもらいました。途中、観光案内所があったので地図やパンフレットを無料でゲット。

観光客でにぎわう新旧市街

そこからセルギウスの凱旋門まで続く旧市街(ulica Sergijevaca)は、両脇を商店が埋め尽くす一大ショッピング街。土産選びにピッタリです。

町の有力者、セルギウス家が紀元前に建てたセルギウスの凱旋門は、当時は金箔が貼られていたようで、別名「黄金の門」といいます。

古代ギリシア建築様式のひとつであるコリント式で、ギリシア文化とオリエント文化が融合したヘレニズムと、現在のトルコの半島部にあたる小アジア(アナトリア)に強い影響を受けています。

旧市街側から見える門には勝利の女神や花、英文字などが彫られている一方、門をくぐって逆側、新市街(Flanatička ulica)から見た方にはほとんど彫刻がないので、間違い探しのように目を凝らして違いを見つけてみるのもおもしろいでしょう。

ポルタラタ広場を横目に新市街に足を踏み入れると飲食店が増え、オーストリア・ハンガリー帝国時代の1903年に開かれた、屋内型のプーラ市場(Pula Green Market)が見えてきます。

本格的なイストラ地方の料理を出す「カンティーナ」

プーラはイストラ半島、イストラ郡最大の都市で、紹介された「カンティーナ」は食通をも唸らす、本物の地中海料理を地元産のワインとともに提供する店です。

市場のすぐ先にある同店には屋外テラスのほか、落ち着いたブラウンが基調で、洞窟のような内装のホールが地下にあります。

席につくなりさっそく「イストラ・ワインはどれ?」とスタッフに聞くと「どれもだよ」と呆れられたので、気軽なハウスワインを、前菜にはホタテと季節のスープ(この日はカボチャのポタージュ)を注文。

お通しのパンについてきたバターはフワフワのクリームのようで、中にはイストラ名物のトリュフが混ぜ込まれており、かなりの傑作です。

熟成肉とシーフードがウリとのことで、メインはエビのリゾットに魚のシーバス・フィレを頼みました。

エビは単にシュリンプ(shrimp)とありますが、手長エビのようにハサミが長く、クロアチアではよく見かける種類で豪勢な感じがします。

と思ったら、やはりアドリア海の特産品のようで、プーラのような沿岸部の町では特に、手頃な値段でこの「スカンピ」を食べられるようです。

子供用に頼んだトマトニョッキはモチモチで、量といい値段といい、むしろ大人用に頼みたいほどおいしくてお得です。帰る頃には外国人との接待と見られる団体客もあり、通訳が逐一料理について説明していました。これはもう、海外客にも胸を張って出せるレベルですね。

◼️カンティーナ(Kantina Bar and Restaurant)

住所 :Flanatička 16, Pula クロアチア

営業時間:月〜土7:00〜22:00

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