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クロアチア、プーラの民泊オーナー、トニさんオススメのレストラン(関連記事)第2弾。
イタリア移民も多いクロアチアでは、本格的なイタリアンもお手のもの。トニさんおすすめその2は、プーラ城塞近くのピッツェリア「ジュピター(Pizzeria Jupiter)」です。
1990年から30年以上、家族で経営している老舗レストランで、シェフはイタリアとクロアチア料理に精通した、クロアチア人とのこと。期待に胸を膨らませ、店に向かいました。
1階がパブになっているため、昼どきに行くと薄暗くて誰もおらず、営業しているのか不安になりました。けれども2階に上がってみると、対照的に明るい日差しが降り注ぐにぎやかなテーブル席が!
店員もようやく見つけられたのでホッとして、さらに小上がりの席へ案内してもらいました。壁には絵がいくつもかけられ、ぶ厚くて頑丈そうな木製のテーブルと椅子が、とてもオシャレ。
さっそくドリンクを頼むと「ワインはこっちかな?」と、子供の前に置くおちゃめな店員。場を和ませ、終始フレンドリーな接客をしてくれました。
そのハウスワインですが、なぜか自動的に、見たことのない“ダブル”になって登場。通常の倍量がグラスに注がれていて驚きましたが、値段にもビックリ。
こんなにいっぱい入って€2.6(約430円)、なんと子供たちのソフトドリンクよりも安いという!クロアチアは2023年よりユーロが導入され、ヨーロッパ旅行にはとても便利ですが、そのうえ物価も安めで最高です。
もちろん注文したピザも、モチモチの生地と素朴なトッピングがおいしく、味の方も間違いありません。
さすがはイタリアン、パスタも珍しい種類のものが豊富。イストラ郡のプーラならではの、イストラ麺なるものを使ったエビとマッシュルームのパスタは、麺の太さが不揃いで、見るからに噛みごたえがありそうです。
一方のタリアテッレは、麺の色が気になり注文しましたが、すっかりおなじみとなった特産、手長エビとトリュフがのった豪華版。おいしくないわけがありません。
強いて言うなら、シーフードに目がくらみすぎてどちらも濃厚なクリームとエビで、タイプが似通ってしまったのが少し失敗でした。
トマトやオイル系などにした方がよかったかもしれませんが、それでも普段、シーフードや本格的なイタリアンに飢えているイギリス在住者にとっては特にうれしい、太鼓判のレストランです。
◼️| ピッツェリア・ジュピター(Pizzeria Jupiter)
・住所 | Castropola 42, Pula 52100 クロアチア
・アクセス | プーラ城塞より徒歩4分
・営業時間 | 火-土12:00〜23:00(日曜のみ13:00開店)12月23〜25、30、元旦は休業