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1月29日から2月4日まで旧暦のお正月、つまり春節でした。クリスマス休暇の冬休み期間があり、1月2日から一旦平常に。そしてマカオは1月28日午後から政府も会社も休暇に入り、ようやく本格的なお正月を迎え新年が来た!と言う感覚に満たされます。そこでこのマカオで行われた春節の行事や、各IRでの模様し物、それは国が行う公的な行事から、私企業であるIRの模様し物を指しますが、マカオは政府と六大IRは常に連携して展開しておりますので、私企業の案内ではなく、一つの国の行事としてこれらをお伝えします。
2月19日、マカオ政府旅遊局よりこの春節イベントのまとめが出ましたので、若干の加筆と映像をプラスします。
中華圏の春節(お正月)のイメージと言うと獅子舞に龍(ドラゴン)。その周囲を爆竹が鳴り響く。そんなイメージがありませんか?
しかし今となってはそれはもう遠い昔の物語り。
昨今の安全意識の高まりや燃え滓の散乱など、環境面を配慮して爆竹や花火が出来るエリアは厳しく制限されるようになりました。
そしてそのエリアは年々厳しくなって来た為、結局やる人も少なくなっている…そんな感じでちょっと寂しい感じもしますが、マカオでは運河沿いのエリアを花火・爆竹用に解放しています。実際にやる人もそれほど多くは無いと言う印象です。
以前、上海に住んでいた頃はロケット花火の打ちまくりだった事を思い出すと、ちょっと寂しい感じですね。
その代わりと言ってはなんですが、政府主催のイベントが華々しく開催され、マカオ市民や観光客の目を楽しませておりました。
元旦の今日は獅子舞とドラゴンのパレードはマカオ市内の七カ所で開催されました。
その中でも一番大きいのは大三巴(セントポール寺院跡)から南湾を通り、媽閣廟(A-Ma Temple)に到達するコースのパレードです。
マカオの象徴的な場所である大三巴から始まり、マカオの語源とも言われる媽閣にゴールするこのコースの時が一番マカオの歴史と伝統を感じるコースかもしれません。
その他、主なところではマカオ半島側のグランプリ博物館、フィッシャーマンズワーフなど。タイパでは住宅博物館などで開催されました。
メイン会場となった南湾のマカオタワー前に設置された特設会場でイベントは開幕。その後、海に近いエリアを通り、最後のゴール地はフィッシャーマンズワーフのコロセアムに作られた特別ステージへ。参加者1,300人を超える華やかなステージに。
マカオ以外からの参加国は香港・中国汕頭・韓国安城・日本(鎌倉)・インド・フランス・スペイン・ルーマニア・コロンビア等。華やかな新年を飾りました。
メイン会場からゴール地点のフッシャーマンズワーフマカオまでの沿岸線の道路を封鎖され、華やかな電飾に飾られた花車が隊列を成してパレードしました。この日は沿岸コース、後日、同じパレードがマカオ半島北側のルート、青洲(新しい中国との国境があるエリア)から祐漢公園(元々あった中国広東省珠海市との国境があるエリア付近)へとパレード。これは2月8日に行われました。
このパレードの車列に参加した団体・企業は中国からアジア旅遊交流センター・マカオ市政署・マカオ経済局・招商局(IPIM)・文化局・体育局・横琴経済発展局・旅遊局が政府関連から。
一般企業では六大IRが出展し、SJMリゾーツ・wynn・Sands China・Melco・MGM・Galaxy エンターテイメントグループ。
その他、プルデンシャル保険・長隆グループ(横琴のレジャーランド)・萬国ホールディングスの計17車輌が新春の夜空を明るく照らしました。
2月19日、マカオ政府旅遊局の発表によりますと、この春節のイベントに関し1月31日と2月4日、12日に三回にわたって開催された花火には延べ21万人の方が来場。
1月31日と2月8日に行われたパレードには78,000人の人々が沿道を埋め尽くしました。
最後にマカオ政府新聞局がアップしたイベントの模様のダイジェスト動画をお届けします。
ぜひ来年の春節イベントは現地でご覧ください。