• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【鹿児島のソウルフード】山形屋食堂の行列ができる名物焼きそば!

阿部 美寿穂

阿部 美寿穂

イタリア特派員

更新日
2025年2月20日
公開日
2025年2月20日

鹿児島でぜひ食べたいソウルフードは山形屋の焼きそば!ふるさとレストラン「山形屋食堂」の焼きそばは、昭和33年に登場して以来、観光客からも絶大な支持を受け年間23万食も食べられている人気商品です。パリパリの少し太めの麺の上には、キャベツやタマネギなどの野菜がたっぷりと盛られてボリューム満点。焼きそばには、特製の三杯酢をかけるのが鹿児島の食べ方です。鹿児島を訪れる際には、ぜひこの山形屋の伝統の味を試してみてください。

AD

老舗デパート「山形屋」の焼きそばとは?

ふるさとレストラン「山形屋食堂」の歴史

  • 今日では珍しい”食堂風”のスペースでお食事を楽しめる、ふるさとレストラン「山形屋食堂」
  • 朝食セットからランチ、夕食まで、時代を超えた懐かしい味を楽しむことができる

鹿児島を代表する老舗デパートとして知られる「山形屋(やまかたや)」は、1751年の創業以来、品質とサービスにこだわり、地元の人々から長年愛されてきました。山形屋デパートは「信用第一」「顧客本位」「あくまでも堅実に」をモットーに、数々の時代を超えながら、今も鹿児島の文化や伝統を大切にしつつ進化を続けています。

ふるさとレストラン「山形屋食堂」は、山形屋の1号館の7階にあります。

山形屋食堂は、昭和7年当時に店内4階にあった大食堂をイメージしてつくられ、10時から19時30分までノンストップでオープン。ショッピングで疲れたら、プリンやパフェなどのスイーツでひと休みすることもでき、とても便利です。レストランには、150席ある”食堂風”のメインホールのほかに、社交室や宴会場などのお部屋、キッズルームがあります。

昭和33年に誕生した山形屋食堂は、伝統的な味わいが楽しめるメニューで知られ、観光客にも大変人気があります。このレストランの数々のメニューで最も有名なのは、来店者の多くが注文するといわれる焼きそばです。筆者が訪れた日は、なんと周りのテーブルの人はほぼ全員焼きそばを注文していました。

焼きそばの特徴と魅力-三杯酢で味わう!

  • 「焼きそば」880円(税込み)
  • パリパリの食感の揚げ麺は少し太めで硬め

山形屋食堂の焼きそばは、香ばしくパリパリとした揚げ麺を使った焼きそば(いわゆるかた焼きそば)です。麺は、よく巷で目にする平均的なかた焼きそばのものよりも少し太めで硬めかもしれません。

そのパリパリの麺の上に、キャベツやタマネギなどの新鮮な野菜と豚肉を使ったあんがたっぷりとかけられています。シンプルですが、一度食べるとやみつきになる、懐かしい味わいが魅力のひとつです。野菜の素材のうま味をストレートに味わえます。

そして、山形屋の焼きそばには、各テーブルに置いてある山形屋オリジナルの三杯酢をかけて食べるのが鹿児島での食べ方です!お酢の酸っぱさと焼きそばの絶妙な組み合わせが、味わい深さを引き立てます。

ボリュームたっぷりの焼きそばは、880円(税込み)です。

焼きそばを使った人気のメニュー

「黒豚炒飯セット」は、焼きそばのほかに炒飯と卵スープが楽しめる

山形屋食堂の看板メニューは焼きそばですが、ほかにも、にぎり寿司や天丼、うどんやそばなどの豊富なメニューがそろっています。

シーズンごとに考案される地元鹿児島などの食材を使った季節限定のメニューもおすすめです。例えば、この記事を作成している2025年2月20日現在は「ふるさとの美味しいもの・自慢の味を山形屋食堂からお届けします-第二弾 かごしま味だより」や「鹿児島県が生んだブリのブランド”鰤王”や長島産の赤土バレイショ、あおさ海苔を使用した長島の自慢の味、第9回 長島の味だより」が開催中です。

焼きそばと炒飯、卵スープがセットになった「黒豚炒飯セット」1280円(税込み)もおすすめです。やさしい味付けの炒飯に、コクとうま味のある卵スープがおいしい組み合わせです。

焼きそばをテイクアウトするなら

自宅で山形屋の焼きそばを楽しむなら、パック入りの焼きそばを購入することもできます。

商品名は「山形屋の焼きそば(パック入り)」で、焼きそばのあんが400g、麺が50gが入っています。作り方は、湯せんで温めたあん(具材)を揚げ麺にかけるだけです。うれしいオリジナルの三杯酢付きです。

山形屋2号館の地階弁当コーナーや、鹿児島県内に15店舗ある山形屋ストアで販売されています。注意点は、各日数量限定での販売です。完売の際はご了承ください。

パック入りの焼きそばなら、忙しいときにも、いつもの味わいを手軽に楽しむことができます。

「山形屋食堂」の店舗案内

店舗の場所とアクセス

  • 昼食時にはしばしば入場のための列ができる山形屋食堂
  • ほどよい甘さが絶品の山形屋食堂の「北海道ぜんざい」

山形屋は、鹿児島市内に複数の店舗を展開しています。どのお店も、比較的アクセスが良く、観光客にも便利な立地にあります。

山形屋食堂は、山形屋のデパート本店内(1号館の7階)と鹿児島空港にエアポート店があります。

山形屋および山形屋食堂は、営業時間や駐車場情報も各店舗ごとに異なるため、事前に確認して訪れることをおすすめします。

 

■ふるさとレストラン「山形屋食堂」- 1号館7階 ⇒ この記事で訪れた食堂です。

住所:鹿児島県鹿児島市金生町3番1号

電話番号:099-227-6165

URL:https://www.yamakataya.co.jp/yamashoku/

 

■エアポート「山形屋食堂」- 鹿児島空港 国内線2階

住所:鹿児島県霧島市溝辺町麓822

電話番号:0995-58-2275

URL:https://www.yamakataya.co.jp/airport/

「山形屋食堂」のエアポート店について

「山形屋食堂」空港店舗の特徴

「山形屋食堂」エアポート店のラーメン

鹿児島空港の国内線2階にも山形屋食堂があります。

山形屋食堂の空港店舗では、焼きそばのほかにも鹿児島の名物料理が手軽に楽しめます。営業時間は、6時35分~20時35分 (オーダーストップは20時05分)、ラーメンコーナーは10時00分~20時35分 (オーダーストップは20時05分)です。鹿児島空港のある霧島の食材を使ったメニューや、ナガサワワインや鹿児島芋焼酎もそろいます。

出発前や到着後に、鹿児島の味を楽しむことができるので、空港を利用する際にはぜひ立ち寄ってみてください。

鹿児島空港でのおすすめ – 旅行者向け情報

  • 鹿児島空港の天然温泉足湯「おやっとさぁ」
  • 温泉王国鹿児島では、天然温泉を誰でも無料で利用できる施設が多い

鹿児島空港国内線ターミナルビル1階前面通路3番出入口横に、誰でも気軽に無料で利用することのできる足湯「おやっとさぁ」があります。「おやっとさぁ」は鹿児島弁で「おつかれさま」という意味です。

国内の空港で温泉を設けたのは、ここ鹿児島が初めてです。温かいお湯が、旅の疲れを癒やしてくれます。目の前がバス停であることから、バスの出発まで時間がある人などにも利用されています。筆者は、人との待ち合わせ場所にこの温泉を使っています!

まとめ

「山形屋食堂」の焼きそばは、鹿児島のソウルフードとして多くの人々に愛されています。自慢のパリパリ麺と野菜の絶妙な組み合わせ、そして鹿児島ならではの食べ方で味わう焼きそばは、ぜひ一度食べてみる価値があります。鹿児島を訪れる際には、山形屋食堂で伝統の味を堪能してみてください。

トップへ戻る

TOP