オーストラリアの気候と季節ごとの服装、ケアンズ、シドニー、メルボルン、ブリスベンの今週の天気

公開日 : 2023年07月07日
最終更新 :

気候は場所によって大きく異なる

広大なオーストラリアにはさまざまな気候が存在する。一般的に北部沿岸は熱帯で雨季と乾季に分かれ、中・南部沿岸は温帯~冷温帯で四季があり、大陸中央部は乾燥した砂漠気候となっている。年間を通して日差しが強いので、サングラスと日焼け止めクリームは必需品。

南半球のため季節が日本と反対となる。しかし国が南北に広いため、「冬だから寒い」といった日本では当たり前になっている感覚が通用しない。冬でも日中30℃を超える場所があるし、逆に夏でも20℃以下になる場所がある。まず考えるべきは、オーストラリアで何がしたいのか、何を見たいのか、といった旅の目的だ。それによって、訪れる場所や季節を選ぶといい。

オーストラリア(シドニー/ゴールドコースト/ケアンズ)の気温と降水量、推移グラフ

気温と降水量が場所によって大きく異なることがわかる
気温と降水量が場所によって大きく異なることがわかる

オーストラリアでのおすすめの服装

ケアンズ

10~4月

5~9月

シドニー

12月~2月(夏)

6月~8月(冬)

3月~5月(秋)、9月~11月(春)

知っておきたい旅行シーズン

11〜3月は本格的な旅行シーズン。日本のように「民族大移動」は起きないが、それでも交通機関や安いホテルなどはかなり混雑する。特に12 月中旬〜2 月初めのクリスマスホリデー&学年末の時期は、早め早めの予約を心がけたほうが無難だ。

そのほか、4月前半のイースターやスクールホリデー時期も要注意。スクールホリデーは各州が異なった学期制をとっているためひと口にはいえないが、8 〜9 月や4 月に多い。

オーストラリア南部には四季がある

日本の感覚をスライドさせても問題ないのがオーストラリア南部。シドニーやメルボルンなどでは、エクスカーション可能な場所で、夏は海水浴、冬はスキーというふうに季節に合わせたアクティビティが楽しめる。都市部では冬の冷え込みはそれほどきつくはなく、シドニーあたりでは日中15℃を切る日はほとんどない。

オーストラリア北部にはふたつの季節

オーストラリア北部は大きく雨季と乾季に分かれている。乾季は4月後半から11月中旬、雨季は11月後半から4月中旬というのが大まかな目安。ただ、雨季といっても本当に雨が多いのは1〜2月で、そのほかの時期は毎日スコールがある程度と考えていい。

グレートバリアリーフ(G.B.R.)でダイビングを考えている人は、乾季のほうが海の透明度がいいのでおすすめできる。また同じG.B.R.でも、南北に長いため南部へ下るとそれほど雨季の影響を強く受けない。

アウトバックの旅は4 ~ 11 月がおすすめ

内陸部(アウトバック)の旅は、できれば真夏を避けたい。何しろアウトバックは、その大部分が砂漠や土漠。真夏は日中40℃を超えることもしばしばで、しかも乾燥しているため旅はひじょうに苛酷なものとなる。

一方、4月&9〜10月は、日中の気温も30℃を下回ることが多くなり、かなり過ごしやすくなる。5 〜8 月は日中22℃前後で、快適。ただし夜間は10℃を下回るほど寒くなるので、セーターやトレーナーの用意は忘れずに。

ケアンズの今週の天気

シドニーの今週の天気

メルボルンの今週の天気

ブリスベンの今週の天気

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

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