スペインの気候と季節ごとの服装、マドリード、バルセロナ、ビルバオ、バレンシア、グラナダ、セビリア、マラガ、イビサの今週の天気

公開日 : 2023年07月03日
最終更新 :

地方によって大きく気候が異なる

地形と海流が影響し合うスペインでは、地方によって大きく気候が異なる。北から大きく3つに分けると、北部のカンタブリア海沿岸は雨が多く、夏は涼しく冬は温暖な海洋性気候。マドリードを中心とした中央部は、メセタと呼ばれる標高600m以上の高原に位置し、夏と冬、昼と夜の寒暖の差が激しい内陸性気候だ。バルセロナ、カタルーニャ地方、東部、南部の地中海沿岸地域は、年間をとおして温暖で乾燥した地中海性気候。旅行に適したシーズンは一般的には4~10月。夏(6~8月)は気温が40°C前後に上昇することもあるが、湿気が少ないので日陰に入ればしのぎやすい。基本的に日本のほぼ同時期と同じような服装でよい。

スペインの旅のシーズンと旅の服装

マドリードとカスティーリャ地方

メセタと呼ばれる標高 600m 以上の高原に位置し、夏と冬、昼と夜の寒暖の差が激しい内陸性気候。また 1 年を通じて雨が少なく、乾燥しているのも特徴だ。一般的に旅行に適したシーズンは春から夏にかけて。特に 7・8 月はまったくといっていいほど雨が降らないから、旅行には最適といえる。その代わり暑さも厳しいが、湿度が低いので日陰に入ればしのぎやすい。服装は、昼間 30°Cを超えるような日でも朝晩は涼しくなることがあるので、薄手のジャケットやカーディガンなど、はおれるものを持っていくとよい。冬は冷え込みが厳しく、特に北部のカスティーリャ・イ・レオン地方では雪が降ることもあるので、防寒対策はしっかりと。

マドリードでのおすすめの服装

3~5月

6~8月

9~11月

12~2月

バルセロナとカタルーニャ地方

地中海沿岸に位置するこの地域は、1 年を通じて雨が少なく、温暖な地中海性気候。夏の暑さも内陸部ほどではなく、冬もそれほど冷え込むことはない。こうした恵まれた気候のおかげで、夏の避暑地、冬の避寒地として 1 年中にぎわっている。だが、ここでもやはり本命は夏。ヨーロッパ各国からバカンス客が押し寄せ、リゾート地はたいへんなにぎわいをみせる。そのぶんホテルの予約は取りにくいし、観光地はどこも人でいっぱいという状況になってしまうので、混雑を避けたいなら春か秋に訪れるほうがよいだろう。また、ピレネー山中のアンドラでは、冬の最低気温は氷点下になりスキーも可能。夏でも朝晩は涼しいので、長袖の服も用意しておこう。

アンダルシア地方

ベストシーズンは春から秋にかけて。特に 6 月はヒマワリが満開になり、スペインらしい風景が見られるだろう。ただし 7・8 月は、「アンダルシアのフライパン」と呼ばれるセビーリャからコルドバにかけては、最高気温が 40°Cを超えることもある。いくら湿度が低いといっても、こうなるとやはり暑い。無理をして歩き回ると日射病になりかねないので、この時期は地元の人々にならって日中はシエスタを取り、午前中と夕方に活動するようにしよう。また、地中海に面したコスタ・デル・ソルは、「太陽の海岸」という名のとおり冬でも陽光が降り注ぎ、1 年中温暖な地中海性気候。夏のバカンスシーズンはもちろん、冬も避寒地としてにぎわう。

北部沿岸地方

カンタブリア海沿岸のこの地域は、札幌とほぼ同じという高緯度にありながら、メキシコ湾流の影響で冬暖かく夏涼しい理想的な気候。乾期はなく夏でも雨が降るから、乾燥したマドリードから訪れると、その違いに驚いてしまう。夏のバカンスシーズンには、スペインはもとよりヨーロッパ中から観光客が避暑に訪れる。ただし、水温はかなり低いので海水浴には勇気がいる。ビーチでの日光浴も水着だけだと肌寒い。夏でも急に気温が下がることがあるので、長袖シャツや薄手のジャケットは必携。一方、冬でもそう寒くはないから、特に用心する必要はない。雨が多いので、分厚いコートよりもフード付きアノラック風のものが便利だ。

マドリードの今週の天気

バルセロナの今週の天気

ビルバオの今週の天気

バレンシアの今週の天気

グラナダの今週の天気

セビリアの今週の天気

マラガの今週の天気

イビサの今週の天気

筆者

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