【ジョージア】2022年晩秋カズベギ①〜アルシャの滝

公開日 : 2022年11月28日
最終更新 :
筆者 : fujinee

カズベギはジョージアの有名観光地

カズベギへは2022年9月に訪れましたが、11月も終わりに近づいた先日、3泊4日でまた行ってきました。
カズベギというのはジョージア北部にある自治体の名前であり、その拠点となる町はステパンツミンダと言いますが、現在ではステパンツミンダが通称カズベギと呼ばれることもあります。
山の上に位置するゲルゲディ・トリニティ教会が有名で、ジョージア国内でも特に人気の観光地となっています。

麓から見たゲルゲディ・トリニティ教会(画像左中央)
麓から見たゲルゲディ・トリニティ教会(画像左中央)

カズベギまでの行き方

トビリシからカズベギに行くには、メトロ・トビリシのディドウベ・ターミナルからマルシュルートカ(乗り合いヴァン、マルシュ)又はタクシーを利用します。
私はいつも安価のマルシュを利用します。
マルシュはステパンツミンダ行きですが、ここでも表示は「カズベギ」となっていました。

ディドゥベ・ターミナル内のカズベギ行きマルシュ発着所
ディドゥベ・ターミナル内のカズベギ行きマルシュ発着所
ここでも行き先表示はKazbegi
ここでも行き先表示はKazbegi

ステパンツミンダまでは現在15ラリ。
通常は3時間ほどの旅となります。

アナヌリ教会があるジンヴァリ貯水池の風景(車窓から)
アナヌリ教会があるジンヴァリ貯水池の風景(車窓から)

ルートとなるジョージア軍用道路にはアナヌリ教会や友好モニュメントなどの名所かありますが、こういった場所に停車したい場合はタクシー利用となります。
タクシー利用の際は運転手との値段交渉が必要です。

1ラリ≒50.9円(2022年11月28日現在)

カズベギからトビリシへの戻り方

カズベギからトビリシへ戻るマルシュはステパンツミンダ中心部の発着所から出ています。
マルシュは1時間に1本あり、料金は同じ15ラリです。
タクシーもステパンツミンダ中心部から出ています。

ステパンツミンダのマルシュ発着所
ステパンツミンダのマルシュ発着所
トビリシ行きマルシュの時刻表
トビリシ行きマルシュの時刻表

ホステルHQ of Nove Sujashvili

宿泊したのは前回と同じHQ of Nove Sujashviliというホステル。
ステパンツミンダから西側のゲルゲディ村にあります。

ホステルHQ of Nove Sujashvili
ホステルHQ of Nove Sujashvili

私は共同ドミトリーに1泊20ラリで宿泊しました。
オーナーが親切なよい宿です。
キッチンが利用できるので、食事は自炊で済ませました。
ステパンツミンダにはコンビニがあります。

ホステルHQ of Nove Sujashviliドミトリー
ホステルHQ of Nove Sujashviliドミトリー

アルシャの滝への行き方

今回まず訪れたのはアルシャの滝。
アルシャの滝は、ステパンツミンダから南西約5kmのアルシャという村にあります。
ステパンツミンダからアルシャの滝に向かう場合、私の宿からだと前回訪れたパンシェティ村を経由するルートと、ジョージア軍用道路に出るルートがあります。
私はまずパンシェティ村に向かうルートを利用しました。

道中の風景
道中の風景

地図ではパンシェティ村の先でアルシャ村まで続く道が載っていますが、ここは行き止まりとなっています。
パンシェティ村の手前でジョージア軍用道路に出なければなりません。
ジョージア軍用道路を歩いているとアルシャ村の表示が出てくるので脇道を入っていきます。

アルシャ村の表示
アルシャ村の表示

アルシャの滝までは、村の奥からの登山ルートとなります。
かなり険しい山道ですが、目的地の滝はふもとからも見えています。

アルシャ村、画像中央辺りに滝があります
アルシャ村、画像中央辺りに滝があります

アルシャの滝は、下部の小さい滝と上部の大きい滝の2つがあり、マイペースで登れば上まで30分ほどのコースとなるでしょう。
私は大きい滝までは登りませんでした。
ステパンツミンダから往復で2〜3時間のハイキングコースです。

アルシャの小さい滝
アルシャの小さい滝
アルシャの大きい滝
アルシャの大きい滝

沼地に注意

私は宿からパンシェティ村に向かうルートを歩きましたが、このルートは未舗装の畦道になっています。
この畦道は数本に分かれており、その間には小川が流れています。

宿からパンシェティ村に向かうルート(画像右)
宿からパンシェティ村に向かうルート(画像右)

途中この小川を渡る必要があるのですが、早めに渡る場所を見つけたほうがよいでしょう。
小川を渡らずに西側を進んでいってしまうと、次第にこの小川を渡ることが困難になります。
小川の幅は狭いのですが、この辺りが沼地になっているのです。

沼地になっている小川
沼地になっている小川

私は長靴を持参していたのでそれを履いて渡ろうとしましたが、長靴が埋まってしまいそうになり、慌てて脱出しました。
結局は小川に飛び石がある場所を見つけて渡りましたが、そこを見つけるのにかなり苦労しました。
直接アルシャの滝に向かうのであれば、最初からジョージア軍用道路に出たほうがよいかもしれません。
また、ジョージア軍用道路を歩く際には、車両には十分気をつける必要があります。
飲料のほか、夏であれば日光対策が必要となるでしょう。

ジョージア軍用道路
ジョージア軍用道路

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

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