健康志向な方必見!アメリカで今流行りのヘルシーフードが食べられるレストランやスーパーを現地ライターがご紹介

公開日 : 2023年01月06日
最終更新 :

アメリカ人は肉好きで普段は分厚いステーキやフライドチキン、ハンバーガーやホットドッグを食べている……というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、アメリカの食材や料理は多様性に富んでいます。最近ではベジタリアンやビーガンフードがトレンドになっているので、レストランでもカフェでも気軽にベジタリアンやビーガンフードが楽しめるようになりました。スーパーにも多くのものが置いてあります。今回は、アメリカのヘルシーフードに焦点を当てて、最近オープンしたおすすめのレストランや筆者がよく利用するスーパー、フードワゴンの食べ物情報をお届けします。

1.ベジタリアン、ビーガン料理がオーダーできるボルチモアのレストラン「メラ・キッチン・コレクティブ」

ベジタリアンとビーガンのメニューがあるメラ・キッチン・コレクティブ
画像提供:Willis Brindley ベジタリアンとビーガンのメニューがあるメラ・キッチン・コレクティブ

近年アメリカでは、肉、魚、シーフードなどの動物の肉を食べないベジタリアンと、卵、牛乳、蜂蜜など、動物由来のものを一切食べないビーガンのための食事を提供するレストランやカフェが多くなりました。930 人のアメリカ人に対して実施したオンライン調査によると、2022年1月現在、18 歳以上のアメリカ人の約 10% が自分をビーガンまたはベジタリアンと考えているという結果が出たそうです。その結果を示すように、スーパーやファーストフード店でも大豆ミートなど植物由来の代替肉を提供するお店が増えています。

2021 年 10 月にオープンしたばかりのメリーランド州ボルチモアの「メラ・キッチン・コレクティブ」でもさまざまなベジタリアンやビーガンのためのオプションがある料理を提供しています。

メラ・キッチン・コレクティブは、自宅でのディナーの主催、ボルチモアのファーマーズマーケットへのブースの出店などを経てボルチモアのカルバートストリートでのレストラン経営に至ったそうで、ボルチモア市全体でケータリング サービスも受け付けているそうです。

ビーガン、グルテンフリーのメニューからナスとタヒニのディップ
画像提供:Willis Brindley ビーガン、グルテンフリーのメニューからナスとタヒニのディップ

この日はランチの前菜に、ビーガンでかつグルテンフリーのメニューである「ナスとタヒニ(ゴマをペースト状にした調味料)のディップ」、ビーガンメニューの「レバノン風タボーレ」を頼みました。タボーレとは、たっぷりのブルグル(トルコなどで食べられているひきわりの小麦食材)がパセリやトマト、ミントであえてある、中東でよく食べられているサラダです。

ビーガンメニューのレバノン風タボーレ 
画像提供:Willis Brindley ビーガンメニューのレバノン風タボーレ 

メインにはベジタリアンメニューの「野菜のケサディア(ホットサンドのような料理)」とビーガンメニューの「ピタブレッドのファレル」をオーダーしました。野菜のケサディアは、ブロッコリー、イエロースクワッシュ(黄色いズッキーニのような野菜)、グリルしたペッパー、オニオンが使われており具だくさん。

ピタブレッドのファラフェル
画像提供Willis Brindley ピタブレッドのファラフェル

ピタブレッドのファラフェルは、ピクルス、きゅうり、トマト、シラントロ(コリアンダー)をピリ辛のハラペーニョ・ドレッシングであえたサンドイッチ。運ばれてきたときは小さく見えましたが、かなりの量でした。どちらの料理もおいしさはもちろんですが、とにかく食材が新鮮できれい! ケサディアは13ドルでしたが、これまでに食べたケサディアの中で最もおいしい!と思えるほど絶品でした。特におすすめです!

このお店では、ほかにもメキシコ料理の「タマレス(トウモロコシ生地に具を入れて蒸した料理)」やイタリアンパセリをベースとしたピリッとする「サルサ・ベルデ」、西アフリカ産の「オオバコとビサップ(ハイビスカスのような花)のお茶」、「カルネ・アサーダ(中南米の牛ステーキ)のタコス」、「フライド・チキン・ティンガ(中南米で食べられる鶏料理)」、トロピカルな焼き菓子のデザート、ブルキナファソ産のさわやかな生姜とミントのジュースなど、世界中の多様な家庭料理を食べることができます。

店内は広々として家庭的な雰囲気 
画像提供:Willis Brindley 店内は広々として家庭的な雰囲気 

広々とした店内には、長いテーブルもあり、食事をしながら隣に座った人とのコミュニケーションができるようになっています。食事をしていてとても印象的だったのは、店員の方がとてもフレンドリーだったことです。

また、常連さんなのでしょうか、食後の支払いが済んだあと、別のテーブルで食事をしている人のところに行っておしゃべりしているお客さんも見かけました。アットホームな雰囲気を味わいたい方にはぜひおすすめしたいレストランです。

メラ・キッチン・コレクティブ(Mera Kitchen Collective)

住所
1301 N Calvert Street, Baltimore, MD 21202
電話番号
443-681-9855
営業時間
火~木曜日 11:00 - 21:00、金・土曜日11:00 - 22:00
アクセス
ボルチモアのペン・ステーション(1500 N Charles St、ボルチモア、MD 21201)
から約0.5km. (徒歩で約6分)

2.マムズのオーガニック・フード

色鮮やかで新鮮なマムズのフードパック(惣菜)
色鮮やかで新鮮なマムズのフードパック(惣菜)

短期間の滞在でアメリカ国内を回る場合、レストランやカフェで食事する時間があまりとれない場合がありますよね。ファストフードも便利ですが、毎食だと飽きてきたり栄養バランスが気になったりしますよね。そのような場合、コンビニでなく、地元の屋外マーケットやスーパーを回ってみてはいかがでしょうか。屋外のマーケットは週のうち2回、週末、といった具合に営業時間が限られている場合が多いのですが、スーパーは毎日開業してるので、初めてアメリカを訪れる方にとって興味深い食材がたくさんあると思います。地元のスーパーは、アメリカの一般家庭の食卓風景を垣間見ることができるアメリカ文化の宝庫なのです。

「マムズ・オーガニック・マーケット」は、人工香料、人工着色料、人工甘味料、防腐剤、硬化油などを含む250を超える成分の使用を禁止し、成分のウォッチリストを作って高品質のオーガニック商品を提供しているスーパーマーケットです。こちらのスーパーでは、オーガニック食品以外にもバルクで買える(まとめ買いできる)食品や洗剤、アロマ用品なども多く便利です。筆者は、マムズのオーガニックのベジタリアンやビーガン食品のパックをよく買います。

ドライブでの移動の時に便利なマムズのフードパック
ドライブでの移動の時に便利なマムズのフードパック

画像左上から、メガ・プロティン・サラダ約230g(3.99ドル)、ビーガン・チキンサラダ200g(4.69ドル)、ベジタリアン・パッタイ340g (5.99ドル)、タボーレ200g(3.99ドル)、キヌアデトックスサラダ200g (4.69ドル)です。

商品によって多少差はありますが、だいたい3.99ドルから5.99ドルで購入可能でした。ちなみに、筆者がよく行く韓国食品のお店で売られている日本直輸入の納豆(3パック入り)の値段は4.99ドル。これらの商品がオーガニックであることや、店の禁止成分を除いた原料のみを使った食品のパックということ、内容量を考えるとお得かもしれません。

マムズのフードパックはコンパクトなわりに量が多い?
マムズのフードパックはコンパクトなわりに量が多い?

プレートに盛りつけてみました。パックひとつにつき3分の1程度だけ盛りつけても上の画像のような量になるので、オーガニック食品にしては比較的安いと思い、我が家ではよく利用しています。初めてタイのヌードル(パッタイ)を買ったときは味が少し濃く感じましたが、お店の人の話によるとこれが売れ筋だそうです。

パッケージはコンパクトなので、長距離の移動中、電車や車の中で食べることもできる
パッケージはコンパクトなので、長距離の移動中、電車や車の中で食べることもできる

新鮮さという点ではレストランやカフェにはかなわないかもしれませんが、レストランでこれらの前菜をオーダーすると、オーガニックでなくても5ドル以上することが多いと思います。レストランでは、料理にすでに20%のサービス料が加算されている場合も多いので、これだけの食べ物に毎回チップを追加して払うとなると、特に円安の今、日本の感覚では考えられないような予想外の出費になりかねません。そのような観点からも、フードパックを利用することで旅費をほんの少し節約できるかもしれませんね。

マムズ・オーガニック・マーケット(Mom’s Organic Market)

店舗
ワシントンDCアイビーシティ店(Ivy City)
住所
1501 New York Ave., Washington, DC 20002
電話番号
202-791-3826
営業時間
月~土曜日 9:00 - 21:00、日曜日 9:00 - 20:00

3.ホールフーズの「365ブランド」のパックサラダとミックスナッツ

全米に展開している「ホールフーズ・マーケット」も、農家やサプライヤーと提携して成分やラベルの調査、調達慣行の監査などを徹底し高い品質基準の食材を販売しているスーパーとして知られています。アメリカのスーパーでは、スーパー名のブランドで製品を売っているところが多く、ホールフーズも「365」(365 by Whole Foods Market)というブランド名で食品を製造しています。

ほかの大手ブランドと比較すると、ホールフーズの365の商品は高品質な割にかなり安く、節約しながらも贅沢な気分を味わえます。

ホールフーズ・ブランド365のケールサラダとミックスナッツ
ホールフーズ・ブランド365のケールサラダとミックスナッツ

特におすすめなのは、4.49ドルの「スイートケールサラダキット」と397g入りで10.29ドルのオーガニックの「ケープコッド・トレイル・ミックス」です。サラダキットの後ろには“df”と“lf”という表示がありますが、これは乳製品不使用(Dairy Free)と低脂肪(Low fat)という意味です。

サラダの材料は、ブロッコリーの茎、ケール、芽キャベツ、グリーンキャベツ、ラディッキオ(チコリー)で、野菜を切る手間が省けるこのキットはとても便利です。袋の中にはポピーシード(ケシの実)・ドレッシングの小袋とドライ・クランベリーブレンドとペピタス(カボチャの種)の小袋が入っています。

以前何かの番組で、車での移動中に皿が無かったため、サラダキットの袋をそのまま利用して容器にして食べている勇敢な旅人の動画を見たことがありますが、筆者は袋からいったん材料すべてを取り出して洗ってからほかの容器に移して食べています。ホテルに滞在されている方は、野菜を洗ってからスーパーで購入した紙皿かプラスチック製の容器に移し替えて召し上がってみてください。なお、ホテルのバスルームの水で食材を洗うのはちょっと、という場合は、ボトル入りのミネラルウォーターを使う手もありますよ。

ミックスナッツは袋から小さなボトルに入れ替えて
ミックスナッツは袋から小さなボトルに入れ替えて

365のミックスナッツやドライクランベリーもおすすめです。アーモンドやカシューナッツとクランベリーがバランスよく入っており、減塩なので食べやすいです。小腹が空いたときやプロテインを摂りたい方にはぴったりです。

筆者はミックスナッツを透明な手の平サイズのボトルに入れ替えて使っています。上の画像のボトルはマムズ・マーケットでアロマ用の瓶として売られていたものですが、値段も3.99ドルと手ごろなので食べ物を入れる容器として使っています。ミックスナッツだけでなく、マムズで購入した大袋入りの食品を小瓶に移し替えてばらまき用のおみやげにしてもいいかもしれませんね。

マムズをはじめ、スーパーではさまざまな容器やキッチン小物、雑貨が売られているので、それらをおみやげとして選ぶのも楽しいですよ。

ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)

店舗
マウントワシントン店(Mount Washington)
住所
1330 Smith Ave, Baltimore, MD 21209
電話番号
410- 532-6700
営業時間
月~日曜日7:00 - 21:00

4.ウェグマンズで買える人気のヘルシーフード

ウェグマンズの店内
ウェグマンズの店内

ウェグマンズは、ニューヨークを拠点に、アメリカ東部ニュージャージー、マサチューセッツ、ペンシルバニア、ワシントンDC、メリーランド、バージニア、ノースカロライナ、デラウエアの各州で109店舗を展開している大手のチェーンスーパーです。ウェグマンズの薬局と栄養担当チームは、糖尿病とともに生きるためのライフスタイル(商品やコンテンツの提供)を支援していることで知られています。ベジタリアンやビーガン、グルテンフリーの製品も多く、乳糖や食物アレルゲンなどを避ける食事をサポートするレシピを提供しています。

ウェグマンズの新鮮なフルーツ
ウェグマンズの新鮮なフルーツ

ちなみに、筆者がウェグマンズでよく購入するのはチーズ、オリーブ、パン類、カリフォルニア巻き、オーガニック野菜・果物のほか、ウェグマンズ・ブランドの乳製品や缶詰、ドッグフードやトイレットペーパー、ペーパータオルなどのペーパー類です。

ウェグマンズには、サラダ専用のコーナーがあり、何種類ものパック野菜が売られています。旅行中、忙しいときや長距離を運転するときなど、ウェグマンズ・ブランドのパック野菜があると手軽に野菜が取れるのでおすすめです。すでにサラダとしてパックで売られているものは最低でも10ドル以上しますが、好きな野菜パックを選んで組み合わせれば半額程度でオリジナルの野菜サラダを作ることができます。

ウェグマンズには新鮮野菜と果物がいっぱい
ウェグマンズには新鮮野菜と果物がいっぱい

例えば、小さな袋入りの人参スティックは2.19ドル、セロリのスティックは3.99ドルです。小さなプラスチックのパックに入ったフルーツは5.69ドルと比較的安くとても新鮮です。このようなフルーツをレストランで食べると割高になりますが、ウェグマンズでは好きなフルーツを少しずつパックに入れて購入することもできてお得です。旅行中もフルーツを食べたい!という方におすすめです。

ウェグマンズ(Wegmans)

店舗
メリーランド州ハントバレー店
住所
122 Shawan Rd, Hunt Valley, MD 21030
電話番号
410- 773-3900
営業時間
月~日曜日 6:00 - 0:00
店舗
バージニア州アレクサンドリア店
住所
7905 Hilltop Village Center Dr., Alexandria, VA 22315
電話番号
571-527-2400
店舗
バージニア州ダラス店
住所
45131 Columbia Place, Sterling, VA. 20166
電話番号
703-421-2400

ウェグマンズの糖尿病をサポートするページ: https://www.wegmans.com/living-with-diabetes/

5.ボルチモアのビーガンカップケーキのフードワゴン

観光地を訪れると、よく地域の特産物や人気の食べ物を販売しているフードワゴンを見かけます。10年以上前のニューヨークやワシントンDCなどではホットドッグやプレッツエルのフードワゴンが多かったのですが、最近ではベジタリアンやビーガンフードを販売しているものが増えてきました。特に、フードメニューだけでなくビーガンデザートを扱うものもあることには驚きます。

先日、メリーランド州ボルチモアに行ったときも、インナーハーバーで歩道に行列ができているのを見かけました。ワンブロック離れた通りに車を停めて歩いて戻ってみると、その行列はビーガンのカップケーキを買い求めるお客さんたちの列だったのです。

ボルチモアで大人気のビーガンカップケーキのフードワゴン
ボルチモアで大人気のビーガンカップケーキのフードワゴン

列に並んでいるお客さんのひとりに聞いてみると、このカップケーキ屋は地元でとても評価が高いのでワゴンが出ているとよく買いに来る、と言っていました。お客さんにすすめられたカップケーキが売り切れていたので、オーナーの方にすすめられたものをふたつ買ってみることにしました。

とてもフレンドリーなオーナーのカップケーキのワゴンは地元でひっぱりだこだそう
とてもフレンドリーなオーナーのカップケーキのワゴンは地元でひっぱりだこだそう

1個4.50ドルのストロベリー・ショートケーキ味とレモン味のカップケーキをふたつ買って食べてみたところ、行列ができていただけあってとてもおいしかったです。オーナーのエリンさんとレナさんはシスターズ・スイーツ(Sistahs' Sweets)を姉妹で経営しているそうです。おふたりとも、歌手、俳優、モデル、慈善家、宣教師、起業家などさまざまなバックグランドを持つ経営者で、ボルチモア市内でホームレスの人々に食事を提供したり、孤児院を訪れたり、非営利団体の会長・アシスタントを務めたり、国際伝道旅行に出かけたりしているそうです。

ワゴン車の向こうの歩道には常連客の行列が!
ワゴン車の向こうの歩道には常連客の行列が!

大都市部を除いて、フードワゴンはオフィス街のランチの時間帯に合わせてストリートに停まっていることが多いです。土・日は休業しているフードワゴンもあるかもしれませんので、ウェブサイトなどで場所と営業時間を確認してからお出かけくださいね。

シスターズ・スイーツ(Sistahs’ Sweets)

住所
Baltimore, Maryland
電話番号
410-889-6100
営業時間
ウェブサイト、Facebook、Instagramで案内しています。

6.チェサピーク湾の旬の蟹をお届け! グルテンフリーのフードワゴン

2022年夏の終わりごろ、メリーランド州の海岸沿いの都市オーシャン・シティで有名なフーパーズ・クラブ・ハウスのカニ販売のトラックが、筆者行きつけのスーパーの駐車場に停まっていました。

フーパーズ・クラブ・ハウスのトラック
フーパーズ・クラブ・ハウスのトラック

以前、創業35年のこのレストランでシーフードを食べてとてもおいしかったので印象に残っていました。ここには、ベジタリアンやビーガンと同様に今アメリカで注目されているグルテンフリーのメニューがあります。グルテンフリーとは、グルテンを含むパンやパスタなど、小麦粉を主原料とする料理を避けることで、腸内環境の改善を行う食生活・食事療法のことです。こちらのお店では、グルテンフリーの料理にはメニュー表に“GF”と記載されています(Gluten-free dietの略語)。

前菜だけでも、マグロ、手羽先、生ガキなどの新鮮な食材や、自家製マリナーラ添えのカラマリ(イカのフライ)、クラブ・ディップ・スプレッドにチーズと特製の調味料をトッピングした蒸しえび、あさりの蒸し物など、グルテンフリー料理が目白押しです。メイン料理では、バターとレモンを添えたズワイガニの足、鶏の胸肉に特製ガーリック&照り焼きソースをかけてパイナップルをトッピングしたハワイアン・グリル・チキン、約400gの牛ステーキをシーソルトとコショウで焼いて自家製バターをトッピングしたニューヨーク・ストリップ・ステーキ、白ワインでローストしたガーリックバター・ソースのサーモンなどがグルテンフリー料理として提供されています。

チェサピーク湾産カニ販売のフードトラック
チェサピーク湾産カニ販売のフードトラック

前述したように、レストランで食事をするとチップを含めて支払う必要があるので、旅行中に何度もレストランへ行くと大きな出費となってしまいます。しかし、フードトラックのような出張サービスでは、なかなか頻繁には行くことができないレストランのおいしい料理がホテルなどの滞在先で味わえるだけでなく、レストランでは通常必要な20%のサービス料もかからないので安上がりなのも魅力です! 

フーパーズに限らず、海岸沿いのレストランは旬の食材を提供するためオフシーズンには閉店してしまうところも多いのですが、オフシーズン中にもこうしてフードトラックが出ていることもあります。おいしそうなフードトラックを見かけたら、迷わずぜひトライしてみてくださいね。

フーパーズ・クラブ・ハウス(Hooper's Crab House)

住所
12913 Ocean Gateway, West Ocean City, Maryland 21842
電話番号
410-213-1771
営業時間
冬季は閉店しているので、詳細はウェブサイトを参照してください。

まとめ

ボルチモアのフェデラルヒルのカーニバルでもフードワゴンが大活躍
ボルチモアのフェデラルヒルのカーニバルでもフードワゴンが大活躍

近年、アメリカでは少しずつベジタリアンやビーガン・フレンドリーな方向に向かっていると感じます。レストランやカフェだけでなく、地元の農家と提携して地産地消に取り組み、新鮮な野菜や果物、オーガニックの食品だけを置いているコーナーを設けているスーパーも多くなっています。朝食用のシリアルや、クラッカー、ポテトチップス、クッキーなどのスナック類の包装にもベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーという表示がついているので、アメリカ滞在中も安心して食品を選ぶことができますね。旅行の際には、ご自身の健康や嗜好、予算を考慮しながら、アメリカの地域ならではの特産品やスーパーの食品のほか、チャンスがあれば地元のエネルギッシュなフードワゴンの料理に挑戦してみてください。

監修:地球の歩き方

※記事内の料金は、1ドル:約146円を参考に計算しています。

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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