【2023年3月15日~】タイ・バンコクのパドゥン・クルンカセーム運河ボートサービスが無料で再開!4月5日迄近くで開催中のイベントも有!

公開日 : 2023年04月04日
最終更新 :
筆者 : Taeko

はじめに

皆様、サワディーカー。今回は、2023年3月15日から運行を再開したパドゥン・クルンカセーム運河ボートと運河沿いの観光スポットを紹介します。

目次

パドゥン・クルンカセーム運河ボートとは

パドゥン・クルンカセーム運河を走るパドゥン・クルンカセーム運河ボート(2023年3月18日撮影)
パドゥン・クルンカセーム運河を走るパドゥン・クルンカセーム運河ボート(2023年3月18日撮影)

パドゥン・クルンカセーム運河ボート(คลองผดุงกรุงเกษม:Khlong Phadung Krung Kasem、クローン・パドゥン・クルンカセーム)とは、2020年11月に開通した、フアランポーン(ホアランポーン)駅船着き場から、ボーべー市場近くを通過し、テワラート(テーウェート市場)まで(約5km)を30分で結ぶ水上ボートです。2022年9月3日~一時的に運休となっていましたが、2023年3月15日から無料での運行を再開しました。

パドゥン・クルンカセーム運河ボートが運行するエリアには、電車の運行本数の多いBTS(バンコクスカイトレイン)やMRT(地下鉄)の駅がないため、タクシーやトゥクトゥク、路線バス等でアクセスするしかなく、行きにくい場所でしたが、運河ボートの再開により渋滞なしでアクセスできることになります。具体的に、どのような場所へアクセスしやすくなるのか、以下に挙げます。

パドゥン・クルンカセーム運河ボートの経路と周辺の観光スポット

Hua Lamphong船着場
Hua Lamphong船着場

フアランポーン船着場から、停泊する船着場は以下の11カ所。船着場の場所は、Google mapで確認できます。ーの右に、周辺の観光スポットとそこまで船着場からの所要時間を記載しています。

●船着場:Hua Lamphong Station Pierー地下鉄に接続
●船着場:Hua Lamphong Pierー国鉄のフアランポーン駅(Google mapではBangkok Train Stationという表記)まで徒歩約2分
●船着場:Nopphawongー寺院「ワット・テープシリンタラーワート」まで徒歩約5分
●船着場:Yot Seー寺院「ワット・テープシリンタラーワート」まで徒歩約6分
●船着場:Ministry Of Energyー寺院「ワット・サッブア」まで徒歩約5分、寺院「ワット・ボロムニワート」まで徒歩約9分
●船着場:Yaek Lan LuangーSaphoan Khao marketやマハナーク市場まで徒歩約4分、センセーブ運河ボートのボーベー市場船着場(Google mapではท่าตลาดโบ๊เบ๊という表記)まで徒歩約4分
●船着場:Nakhon SawanーWat Samanam Borihan(Wat Yuan Saphan Khao)まで徒歩約8分
●船着場:Ratchadamnoen Nokーワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)まで徒歩約9分
●船着場:Democracyー寺院「ワット・マクットカサッティリヤーラーム」まで徒歩約1分
●船着場:Thewetーテーウェート市場まで徒歩約3分
●船着場:Thewarat Market Pierーテーウェート市場まで徒歩約4分、寺院「ワット・テワラートクンチョンウォラウィハーン」まで徒歩約6分、寺院「ワット・ラーチャーティワートウィハーン」まで約13分、チャオプラヤー川沿いの船着場Thewes Pierまで徒歩約2分

Ministry Of EnergyまたはYaek Lan Luangの船着場は、衣類品の取り扱いの多いボーベー市場から近く、ボーベー市場船着場(Google mapではท่าตลาดโบ๊เบ๊という表記)からセンセーブ運河ボートに乗り換えることができます。センセーブ運河ボートに乗り換えると、西はPanfa Leelard Pierまで、東は、日中空いている時間帯はPratunam pier(プラトゥーナム船着場)で一旦乗り換えが必要になることが多いですが、Hua Chang(Siam Square)船着場まで12バーツ、アソーク船着場(Asok Pier)まで片道16バーツ、さらに、東方面へとアクセスできるようになっています。Hua Chang(Siam Square)船着場は、BTS Ratchathewi(ラチャテウィー)駅まで徒歩約5分です。

パドゥン・クルンカセーム運河沿いにある有名な寺院や市場等

ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)
ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)

パドゥン・クルンカセーム運河の沿岸沿いは、市場が多く、寺院等の観光スポットもあります。特に、外国人に有名なのは、ワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)ですが、Google mapを眺めていると、この周辺には高く評価されている寺院がたくさんあります。タイでは、1日の内に9カ所の寺院を参拝すると大変縁起がよいそうなので、寺院観光に興味があり、体力のある方は、パドゥン・クルンカセーム運河沿いの寺院巡りを計画してみるのもよさそうです。

また、センセーブ運河への乗り換えに近い船着場からボーベー市場近くを歩いていると、洋服を扱うエリアがたくさんあります。特に、センセーブ運河沿いのボーベー市場船着場近くでは、タンクトップ50バーツ程~、お土産で人気の象柄のタイパンツも50バーツ程~あります。また、Yaek Lan LuangからNakhon Sawanへの途中右手には、果物を豊富に取り扱うエリアがあります。果物は基本的に日本へ持ち帰ることはできませんので、その点お気を付けください。(旅行者の方は、スーパー等で販売されているカットフルーツを購入するのがおすすめだと思います)。

運河沿いの通りはあちこち工事中(2023年3月18日撮影)
運河沿いの通りはあちこち工事中(2023年3月18日撮影)

2023年3月訪問した時は、運河沿いは工事しているところが大変多かったです。今後どうような街並みになるのか不明ですが、沿岸沿いの一部には、タイの桜(チョンプーパンティップではなく、インタニンというお花のほう)が見られるエリアがあり、タイの桜などの並木道が整備されたらなと思います。

パドゥン・クルンカセーム運河沿いの風景(この先がフアランポーン駅船着場)
パドゥン・クルンカセーム運河沿いの風景(この先がフアランポーン駅船着場)

パドゥン・クルンカセーム運河ボート乗車時の注意点、イベント情報

Yotse及びNopphawong船着場にはまだ運休の貼り紙がつけっぱなしでした(2023年3月18日撮影)
Yotse及びNopphawong船着場にはまだ運休の貼り紙がつけっぱなしでした(2023年3月18日撮影)

2023年3月時点では、船着場の名称が記載された看板はあるものの、Google mapで目にしたことのある時刻表が書かれた看板は一旦撤去されたようでした。3月18日に訪問した時、途中の船着場では、まだ、運河ボート休止の案内ポスターが掲示されたままの船着場もありましたが、パドゥン・クルンカセーム運河ボートの運行は開始されていました。

パドゥン・クルンカセーム運河ボート乗客の定員は、最大20名です。

パドゥン・クルンカセーム運河再開後(2023年3月15日~)は、月曜~金曜は、午前6時~午前9時及び午後4時~午後7時(20分おきに)土日祝日は午前8時~午後7時(1時間に1本)のみの運行です。

船着場から次の船着場へは徒歩で10分かからないところが多く、運行スピードもセンセーブ運河ボート等に比べるとゆっくりめなので、炎天下の中、屋根がない船着場での待ち時間を考えると、歩いたほうがはやくてよいと感じる人もいるかもしれませんので、その点ご注意ください。

運行時間は、https://www.facebook.com/KrungthepThanakomを参照しました。

変更やイベント開催時も、上記Facebookで告知がなされることになりそうです。現在は、タイ語での情報発信ですが、知名度が上がれば、英語や日本語でのニュースも増えると思います。

※2023年3月27日~4月5日の期間中は、14時~22時まで、「แยกสะพานนพวงศ์(Google mapのNopphawong Intersection近く)」 からフアランポーン駅近くの橋「สะพานเจริญสวัสดิ์(サパーンチャルンサワッ)」(約800mの区間)において、バンコクの観光促進のため、100店舗程が集まるイベント(バンコクブランドの商品販売、飲食店、演奏会など開催しており、それに伴い、ボートも22時まで運行しているとのことです。

特に、4月3日までは、「ตลาดนัดผดุงศิลป์ Art Market」という名称でイベントが開催され、盛大に行われていたようです(https://www.facebook.com/PadungSilpArtMarket参照)。学校が休みになる3月限定で開催されるナイトマーケットは少なくありませんので、ここでのイベントもまたの機会があるかもしれません。現在のところ、タイ語での情報発信のみのようですが、各Facebookをフォローしておくと、時間変更やイベントの有無等に気づきやすいと思います。

最後に

以上、パドゥン・クルンカセーム運河ボートの運航再開のお知らせと運河周辺の観光スポットについてざっくりとですがご紹介しました。皆様の旅の選択肢が広がればと思います。また、渋滞知らずの運河ボートが活用され、車の渋滞も少しでも緩和されることなど、今後に期待したいと思います。それでは、皆様、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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