【スコットランド】世界遺産のフォース橋が目の前。人気のレストラン     「THE BOAT HOUSE」

公開日 : 2023年07月09日
最終更新 :

エジンバラからスコットランドの北側に向かうには、フォース湾にかかる橋を渡るのが最も便利な方法です。
フォース湾には3つの橋が並んで架かっています。この3つの橋はそれぞれ形状や目的が違っていて、最も古くて世界遺産にもなっている鉄道用の「フォース鉄橋」と、バス専用の「フォースロード橋」、そして最も新しい「フォースクロッシング橋」です。
一つの湾に3つの違ったタイプの橋が並んで架かっている景色はユニークで圧巻。中でも1890年に完成した独特の形をした赤い鉄橋「フォース鉄橋」はその歴史と形の美しさから2015年に世界遺産に登録されています。
これら有名な3つに橋については改めて詳しく別記事に起こす予定でいますが、今回はそのフォース鉄橋横にある大人気レストラン「THE BOAT HOUSE」について紹介したいと思います。

3つの橋が並んで架かっているフォース湾
3つの橋が並んで架かっているフォース湾

フォース鉄橋がすぐ目の前。人気レストラン「THE BOAT HOUSE」

エジンバラからスコットランドの北側に向かうと、フォース湾という大きな入り江があります。
フォース湾の入り江にある地域はクイーンズフェリーと呼ばれ、古くから栄えてきました。入り江すぐ横の石畳のハイストリートには古い建物が立ち並んでいて、現代でもレストランや雑貨店として観光客にも人気です。
ハイストリートの建物と建物の間にはベンチが設置され、すぐ目の前のフォース鉄橋の眺めを楽しんだり、入り江に下りてみたりすることができます。

この「THE BOAT HOUSE」はハイストリート沿いにあります。このレストランは地元の食材を使用した、シーフードに重きを置いたビストロレストランです。ハイストリートの入り口から店内に入ると、そこには革張りの2つの椅子があるのみ。外からはレストランの様子は全く見えません。椅子の横に店内へと降りる階段があります。
店内はこじんまりとしていますが、居心地のいい空間。大きな窓からはフォース鉄橋がまさに目の前に広がり、そのダイナミックさに息をのみます。裏庭にはテラス席が数席あり、潮風にあたり、目の前の景色を楽しみながら食事を楽しむこともできます。

クイーンズフェリーハイストリートの歴史ある町並み
クイーンズフェリーハイストリートの歴史ある町並み
ハイストリート沿いの入り口は地味で目立たない
ハイストリート沿いの入り口は地味で目立たない
店内に入るとこの景色
店内に入るとこの景色
店内のバーも充実しています
店内のバーも充実しています
裏庭にあるテラス席からもフォース鉄橋が目の前に見えます
裏庭にあるテラス席からもフォース鉄橋が目の前に見えます

私が今回注文したのは定番のフィッシュアンドチップス。魚はハドックという白身魚のコダラで、衣がサクサクです。ホームメイドのタルタルソースも絶品で、揚げ物料理なのにあっさりと軽やかで美味しかったです。
同伴者は大きな海老のニンニクバターグリルを注文。海老の味が濃く、こちらも大変美味しかったそうです。
メニューの中にはシーフードラーメンもありました。スコットランドのラーメン、次回はぜひ試してみたい一品です。
飲み物はビール、カクテル、ワインメニューがあり、種類も充実しています。デザートやソフトドリンク、子供用のメニューも種類豊富で、小さな子供連れにも対応してくれます。

衣がサクサクのフィッシュアンドチップス
衣がサクサクのフィッシュアンドチップス
大海老のガーリックバターグリルも絶品
大海老のガーリックバターグリルも絶品
  • レストラン名|THE BOAT HOUSE
  • 住所| 22 High Street, South Queesferry, EH30 9PP
  • 電話番号| +44 0131 331 5429
  • 営業時間|12時から22時。ラストオーダーは夜20時。休みなし。
  • ウェブサイト| www.theboathouse.online

今回はフォース鉄橋近くにあるシーフードビストロ「THE BOAT HOUSE」を紹介しました。
クイーンズフェリーのハイストリートは古い時代に迷い込んだような気分になる、味わいのある通りですし、3つの橋がかかる景色も壮大で興味深い場所です。
レストランは隠れ家のようで、入り口からは店内の様子は見えず、階段を下りて店内に入った瞬間に目の前に広がるフォース鉄橋の景色は圧巻でした。料理も美味しく、スタッフのサービスもよかったです。
今回実際にクイーンズフェリーを訪れてみて、エジンバラの町中だけでなく、こうした少し外れの海辺にも興味深い場所があるんだな、と改めて思いました。
皆さんもエジンバラにお越しの際には、フォース湾辺りにも少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

筆者

イギリス特派員

ベイトマン明子

2023年に引っ越してきたばかりのスコットランドのあちこちを訪れ、皆様に報告できることを楽しみにしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。