2023年10月頃までにぜひ行きたい!レトロでお洒落でおいしい、函館ベイエリアの「Cafe&Deli MARUSEN」
人気観光スポットのひとつ、函館ベイエリア。人気の飲食店などがあるエリアで、ふらりと立ち寄ったカフェがあまりにおいしく素敵でした。
※「Cafe&Deli MARUSEN」は、2023年10月22日をもってニチロビルでの営業を終了しています。今後の詳細等については、Cafe&Deli MARUSENホームページなどでご確認ください。
函館の歴史あるビルディング1階にあるCafe&Deli
函館ベイエリアの一角、函館市大手町にある函館国際ホテルの隣りに歴史を感じるビルがあります。
ビルの名前はニチロビル。
かつて北洋漁業で栄えた頃、日魯漁業株式会社(のちに合併や社名変更を経て株式会社ニチロに。その後さらに社名変更、事業譲渡、吸収合併などを経て解散)が本社社屋の一棟として建設したそう。
日魯漁業、北洋漁業、などといえば、昭和生まれの道産子なら多くの人が聞き覚えがある、北海道の歴史、特に漁業の歴史を語るには不可欠なワードです。
北海道で和人文化が最も早くから栄えた函館ならではの趣ある建物がニチロビルですが、その1階にあるのが「Cafe&Deli MARUSEN」です。
調度品、ディスプレイ、雰囲気、すべてが心地よい空間
函館ならではの海鮮やファストフードもよいけれど...。
食事をしようとレストランやカフェを探しながら通りがかったビルの前に、おいしそうなメニューを紹介する立て看板をみつけ、その佇まいに魅かれて早速お店に入ってみると、なんとステキな空間でしょう!
イベントや演奏会などがしばしば実施される店内は、空間を贅沢に使ったゆとりがあるテーブル席とピアノが印象的なレイアウトです。
高い天井には、こちらもまた趣きある照明が点灯していました。
どのメニューもイチオシ!といいたくなる、選び難いメニュー
早速、Lunch&Cafeメニューを見せてもらうと、ひと目で釘付けになる魅惑的な料理のラインアップ。
ラザニア、ハンバーグ、ラムカレー、ローストビーフの焼サンド、キッシュ、極めつけはガレットまで!
パンケーキやパフェなど、スイーツも選りすぐりのおいしそうなメニューです。
愚問ながら、お店の方におススメを聞いてみると、案の定、「どれもおススメしたい!」と笑顔が返ってきましたが、このところのおすすめは「肉みそとゴマの辛いフォー」(ドリンク付・1,408円、税込/以下、表記はすべて税込価格)とのこと。
おススメを聞きながらも、さんざん迷った上で決めたのは、結局、ファーストインプレッションでビビッと来たメニューでした。
写真↑は「海老のグリーンカレーフォー」(ドリンク付・1,408円)。
フォーを食べられるお店はあまり見かけないところに(個人的感想です)、本格的なグリーンカレーでいただけるお得感。
さらには、ミニサイズのおにぎりもついていて、ごはんとグリーンカレーの組み合わせも楽しめます。
そしてこちらは、「ラザニアプレート」(ドリンク・1,408円)。
個人的にはキッシュやガレットとかなり迷いましたが、やはりファーストインプレッションで、ラザニアに。
自家製ミートソースを使っているとのことですが、ほどよいトマトの酸味と旨味のミートソースに、カリっと香ばしいチーズがこんがりと焼けたラザニアです。
本格的な手の込んだラザニアですが、調理時間も特に長いということはなく、そう待たずにほかの料理と一緒に運ばれてきました。
ラザニアだけでも大満足な内容でしたが、プレートにはさらに季節の野菜を使ったサラダなどとパンもついており、とても贅沢なラザニアプレートでした。
さらにランチメニューでは、プレートメニューにコーヒーや紅茶、オレンジジュースから選べるドリンクもついており、とてもお得感もあるランチメニューでした。
この日店内には、地元の方らしきお客さんも多く、確かに地元なら何度もリピートしたくなるお料理と雰囲気のお店でした。
デリやお土産ショッピングも!
店名の「Cafe&Deli」にあるように、お店のショーケースには、デリ商品がずらりと並んでいます。
ローストビーフやローストポーク、サラダや、この日ランチでいただいたラザニアもあります
テイクアウトしてホテルの客室で函館産ワインや日本酒などと一緒に味わうのも楽しそうです。
このほか、プレートメニューやサンドイッチなど、ランチボックススタイルで、また、スイーツなどのテイクアウトもできるので、郊外へのドライブ旅などでも楽しめます。
店内は、セレクトショップコーナーもあるので、こちらもぜひチェックしてみてください。
そして、「Cafe&Deli MARUSEN」、歴史あるニチロビルの老朽化にともない、2023年10月頃をめどにこちらの店舗での営業は終了する予定だそうです。
余談ですが、ニチロビルは美しい螺旋階段が象徴的なビルでもあります(お店の方がおしえてくれました)。
ぜひ「Cafe&Deli MARUSEN」さんが移転される前に訪れ、お料理を味わうと同時に、建設当初、最先端のビルとして建てられた美しい螺旋階段も見てみてください。
現在、ディナー営業はおこなっていないそうで、デリのテイクアウト利用も予約するとより便利です。
10月以降のお店の今後については公表されていませんが、ぜひまたリピートしたいお店でした。
こちらのお店に行ってみたいと思っている方は、この場所での営業終了前に行ってみてください。
「Cafe&Deli MARUSEN」のデータ
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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