TakaHisaコースをすべて公開!ドバイの日本食レストラン「TakaHisa 崇寿」を体験
こんにちは、ドバイ在住とらママです。
世界の一流シェフと高級食材が集まるドバイで本物の日本料理を味わってみませんか?
2年連続「ミシュランガイド」に選出され、フランスの美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ」で2トックを獲得した本格日本料理店「TakaHisa 崇寿」では、ドバイにいながら、世界最高峰の魚介とA5ランクの神戸牛が同時に味わえる、忘れられない感動的な食体験ができます。
本格日本料理店「TakaHisa 崇寿」
ドバイの人気リゾート島「ブルー・ウォーターズ」の「バンヤンツリー・ホテル」内に店を構える「TakaHisa 崇寿」。上品で落ち着いたモダンな雰囲気の日本料理店で、大きな窓からはプールと海を望めます。南国の水平線に沈む美しい夕陽とともに、絶景ディナーを楽しめるのもドバイならでは。料理や食材に関する知識豊富な日本人スタッフが20名在籍しているので、まるで日本にいるかのような安心感。カウンター席では外国人の常連客がシェフとの会話を楽しんでいました。
「TakaHisa 崇寿」の寿司職人である行方崇氏は、東京うかいグループやドバイの「TOMO」で料理長を務めた経験のある人物。豊洲市場から仕入れる最高品質の旬の魚介を使用し、ドバイで極上の本格寿司を提供しています。
もう一人のシェフで和牛マスターの上田寿夫氏は、食の宝庫北海道で生まれ育ち、数々の受賞歴のある日本料理店で活躍した後、2017年にドバイで和牛レストランを開店。その後、2人のシェフが手を組み、2021年に「TakaHisa 崇寿」がオープンしました。
最高品質の魚介と和牛が味わえるおまかせコース
「TakaHisa 崇寿」では、一流の食材にこだわり、高級魚や貝、海老、神戸牛のほか、旬の野菜や果物など、店で使う食材のほとんどを週に4回、新鮮な状態で日本から取り寄せています。牛肉の格付けで世界最高ランクのBMS12のA5神戸牛や、大千のウニ、大間のマグロなど、日本の名だたる店でも入手困難な高級食材が味わえるのは、世界のセレブが注目するドバイならでは。
今回は、世界最高品質の魚介とA5神戸和牛が同時に味わえる、おまかせコース「TAKAHISA」の内容をすべて公開します。
旬の白身魚のトリュフのせ
コースは「白身魚トリュフ」からスタート。この日の魚は、カレイの王様とも言われている高級魚、北海道産の「マツカワカレイ」。脂がよく乗っていて歯応えがよく、噛むほどに旨みと甘みを感じられました。こんなに乗せていいの?と思うほど、贅沢にスライスされた黒トリュフは、淡白なカレイと絶妙にマッチしていて、鼻に抜ける香りの余韻が忘れられない一品。「ルイヴィトン」の箱から登場する黒トリュフの演出もさすが!
神戸牛のしゃぶしゃぶ
2品目は「神戸牛のしゃぶしゃぶ」。肉のおいしさを最大限に引き出す絶妙な温度で調理された神戸和牛は旨みが凝縮され、脂の甘みを感じることができました。シャキシャキとした九条ネギと特製ポン酢タレでさっぱりとした後味。しゃぶしゃぶの部位にはマイルドな脂身と赤身の味の濃さが感じられる「クラシタ(肩ロース)」を使用しています。
神戸牛のカルパッチョ、キャビア添え
3品目には「神戸牛のカルパッチョ」。一緒に添えられたキャビアを包んでいただくとプチプチ、ジュワーッと口の中いっぱいに贅沢な旨みが広がります。刻みわさびの辛味が和牛の甘みをさらに引き立たせてくれていました。カルパッチョには歯応えのある「ランプ(モモ)」や、「トップラウンド(内モモ)」のような部位を使用しています。
蒸しアワビの肝ソース
4品目は「アワビの肝ソース」。今回いただいたのは何と1個1kg以上もある肉厚のアワビ。代々受け継がれている、赤土の茶釜で8時間蒸し上げたアワビは柔らかく、しっとりとした食感。こちらをアワビの肝やウニ、卵黄と合わせたクリーミーで濃厚なソースに絡めていただきます。最後に鮨メシと混ぜて、ソースを最後まで余すことなくいただきました。
岩牡蠣のトマトジュレ乗せ
5品目は「岩牡蠣のトマトジュレ」。UAEの牡蠣はフランス産の小ぶりなものが主流ですが、徳島県産の岩牡蠣は1個で2人分は取れるという特大サイズ。そのままいただいてももちろんおいしいのですが、さらに、低温調理の牡蠣のペースト、キャビア、トマトのジュレを乗せてスプーンでいただきます。濃厚でミルキーな牡蠣にキャビアが口の中でプチプチッと弾けたかと思うと、さらに、ジューシーなトマトの旨みと酸味が加わり、驚くべきハーモニーが楽しめました。
神戸牛のビーフシチュー
6品目は「神戸牛のビーフシチュー」。スネやスジでスープをとった後、淡路島産の玉ねぎや、日本産のトマトと一緒に16時間煮込んだ濃厚なシチュー。具材に使用されたモモ肉はとろけるような柔かさで、玉ねぎの深い甘みとトマトの酸味、お肉の旨みが溶け込んだ、深くリッチな最高の味わいでした。
神戸牛のカツサンド
7品目は「神戸牛カツサンド」。ひと口食べるごとに口の中いっぱいに広がる神戸牛のジューシーな旨みと、それを包みこむソース、サクッと香ばしい食パンが絶妙なバランスの究極のカツサンド。食べやすいようにひと口サイズにカットされた気遣いも女性には嬉しいポイント。
シェフのおまかせ鮨コース8品
カツサンドの後は、シェフのおまかせ鮨が8貫登場します。
1貫目は青森産の「ウニ」からスタート。豊洲市場でもトップブランドの「大千(ダイセン)」の生ウニは非常に数が少なく、何と一箱10万円以上の極上品。身が厚くて大きく、濃厚で上品な甘味とコクがありました。2貫目は鹿児島県産の「アジ」。鹿児島を回遊したアジは身が引き締まり、脂が控えめでさっぱりとした味わい。浅葱がよく合います。
3貫目からは「マグロ」の食べ比べ。日本一のマグロ仲卸業者で名店御用達の「やま幸」からその日の良いものを仕入れ、時期によっては「大間のマグロ」がここ、ドバイで食べられることも。やま幸ブランドの「赤身」は香り豊かで、「中トロ」はふわっと柔らかく、滑らかな舌触り。「大トロ」はとろけるような脂が堪らない逸品でした。
6貫目は肉厚で甘く濃厚な味わいの熊本県産の「車海老」。7貫目は敢えて炙りではなく、焼きで素材の旨みを引き出した対馬産の「ノドグロの磯辺焼き」。鮨の〆は「穴子」。柔らかく蒸し上げた後、手作業で小骨をすべて取り除いているため、ふわっととろける舌触りのよい身がいただけます。
握りの決め手はキリッとした赤酢のシャリで、日本から取り寄せた魚沼産コシヒカリやつや姫をシーズンに合わせて使用しています。ドバイはムスリム国のため、醤油や酢などもアルコールを含まないハラル対応。
シェフの本日のスペシャルメニュー
コースの終盤は「シェフのスペシャル」全4品の中からお好みを1品選べます。「海の宝石」はイクラ、ウニご飯、ネギトロ、キャビアに生ワサビがトッピングされていて、思わず笑みが溢れるおいしさ。北海道産のイクラは粒が大きく、コクのある深い味わいです。
新しくメニューに加わったという「かぶすラーメン」は、日本から仕入れたすべての魚介の骨や頭などを長時間煮込んで仕上げた贅沢漁師汁。この日の具材はノドグロ、キンキ、アジ、カレイ、アマダイ、コハダ、車海老など。塩や醤油などの味付けは一切なしで、玉ねぎ、カツオ、昆布の旨みがプラスされています。
「毛ガニリゾット」では、生クリームとカニ味噌で仕立てたクリーミーなソースに絡めていただきます。驚くほど甘く濃厚な味わいの北海道産の毛ガニを使用。お肉派にはトリュフと、温泉卵がトッピングされた「すき焼き」がおすすめ。〆はご飯を投入してミニすき焼き丼が楽しめます。4品全てに蛤のお味噌汁付き。
本日のデザート
コースの〆はメニューからお好みのデザートを1品選べます。「抹茶ティラミス」はルイヴィトンのモノグラムがあしらわれたティーカップで登場。何層にも重なったティラミスは香り高い抹茶の苦味と上品な甘さでさっぱりとした味わい。UAE産のハチミツをブレンドした黒蜜をお好みで掛けながらいただきます。
「モンブラン」をオーダーすると、目の前でクリームを美しく盛りつけてくれます。日本産さつまいもの本来の甘みを活かしたクリームは、ほっこり優しい甘さで、ベースのチーズケーキとのコンビネーションも抜群です。
アクセス
「TakaHisa 崇寿」は、ドバイメトロ「DMCC」駅からタクシーで6分ほどで到着します。12月〜3月の涼しい時期には、ドバイトラム「JBR2」からブルーウォーターズに架かる橋を渡って、爽快な海沿いのお散歩が楽しめますよ。
TakaHisa 崇寿
- 住所
- First floor, Banyan Tree Dubai, Bluewaters Island, Dubai, United Arab Emirates
- 電話番号
- +971-4-556-6688
- アクセス
- ドバイメトロ「DMCC」駅からタクシーで6分
- 営業時間
- 12:00~翌2:00(L.O.おまかせコース24:00、アラカルト翌1:00、ドリンク翌1:30)
- 休日
- 無休
- 予約URL
- sevenrooms.com
- ホームページ
- takahisa.ae
- インスタグラム
- instagram.com
まとめ
いかがでしたか?今回は、ドバイの本格日本料理店「TakaHisa 崇寿」のおまかせコースを紹介しました。日本でもなかなかお目にかかれないような最高品質の食材を贅沢に味わえるのはドバイならでは。味や見た目はもちろん、お客さんを楽しませてくれる料理の演出や、ホスピタリティーの高さ、美しい夕日にもきっと心奪われるでしょう。大切な人と過ごす、とっておきのシーンにぴったりです。
筆者
ドバイ特派員
とらママ
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