ロサンゼルス・ドジャースの試合を見にいこう

公開日 : 2024年09月17日
最終更新 :

コロナ禍を経て4年半ぶりの改訂となった『地球の歩き方 アメリカ西海岸』。ガイドブックではロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、ラスベガス、シアトル、ポートランドの定番スポットや最新情報を掲載しています。改訂版発行後の2024年5月に再び訪れたロサンゼルス(LA)では、メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャースに大谷翔平選手が移籍した話題で持ちきりでした。ここでは、ドジャースの試合観戦tipやLAで訪れたいドジャースゆかりのスポットをご紹介します。

やっぱり本拠地ドジャースタジアムでMLBを観戦したい!

2024年シーズンから大谷翔平選手や山本由伸投手が加入したことで注目を集めているロサンゼルス・ドジャース。メジャーリーグベースボール屈指の名門チームとして知られています。1962年に開場したドジャースタジアムは、メジャーリーグで3番目に古い球場ですが、幾度もリノベーションされ、2022年には外野のコンコースが新設されました。

観戦チケットの料金は座席タイプや対戦相手、曜日によって異なります。まずはロサンゼルス・ドジャースの公式ホームページLos Angeles Dodgers Ticketsで空席をチェックしましょう。SEAT MAPで座席表を見ながらチケット枚数や座席タイプなどを選択できます。公式ホームページでは、3塁側内野席やバックネット裏のチケットは販売開始後すぐに売り切れることが多いので、チケット仲介会社のSeatGeekStubHubを利用してもいいでしょう。また、紙のチケットは廃止されているので、スマートフォンにMLB Ballparkアプリをダウンロードするように。電子(モバイル)チケットがMLB Ballparkアプリに届きます。
なお、ファンサービスの一環として、ギブアウエイ・デイ(記念品を配布する日)もあります。選手のボブルヘッドやユニフォーム、ハット、シャツなどが先着4万人に配布されますので、その日は開場数時間前から入場の列ができることもあります。

観戦チケット関連ページ

ムーキー・ベッツ選手のボブルヘッドや、メキシカン・ヘリテージ・ナイト・ユニフォームなどもギブアウエイ・デイで配られました。球場内にあるFAN SERVICE(ファンサービス)カウンターでは缶バッジがもらえます
ムーキー・ベッツ選手のボブルヘッドや、メキシカン・ヘリテージ・ナイト・ユニフォームなどもギブアウエイ・デイで配られました。球場内にあるFAN SERVICE(ファンサービス)カウンターでは缶バッジがもらえます

ドジャースタジアムへは、UberやLyftなどのライドシェア・サービス、無料シャトルバスのドジャー・スタジアム・エクスプレス(Dodger Stadium Express)、市バス、タクシーなどでアクセスできます。いずれもダウンタウンから15~30分ほど。ドジャー・スタジアム・エクスプレスは、当日の観戦チケット保有者は無料です。ロサンゼルス・ダウンタウンのユニオン駅東口にあるPatsaouras Transit Plazaの9番乗り場から、球場行きの直行バスが試合開始1時間30分前から10分間隔で出発しています。球場発ユニオン駅行きは試合終了45分後、または試合終了後にあるイベント終了20分後まで運行しています。ただし、試合終了後は駐車場から出る車で渋滞が予想され、ドジャー・スタジアム・エクスプレスの運行間隔が長くなりますので、Uberを利用したほうがいいでしょう。
また、ドジャースタジアムは荷物の持ち込み制限があります。カバンは透明なプラスティックバッグ(30cm×30cm×15cm以内のサイズ)か、クラッチバッグ(12cm×20cm×5cm以内のサイズ)のみ。三脚や望遠レンズ、自撮り棒などの持ち込みは禁止されています。

ヘルメットナチョス($11.99)とヘルメットアイス($8.99)
ヘルメットナチョス($11.99)とヘルメットアイス($8.99)

球場内では、名物のドジャードッグ(ホットドッグ)やガーリックポテト、たこ焼き、ハンバーガー、ピザ、ポップコーンなどさまざまなフードを味わえます。試合中は各店舗に行列ができるので、試合開始前に購入しておきましょう。7回表の終了後には、セブンス・イニング・ストレッチが行われます。観客が立ち上がり背伸び(ストレッチ)をし、“Take Me Out To The Ball Game(私を野球に連れてって)”を歌います。球場全体に一体感が生まれるので、席を外さないほうがいいでしょう。

ドジャースグッズを購入したい

Tシャツ($56)、キャップ($34.99)、栓抜き($10)、ネックストラップ($10.99)、マグネット($8)、キーホルダー($10)
Tシャツ($56)、キャップ($34.99)、栓抜き($10)、ネックストラップ($10.99)、マグネット($8)、キーホルダー($10)

大谷選手の公式グッズが購入できるドジャースのチームストア(Dodgers Clubhouse)は、球場のほかハリウッドのオベーション・ハリウッドやサンタモニカのサード・ストリート・プロムナード、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのシティウオーク、シタデルアウトレットなどにあります。球場内には、フィールドレベルやクラブレベルなどにもチームストアはありますが、試合観戦チケット所有者なら試合中に誰でも立ち寄れるトップデッキ(最上部)の店の在庫がいちばん豊富といわれています。Tシャツやユニフォームはカラーバリエーションやデザインなど何種類もあるので、いろいろと見比べてみるといいでしょう。

ドジャースのチームストア(Dodgers Clubhouse)

オベーション・ハリウッド店
6801 Hollywood Blvd., Hollywood
サード・ストリート・プロムナード店
1343 3rd Street Promenade, Santa Monica
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド・シティウオーク店
100 Universal City Plaza, Universal City
シタデルアウトレット店
100 Citadel Dr., # 416, Commerce

大谷選手の壁画も見逃せない

ロサンゼルス・ダウンタウンから南へ約50km、ハモサビーチにある壁画
ロサンゼルス・ダウンタウンから南へ約50km、ハモサビーチにある壁画

2023年12月に大谷選手のドジャース移籍が発表されてから、ロサンゼルス周辺には大谷選手の壁画が続々と登場しています。いちばん有名なものは、ダウンタウン・リトルトーキョーにある都ホテル・ロサンゼルス(Miyako Hotel Los Angeles)の壁に描かれたもの。ロサンゼルス・ボイルハイツ出身のアーティスト、ロバート・バーガス氏が描いたもので、投手と打者の二刀流がモチーフです。都ホテル・ロサンゼルスのエントランスホール横に貼ってある二次元バーコードを読み込んで壁画にかざすと、画面のなかの大谷選手が動き出すAR(拡張現実)も楽しめます。そのほか、ロサンゼルス・ダウンタウンのグランド・セントラル・マーケット(Grand Central Market)やダウンタウン南のアパレルショップ(Prociety)、ハモサビーチの酒屋(Oceanview Liquor)などにも大谷選手の壁画があります。

壁画の場所

Miyako Hotel Los Angeles
328 1st St., Los Angeles
Grand Central Market
317 S. Broadway, Los Angeles
Prociety
1501 Main St., Los Angeles
Oceanview Liquor
3232 Manhattan Ave., Hermosa Beach
レストランやカフェが集まるグランド・セントラル・マーケットにもあります
レストランやカフェが集まるグランド・セントラル・マーケットにもあります
ロサンゼルス・ダウンタウンのコンベンションセンター近くにある壁画。周辺は人通りがあまり多くないので日中に訪れましょう
ロサンゼルス・ダウンタウンのコンベンションセンター近くにある壁画。周辺は人通りがあまり多くないので日中に訪れましょう

球場ツアーに参加して、スタジアムの裏側を見学しよう

ドジャースタジアムでは、球場ツアーが数種類開催されています。ベーシックなスタジアムツアー(Stadium Tour)のほか、プリゲームツアー(Pregame Tours)やVIPツアー(VIP Tours)、テイク・ザ・フィールド・ツアー(Take the Field Tour)、クラブハウスツアー(Clubhouse Tours)などがあります。一番人気のスタジアムツアーでは、ダッグアウトやメディアルーム、トロフィールームなどを見学できるうえ、グラウンドに出ることもできます(訪れる場所は時期により異なります)。日本語のスタジアムツアーも開催されているので、開催日や開催時間をウエブサイトでチェックしましょう。

球場ツアー

まとめ

MLBは例年3月下旬から9月下旬までレギュラーシーズンが、10月にポストシーズンが行われ、球場ツアーはレギュラーシーズンの期間毎日開催されます。観戦チケットを入手できない場合、球場ツアーに参加してドジャースタジアムの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょう。また、ドジャースのチームストアは、ハリウッドやサンタモニカなどの観光地にもあるので、観光のついでに立ち寄ることもできます。ドジャース観戦とあわせてロサンゼルス滞在を楽しんでみませんか?

TEXT:『地球の歩き方 B02 アメリカ西海岸』編集担当 菊地俊哉
PHOTO:菊地俊哉

筆者

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