【クアラルンプール】市内中心からも近いマレーシア国立動物園
クアラルンプール中心部から北へ車で30分ほどに位置するネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)。1963年開園した歴史ある動物園です。今でもそうですが、当時は周辺にはジャングルが残っていて「ジャングルの動物園」と呼ばれていました。というのもクアラルンプール近郊にもかかわらず、今でも自然が残る地域となっているからです。
ネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)はもともとジャングルだっただけあって、木々も多く木陰もあるのですが、晴れた日はかなり暑くなるため歩くのは大変なことも。特に小さなお子さんなどは熱中症に気をつけた方がよいかもしれません。
実は園内にはトラム(有料)が走っています。すべての場所をカバーしているわけではないのですが、暑いなか歩くのを大幅にカットできます。またトラムはゆっくり走るので、動物を見ながら景色も楽しむことができます。
トラムに乗って園内を楽々移動!
正面入口を入って真正面すぐのところにトラム乗り場があります。ここでチケットを売っています。
トラムは園内の散策コースを巡回していますが、基本的にはトラム乗り場→トラ、ライオンゾーン→トラム乗り場の往復ということになります。また途中下車はできません。
ただし貸切にすることでき、その場合は見たい動物のところで停車してもらえます。
屋内施設と屋外施設があります。世界各国の例えばオーストラリア、アフリカなどの動物も多く、広々とした環境で飼育されています。
パンダ館は冷房完備で涼しさ満点
特に人気なのはパンダ館で、体育館のような広いエリアにエアコンが効いた環境で飼育されています。園内はかなり暑いのですが、パンダ館は涼しくのとパンダを近くでゆっくり見られるからです。パンダはペアが2頭いて、3頭の子どもが生まれています。外は本当に暑いので、涼しい館内は訪問者にとっても、しばしゆっくりとして体を休めることができます。
マレーシアの固有種や絶滅危惧種を観察
ネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)にはマレーシアの固有種も多く飼育されています。なかでもマレーバクは白と黒に分かれた体毛が特徴的なマレーバク(Malayan Tapir)は、森林の開発など環境の変化により絶滅危惧種に指定されている貴重な動物です。どこかのんびりして穏やかそうな雰囲気に思わず癒やされます。
同じくオランウータン(Orang Utan)はその名前自体がマレー語で「森の人」を意味します。同じく森林環境の変化により絶滅が危惧されています。
そしてもうひとつ。実は動物園でありながら海の生き物が見られるエリアもあります。
こちらでは時間帯によってアシカなどのショーを行っていたり、水槽には魚などが飼育されています。
クアラルンプールで水族館というとKLCC水族館が知られていますが、ネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)でも規模は小さいながらも見ることができます。
場所は正面入口入って右方向に行くと見えてくるショーの観覧ステージが目印です。
園内には晴れていれば暑く、またマレーシア特有の気候で強い雨が30分〜2時間ほど続くこともあるため、日差しや雨が避けられる場所をあらかじめ確認しておく便利です。以下のリンクから園内マップを見ることができます。
ネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)の園内マップ
園内の池にはフラミンゴがいますが、驚くことにこのフラミンゴは園外まで飛んでいるのを見かけたこともありました。すぐそばには交通量の多い道路ががあるのですが、慣れているのか中央分離帯で休んでいたりします。
さらに園内の木々には猿がいますが、こちらは飼育されているのではなく野生の猿です。
人慣れしていますが、食べ物などはあげないようにしてくださいね。
(撮影by逗子マリナ)
※園内は撮影許可をいただいています。
※写真の無断転載禁止
ネガラ動物園(Zoo Negara/National Zoo of Malaysia)
- 住所
- Jalan Taman Zooview, Taman Zooview, 68000 Ampang, Selangor
- 開園時間
- 9:00〜17:00
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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