アッペンツェルで梅干しもどき作り

公開日 : 2024年08月07日
最終更新 :

アッペンツェルで梅干しもどき作り

私が住むアッペンツェルには「日本食材店」がありません。

チューリッヒやベルン、バーゼル、ジュネーブ、ローザンヌなどには日本食材店だけでなく、日本人の料理人が腕をふるう和食屋さんもあり、ハイレベルな日本料理が堪能できます。

が、ここ東スイス地方には日本食材店がないため、オンラインで注文したり、ビオのお店で売っている日本の食材を見つけたら買ったり、スイス産の「日本食もどき」を買ったりしています。

そういう貴重な日本の食材のひとつである梅干し。

私は、数年前から自分で「梅干しもどき」を作り始めました。

といっても、日本で手に入る青梅は、ごく限られた短い期間、特定のお店でしか見当たりません。

そこで、まずは手始めに小さい杏で梅干しもどきを作ってみました。

瓶に杏と塩とクエン酸を入れ、1ヵ月ほど地下室で放置。

1日1回ほど瓶を振って混ぜたくらいですが、カビも生えず、水分もしっかり出ていい感じに。

赤しそやルバーブを入れて赤くしてもよい、とネットで見たけれど、怠け者の私はそのまま色なしで。

わが家は日差しの強い山の上にあるので三日三晩、庭のテーブルの上で干しました。

夜露っていうものがちゃんと作用したのかは謎ですが、見た目はいい感じ。

瓶に入れ、冷蔵庫で保存しました。

見た目はまあまあの出来!

味も本物とは少し違うような気もするけれど、最近はステビアや蜂蜜入りなど、いろいろな種類の梅干しがあるので、これはこれで梅干しでした。

合計4.5kgほど。

この画像は初めての、杏での梅干しもどき作りのものです。

今度は、貴重な(?)青梅から作った梅干しについて投稿しようと思います。

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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