オータンのロラン美術館でローマ遺跡に出合う
ローマの栄光と中世の輝きを今に伝える
紀元前15年頃にアウグストゥスによって築かれ、「ローマの妹であり、ライバル」ともたたえられた町。今も多く残るローマ遺跡が、当時の栄光を物語っている。2000年の歴史をもつこの町は、珠玉のロマネスク彫刻に出合える町でもある。サン・ラザール大聖堂の正面を飾る『最後の審判』、そして、危うい魅力を秘めた『イヴの誘惑』に憧れてやってくる旅行者は多い。
オータンの歩き方
町の中心はシャン・ド・マルス広場Pl.du Champ de Mars。駅からシャルル・ド・ゴール通りAv.Charles de Gaulleをどんどん進むと突き当たる。サン・ラザール大聖堂は南へさらに約500m。
ローマ時代の遺物のほか、有名な『イヴの誘惑』のレリーフを所蔵するロラン美術館Musée Rolinは大聖堂のすぐそばにある。ローマ遺跡で見逃せないのは、町の東にあるローマ劇場Théâtre Romain。ガロ・ローマ時代の劇場の遺跡としては最大級の規模を誇る。そのほか、かつての城壁の名残のサンタンドレ門Porte St-Andréや、ヤヌス神殿Temple de Janus（町の北西を流れるアルー川の向こう側）がある。
オータンへのアクセス
列車でのアクセス バスでのアクセス
ディジョンからTERでエタンEtangで下車し、TERまたは国鉄バスに乗り換える。約1時間30分。
ロラン美術館
- 住所
- 5, rue des Bancs
※工事のため2027年12/31まで休館
基本情報(オータンの観光案内所)
- 住所
- 13, rue Général Demetz
- 電話番号
- 03.85.86.80.38
- 開館時間
-
9:15〜12:45（6〜9月は〜13:00）
14:00〜17:00（6〜9月は〜18:00） - 休館日
- 10〜5月の㊐㊗
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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