サンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフの食べ歩き2024年

公開日 : 2024年08月20日
最終更新 :

サンフランシスコ・フィッシャーマンズワーフは、年間千万人以上の集客数を誇る全米屈指の観光地です。この夏はあの忌まわしい出来事が嘘のような賑わいをみせています。最近歩いてみて感じたのが、以前は観光客向け(?)のコッテコテのレストランもあったのですが、けっこうローカルレストランが増えてきたように思いました。8月前半ランチで食べてみたまとめです。一緒に歩いたのは、仕事の合間にフィッシャーマンズワーフで”フィッシュ&チップス”を食べ歩いているRRさん。

ピア39のピザ・メキシカンレストラン

ピア39は大小合わせて200店舗のショップ、レストランがあるモールです。飲食店の激戦地みたいなこの場所にベイエリアで10店舗ある「アミシス・イーストコースト・ピザリア」がありました。思いきり観光地に存在する地元民が足繁く通う”ローカルレストラン”がありました。

ランチは湾を一望できる窓際をゲット
ランチは湾を一望できる窓際をゲット

入り口近くに大型テレビがあるバーと奥にダイニングルームがあります。ダイニングルームからはサンフランシスコ湾が一望できなんとも気持ちの良いピザレストランです。実は二人ともアミシスは初めてだったのが分かり、ならばアミシスコンボ($35.75)をシェアすることにしました。夜10時までオープンなのでゆっくりできるのもありがたいですね。

2〜3人ならMサイズで充分お腹いっぱいになります
2〜3人ならMサイズで充分お腹いっぱいになります

【Amici's East Coast Pizzaria】

住所
Pier39 Space M-211/M San Francisco, CA 94133
Tel
415-658-7003
オープン時間
11:00〜22:00
メキシコ
メキシコ

思い切りラテンの風を吹かしている「タコ・カンテーナ」は、ピア39で最も新しくオープンしたパティオダイニングです。カンテーナはスペイン語で食堂の意味なんですが、ここはカウンターで注文し、番号札をもらって席につき、スタッフが持ってきてくれるカフェテリア式です。

タコスのアラカルトは、基本のチキン、シュリンプ、フィッシュ、アサダ(ステーキ)をはじめ、サボテン、ロブスターテール、インポッシブルビーフなど9種類、一つ$6.75〜12.75。ファヒータやシェビッチェもありフレッシュな食材で私たちを楽しませてくれます。ローカル民でも行きたくなるレストランです。ごめんなさい!痛恨の写真撮り忘れ><

最近日本でもメキシコ料理が話題になっているようですので、観光ついでにカリフォルニア・メキシカン体験はいかがですか?思ったより食べやすいですよ!

【Taco Cantina】

住所
Pier 39 Beach St at Embacadero #255 San Francisco, CA 94133
Tel
415-866-8226(TACO)
オープン時間
毎日11:00〜21:00  火〜20:30 日月〜 20:00

ピア41にフードトラック接岸?

全米27州に店舗展開しているトレックフードチェーンの「カズンズ・メイン・ロブスター」がピア41に現れました。カリフォルニア州では5店舗めになります。この日はランチにあまり時間がなかったので、ロブスターの濃厚なスープのエナジーチャージはありがたかったです。

ここはオープンしたばかりだそうですが、
カズンズはイベントなどでは常連フードベンダー
ここはオープンしたばかりだそうですが、
カズンズはイベントなどでは常連フードベンダー
時間はない時はスープはありがたい小丼サイズでちょうどよいボリューム
時間はない時はスープはありがたい小丼サイズでちょうどよいボリューム

フィッシャーマンズワーフ以外のベイエリアのスケジュールはサイトで確認してみてくださいね。

【Cousins Maine Lobster】

住所
Pier 41 Marine Terminal, San Francisco, CA 94133
Tel
415-594-0401
オープン時間
11:00〜21:00

クラムチャウダーだけじゃないボーディンビストロ

2階はゆったりと食事ができるビストロボーディンのバーとレストラン
2階はゆったりと食事ができるビストロボーディンのバーとレストラン

朝早く行くとパンの発酵している香りがするボーディン。ジェファーソンStから工房の様子がのぞけます。ギフトショップも併設されていて、クラムチャウダーの缶詰はおすすめのお土産です。いつも賑わっている1階のカフェは、気軽に立ち寄れてとても便利。そしてボーディンのブレッドボウル(パンに入ったクラムチャウダー)は、サンフランシスコに来たら一回は食べておきたい食べ物ですが、実はサラダやサンドイッチもきちんとしたもので、リピーターが多いのです。新鮮な食材で食べ応えあり!そーボーディンは私たちには町のパン屋さんなのです。

コーヒーショップは地元のピーツ(Peets)が運営していて、このコーヒーもコアなファンが多い。観光地にしては良心価格の3ドル(Sサイズ)スタバより安い事が分かりました。

もしカップルで立ち寄るなら、サンドイッチとサラダをシェアするとちょうどいい量です。

【Boudin At The Wharf】

住所
160 Jefferson St San Francisco, CA 94133
Tel
415-351-5561
オープン時間
11:30〜22:00

ギラデリスクエアのモダンコリアン

ランチタイムはいつも人が待っている
ランチタイムはいつも人が待っている

ミュニメトロFラインのターミナルそばに、いつも待ってる人がいる「スリサン」は、モダンコリアンレストランです。フィッシャーマンズワーフの中心にありながら、観光客はターゲットにしていないと謳っているローカル志向実力派レストラン。アジア風アメリカンブレックファーストはとても人気があるようです。何度かトライしてみているのですが、まだ未体験なレストラン。ランチよりディナーに来てみたい一軒。

【Surisan】

住所
505 Beach St, San Francisco, CA 94133
Tel
415-771-8449
オープン時間
9:00〜14:00 土日〜15:00 ディナー17:00〜21:00

ケーブルカー・メイソン線トレジョ前にはタイレストラン

近所ということもあり、フィッシャーマンズワーフのトレーダージョーズにはよく行きますが、その度に気になっていたのが「ニュー・タイ・エレファント」。サンマテオにもお店があるローカルレストランです。

以前は日本食レストラン。
もしかしたらタイレストランにして良かったかも
以前は日本食レストラン。
もしかしたらタイレストランにして良かったかも
まさに”町中のタイフード”
まさに”町中のタイフード”

一切観光地的設はなくお客さんは、観光客風の方は見当たらず、この辺でお仕事している人たちのランチの場所みたいです。価格の良心的でタイ料理食べたいなぁと思ったら来ちゃうお店です。

【New Thai Elephant】

住所
393 Bay St, San Francisco, CA 94133
Tel
415-818-8999
オープン時間
ランチ11:00〜15:00 ディナー16:30〜21:30

やっぱり”フィッシュ&チップス”は外せない

一度見たら忘れられないロゴマーク><
一度見たら忘れられないロゴマーク><

スイサンの斜め前に位置する「コッドマザー・フィッシュ&チップス」。コッド(鱈)母さんのエプロンはイギリスのユニオンジャック。コンテナを改造したキッチンは、この地に落ち着き、テントを張ってトラックフードの名残りを感じ、まるでどこかのイベント会場みたいな店構えにしています。

無駄を省いたシンプルなフィッシュ&チップス
無駄を省いたシンプルなフィッシュ&チップス

カウンターで注文して呼ばれたら受け取りに行きます。とにかく熱々で口の中の火傷に注意してくださいね。ぷっくりふわふわ衣は初めての食感。皮付きフレンチフライはホクホクしてお芋さん。モルトビネガーが用意されているのが英国風なのです。少し甘め衣にちょいとお塩ふりかけて食べてみましたら案外いけた。

笑っちゃうくらい強烈な印象のコッド母さん
笑っちゃうくらい強烈な印象のコッド母さん

屋外なのでスズメが足元にいたりしますが、カモメは来ないかと心配しましたが、大きいパラソルなので近づけないのかもしれません。なるほどだからいつも大きく広げているのかと素敵な工夫を納得しました。

【The Codmother Fish & Chips】

住所
496 Beach St, San Francisco, CA 94133
Tel
415-606-9349
オープン時間
11:30〜19:00 土〜20:00
老舗シーフードレストラン”フランシスカン”の1階
老舗シーフードレストラン”フランシスカン”の1階

最後に紹介するのが、ノース・ビーチの有名ガーリックレストラン「スティンキング・ローズ」の姉妹店「フランキーズ・クラブスタンド」。入り口のカウンターで注文して持ってきてもらいます。大人の手のひらサイズのフィッシュフライが2つにガーリックフライ。添えてあるレモンは合わせて半個分でなんとも贅沢。たっぷり絞れて最後に油っぽくなった指をレモンで拭いちゃうこともできる一石二鳥。

このパン粉で揚げたフライってなぜか醤油が欲しくなるのは私だけだろうか?

パン粉のフィッシュフライは、フィッシュ&チップスでは珍しい
パン粉のフィッシュフライは、フィッシュ&チップスでは珍しい
後ろのパティオで潮風にあたりながら食事もよし
そして湾に沿ってトレイルコースにもなっている
後ろのパティオで潮風にあたりながら食事もよし
そして湾に沿ってトレイルコースにもなっている

【Frankie's Crab Stand】

住所
Pier 43 1/2 The Embarcadero First Floor, San Francisco, CA 94133
Tel
415-362-7733
オープン時間
毎日11:30〜15:00

今回は、観光地の定番料理”シーフード&ステーキ”から別の見方で、ローカルの方たちがちょいと食事に行くか?と行きたくなるだろうお店の紹介でした。なんだかんだで変化しているフィッシャーマンズワーフでした。

立秋を過ぎるとやはり秋らしい雲が…
立秋を過ぎるとやはり秋らしい雲が…

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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