ランス（Reims）でフランスの歴史とシャンパンを味わおう
繊細な泡に酔いしれたい、シャンパンの町
かつて、フランス王はランス（Reims）で戴冠式を行わなければ、正式な王とはみなされないといわれた。こうしたフランス随一の格式をもつ大聖堂の町は、パリの東北東142kmの所にあるマルヌ県の中心的都市である。古来、羊毛の織物工業が盛んで、現在でも商工業が発達し交通の便もいい。そして何といってもシャンパンの本場だ。
ランス（Reims）の歩き方
駅前の公園を抜け、前に延びる通りRue de Talleyrandを南東に進み、リベルジエ通り Rue Libergierとの交差点に出れば、ノートルダム大聖堂が現れる。大聖堂見物はあとにし、来た道をさらに進む。シャンツイ通り Rue Chanzy、ガンベッタ通り Rue Gambetta、グラン・セール通り Rue du Grand Cerfと変わり、20分も歩くとサン・レミ・バジリカ聖堂に出る。この教会は11〜13世紀に建てられた。
また、前述したリベルジエ通りとの交差点脇にランス美術館 Musée des Beaux-Arts de Reimsがある。1階にはこの地方の画家の作品、2階にはダヴィッド、コロー、ミレー、ブーダン、マティス、ピカソなど、おなじみの画家の作品も多い。
シャンパンセラー訪問
ランスといえば、やはりシャンパン。2015年7月にはシャンパンのブドウ畑やセラーが世界文化遺産に登録された。ランスにも登録されたセラーがあり、見学を受け付けているメーカーが多いので、訪ねてみよう。セラーの中は真夏でも非常に寒いので、上着を忘れずに。
華やかな気分に包まれる
シャンパンのボトルが並ぶ熟成庫
ランス（Reims）へのアクセス
列車でのアクセス
パリ・東駅からTGVで約45分。
見どころ
基本情報(ランス（Reims）の観光案内所)
- 住所
- 6, rue Rockefeller
- 電話番号
- 03.26.77.45.00
- 開館時間
- 10:00〜18:00（㊐は〜17:00）
- 休館日
- 5/1、一部㊗
駅前の観光案内所
- 住所
- Cour de la Gare
- 開館時間
- 8:30〜12:00 13:00〜17:00（季節、曜日によって異なる）
- 休館日
- ㊐㊗
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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