フランス北部リールへのアクセスガイド 1時間で行く欧州文化首都

公開日 : 2023年08月23日
最終更新 :

活気に満ちたヨーロッパの交差点

ベルギーとの国境に近く、中世にはフランドル伯領として栄えた、北フランス最大の産業都市。1994年に英仏海峡トンネルが完成し、ユーロスターが発着する町として一躍脚光を浴びた。2004年の「欧州文化首都」に選ばれて以来、芸術・文化面でも注目を集め、「ヨーロッパの中心都市」として、着実に歩みを進めている町なのだ。

リールの歩き方

町は無人運転のメトロVALが走るほど広いが、おもな見どころは歩いて回れる。リールには、フランドル駅 Gare de Lille Flandresとウロップ駅 Gare de Lille Europeのふたつの国鉄駅があり、ふたつの駅の間は500mほど。2駅の間には、巨大なショッピングセンター、ウーラリール Euralilleがある。

フランドル駅を背にフェデルブ通り Rue Faidherbeを進むとド・ゴール将軍広場 Pl. du Général de Gaulle、通称グラン・プラス Grand'Placeに出る。カフェやレストランが建ち並ぶ市民の憩いの場で、週末にはノール地方のあちこちから集まってくる人々で埋め尽くされる。広場の一角にある旧株式取引所 Vieille Bourseは、17世紀フランドル様式のリールで最も美しい建築物のひとつだ。グラン・プラスからノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂 Cathédrale Notre-Dame de la Treilleにかけての一帯がリールの旧市街。赤れんがと白い石のかわいらしい家々を眺めながらの散策が楽しい。

  • フランドル風の家に囲まれた旧市街の広場

    フランドル風の家に囲まれた旧市街の広場

  • 1924〜32年の建造の市庁舎。フランドルの伝統建築をコンクリートで実現している

    1924〜32年の建造の市庁舎。フランドルの伝統建築をコンクリートで実現している

  • 旧株式取引所の中庭は古本屋が軒を
連ねる楽しい散歩場所

    旧株式取引所の中庭は古本屋が軒を 連ねる楽しい散歩場所

メトロ、トラム、バス

・料金:1回券€1.80、10回券€15.40、1日券€5.30
・URL:https://www.ilevia.fr/

シティ・パス City Pass

リール美術館やオスピス・コンテス美術館などの見どころ、リール・シティ・ツアー、メトロなどの市内交通が無料になる。購入は観光案内所で。
・料金:24時間券€25、48時間券€35

バスで市内観光

約1時間15分でリール市内の見どころを回る観光バス「シティ・ツアーCity Tour」がこ前から1日3〜4便出ている。日本語のオーディオガイドもあるのでおすすめ。席に限りがあるので、こまたはウェブサイトから予約するといい。
・休業日: 1/1、5/1、9月の第1週末、12/25
・料金:€15
・パス:シティ・パスで無料

リールへのアクセス

列車でのアクセス

パリ・北駅からTGVでリール・ウロップ Lille Europe駅またはリール・フランドル Lille Flandres駅まで約1時間。パリCDG空港駅からTGVで約50分。アミアンからTERでリール・フランドル駅まで約1時間20分。

基本情報(リールの観光案内所)

住所
Palais Rihour-Pl. Rihour
電話番号
03.59.57.94.00
開館時間
10:00〜12:30 13:30〜17:30
休館日
1/1、5/1、12/25

筆者

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