炭鉱の歴史を芸術に変えたランス(Lens)の魅力と観光情報
芸術の町として再生したかつての炭鉱の町
ランス(Lens)はかつてヨーロッパで有数の炭鉱町として栄えた町。1970年代に最後の鉱山が閉山してからはさびれる一方だったが、2012年、パリ・ルーヴル美術館の分館ルーヴル・ランス Louvre Lensがオープン。「芸術」という新しい形で活気を取り戻すことになった。
ランス駅前からルーヴル・ランスへはバスも出ているが、木立に囲まれた遊歩道を歩いていっても20分ほどでたどり着く。ガラスとアルミニウムの透明感が印象的な建築は、日本の建築家ユニットSANAAが手がけた。時のギャラリー La Galerie du Tempsと名づけられた全長120mの常設展示室には、ルーヴルの所蔵品のなかから厳選された作品が並ぶ。この常設展のユニークな点は、地域別ではなく、時系列で作品が並べられていること。イタリアルネッサンスの絵画の隣に、同時代のイスラムのタイル画が並ぶなど、ルーヴルの作品をまったく別の視点で鑑賞できるのが大きな魅力だ。
ルーヴル・ランス
- 住所
- 99, rue Paul Bert
- 開館時間
- 10:00〜18:00(入場は17:15まで)
- 休館日
- ㊋、1/1、5/1、12/25
- 料金
- 無料、企画展€11
ランス(Lens)へのアクセス
列車でのアクセス
リール・フランドル駅からTERで約45分。パリ・北駅からTGVで約1時間10分。
基本情報(ランス(Lens)の観光案内所)
- 住所
- 16, pl. Jean Jaurès 62300
- 電話番号
- 03.21.67.66.66
- 開館時間
- 9:30〜18:00
- 休館日
- ㊐㊗
筆者
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