ニース旅行ガイド 美しい海岸と旧市街を巡るおすすめプラン

第2次世界大戦前まで、ニースはヨーロッパ中の王侯貴族が避寒に訪れる高級社交場だった。今では万人に門戸を開放するフランス最大のリゾート地だ。高級ホテルに泊まったり、有料ビーチに入ったりしなくても、ニースの魅力は十分に味わえる。イタリアムードあふれる旧市街、色鮮やかな盛りつけが食欲をそそるニース料理。見応えのある美術館も多い。何よりも、青い海と青い空、そしてゆったりと流れるリゾートの時間がここにある。

ニース・ヴィル駅を出ると左（東）側に観光案内所がある。さらに左（東）に進むと市街のメインストリート、ジャン・メドサン大通りAv. Jean Médecinと交差する。この通りを南へ1kmほど歩いていくと赤い建物に囲まれた四角い広場マセナ広場Pl. Massénaに出る。突き当たりを右に行くと、もうそこは海岸だ。海に向かって右（西）側は、海岸に沿って豪華なホテルが軒を並べるプロムナード・デザングレ。左（東）側のケ・デゼタジュニQuai des Etats-Unis（アメリカ海岸）の北側一帯は、迷路のような路地が走るニースの旧市街。サレヤ広場Cours Saleyaでは毎朝、花と野菜の市が立つ。

ニース・ヴィル駅から旧市街までは、最新式のトラムに乗って行くこともできる。ニースの町と地中海を一望するなら、旧市街から足を延ばして、城跡Le Châteauのある丘の上へ登ろう。展望台に立つと眼前に広がる地中海の絶景が、まさにニースを訪れていることを実感させてくれる。