バンコクから日帰り可能な老舗ビーチリゾート、パタヤーの楽しみ方
タイに数あるビーチリゾートのなかでも、老舗のひとつがパタヤー。1960 年代にベトナム戦争帰休兵のための休養場所として人気が出、その後観光地として発達、以後おもに欧米人のアジアにおける代表的なバカンスの地として多くの旅行者を迎えてきた。バンコクから日帰りできることもあり、日本人にも人気がある。
パタヤーの歩き方
パタヤー湾に面して海沿いに走る道がパタヤー・ビーチ・ロードPattaya Beach Rd.（パタヤー・サーイ・ヌン通りPattaya 1st Rd.、「ビーチ・ロード」と呼ばれている）、並行して奥を走るのがセカンド・ロードSecond Rd.（パタヤー・サーイ・ソーン通りPattaya 2ndRd.）。それら2本の通りを東西に、北からパタヤー・ヌア通りNorthPattaya Rd.、パタヤー・クラーン通りCentral Pattaya Rd.、パタヤー・ターイ通りSouth Pattaya Rd.が横切っている。パタヤー・クラーン通りの北がノース・パタヤー（パタヤー・ヌア）、南がサウス・パタヤー（パタヤー・ターイ）と呼ばれるエリア。パタヤー・ヌアには大型リゾートホテルが多い。パタヤー・ターイには中級ホテルやレストラン、みやげ物屋が多く、雑然として活気がある。ぶらぶら歩くならビーチ沿いの遊歩道がおすすめ。
ビーチ
パタヤー・ビーチは、海沿いに遊歩道やベンチが整備され、散歩も楽しめる。ビーチにはパラソルやデッキチェアが並んでいるが、すべて有料。マリンスポーツの客引きも多い。ほかには沖に浮かぶラーン島や、チョームティエン・ビーチがある。
パタヤーの市内交通
ソンテオ
濃青色に塗装された乗合ソンテオがたくさん走っている。ビーチ・ロードとセカンド・ロードを走っているソンテオは、一方通行の通りをぐるぐると巡回しているので利用しやすい。合図をして乗り込み、降りたい場所でブザーを鳴らすと停まってくれるので、降りて助手席側の窓から運転手に料金を渡す。巡回コース内なら料金はひとり10B。タクシー的に利用する場合には交渉が必要で、中心部なら30〜50Bが相場（数人で利用する場合は、ひとりの料金か1 台のものなのか、事前にしっかり確認しておくこと）。危険がなければどこでも乗降可能。
モーターサイ
町のあちこちの、おもに路地の入口などで待機しているモーターサイも便利。市内の移動で30〜60B。
メーター式タクシー
大きなショッピングセンターや高級ホテル前、繁華街などで客待ちしている。メーターを使ってくれることは少なく、交渉が必要。せっかくのメーター式タクシーなのに意味がない。エアコンが付いた車で移動したいなら利用価値はあるが、そうでなければソンテオのほうが気軽で便利。
おもな見どころ
パタヤー湾を見渡せる展望台
黄金の大仏が鎮座する
富豪の脳内から生まれたウルトラ・バロック
タイの文化をパタヤーで知る
決死の飛び下り体験
バンコクからパタヤーへの行き方
バス
東、北、南の各バスターミナルとスワンナプーム国際空港からバス、東、北バスターミナルからロットゥーがある。所要2時間〜2時間30分。
東バスターミナル
1等が4:30〜23:00の間20分おき、119B。ロットゥーは6:00〜20:00の間15分おき、123B。
北バスターミナル
1等が4:30〜21:00の間30分おき、128B（19:00〜22:00は119B）。ロットゥーは6:00〜20:00の間15分おき、123B。
南バスターミナル
1等が8:00〜16:00の間2時間おき、119B。ロットゥーが5:30〜20:00の間15分おき、130B。
バスはパタヤー・ヌア通りのバスターミナルに到着。機内持ち込みサイズよりも大きな荷物は、大きさにより荷物料（20B〜）が必要。バスターミナルから市街へは乗合ソンテオ（1人30〜50B）、モーターサイ（80B〜）利用。ロットゥーはセカンド・ロードとパタヤー・ターイ通りの角（9P.199-B4）、バリハイ桟橋前などに発着。
https://pattayabus.com/
スワンナプーム国際空港
5:30〜22:00の間30分〜1時間おき、130B。チケットはターミナルビル1階8番ゲート脇にあるバス会社のカウンターで購入できる。パタヤーではバンコク・パタヤー病院前（9 P.200-C1）、ビッグC前（9 P.200-C3）で停車した後バス会社のオフィス（9P.200-B3）へ向かう。
https://airportpattayabus.com/
鉄道
月〜金クルンテープ6:55発、パタヤー10:35着、3等31B。土・日クルンテープ6:45発、パタヤー9:14着、エアコン付きディーゼル急行で170B。パタヤー発は月〜金14:21、バンコク18:15着。土・日パタヤー16:26発、クルンテープ18:55着。駅からビーチや市街へはソンテオ（40B〜）やモーターサイ（100B〜）利用。
筆者
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1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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