シャモニモンブランで楽しむ冒険と歴史 アルピニストの聖地の魅力ガイド

1786年8月、それまで山あいの小さな村にすぎなかったシャモニは、突然ヨーロッパ中の注目を集めることになった。シャモニの猟師ジャック・バルマと医師のミッシェル・パカールのふたりがモンブランの登頂に成功したのだ。以来静かな山村は、アルピニストやスキーヤーで年中にぎわうようになった。町の正式名称はシャモニ・モンブラン。その生い立ちを思えば当然のネーミングだろう。この町は、第1回冬季オリンピック開催の地でもある。

駅前広場から真っすぐ延びるAv. Michel Crozを進もう。200mぐらいで交差点に出る。交差点の左角にある山小屋風の建物はフランス山岳会Club Alpin Français。アルピニスト発祥の地の由緒ある山岳会だが、年会費を払えば誰でも会員になれる。シャモニの歴史や登山の歴史を知るには山岳博物館Musée Alpinへ。交差点を過ぎて少し行き、右に入った所だ。

Av. Michel Crozに戻ってさらに進むと、乳白色の水が勢いよく流れるアルヴ川L'Arveに出る。川沿いに左（南）に行くとソシュール広場Pl. de Saussure。ここにモンブランの初登頂に成功したバルマと、登頂成功に情熱を傾けたソシュールの像が立つ。バルマの指さすほうには、白く輝くモンブランの山頂がそびえている。川を渡った先が町の中心のバルマ広場Pl. Balmatでその先の道を入ると正面にサン・ミッシェル教会Eglise St-Michel、その手前に市庁舎、左側に観光案内所がある。