【スイス・バーゼル】宿泊すればもらえるバーゼルカードを使ってドイツ、フランスの国境を跨ぐ

公開日 : 2024年08月30日
最終更新 :
筆者 : たってぃ

2024年8月に9日間7か国を訪れた旅の一部で、初めてスイスを訪れて楽しかったことをシェアします。
バーゼルはドイツ・Weil am Rhein(ヴァイル・アム・ライン)とフランス・Huningue(ユナング)に隣接する都市です。そのため、日本では体験することのできない徒歩での国境越え、それゆえに1度の旅行で3か国を跨ぐという経験ができます。各国へ行ったとしても何か特別なものがあるわけではないですが、それぞれの国から他国を眺めてみたり、言語や建物の違いを見るのは面白いかもしれません

バーゼルカード

バーゼルカード(https://www.basel.com/en/baselcard)は主に、バーゼル内の公共交通機関(バス、トラム)が無料で利用できる、美術館、動物園、ライン川クルーズなどの観光アトラクションで入場料半額割引を受けることができるといった特典がある観光パスです。2018年からバーゼル市内のホテルなど宿泊施設を利用する宿泊客に無料で提供されるようになりました。そのため、チェックイン時にもれなく受け取ることができます。チェックイン日からすぐに使用でき、チェックアウト日まで最大30日間使うことができます。
こういったことから、バーゼル到着後は宿泊施設に直行し、このバーゼルカードを手に入れるのが得作です。
ちなみに公共交通機関の利用時はどこかにタッチしたりということはなく、ただただ持参すればよいだけです。乗務員などスタッフに提示を求められたら見せましょう。

A4サイズの案内
A4サイズの案内
案内に付いたカードサイズのバーゼルカードを切り離して持ち歩く。バーゼルカードには氏名、使用期間、宿泊先などの記載あり
案内に付いたカードサイズのバーゼルカードを切り離して持ち歩く。バーゼルカードには氏名、使用期間、宿泊先などの記載あり

バーゼルにある国境沿いへ

スイス側の国境に程近いライン川沿いにはDreiländereck(ドライレンダーエック)という記念碑が建てられています。8番トラムでKleinhüningen駅で下車後、徒歩15分ほど川沿いをひたすら歩くと、その記念碑にたどり着けます。バーゼルから目と鼻の先にあるドイツ、そしてフランスをライン川の向こう側に望むことができます。

オープン時間
24時間
場所
Westquaistrasse 75, 4057 Basel

バーゼル市内からドイツへ

Dreiländereckのあとは、まずはドイツへ向かいます。再び8番トラムを利用して、ドイツとの国境にあるWeil am Rhein Grenze駅まで向かいます。バーゼルカードがあれば無料で利用することができます。ただし、これより先のドイツ内の駅を利用する場合は有料となるので注意しましょう。
左手奥には巨大なショッピングモールRHEIN CENTER(ライン・センター)があります。このショッピングモール内にあるスーパーはさすが国境沿いと言い表せるように、品揃えが豊富です。何かお土産を購入したり、飲食物を安く購入するには最適な場所かもしれません。
バーゼルから徒歩でドイツ国境を越えることもできますが、Dreiländereckからだと25分ほどかかります。真夏の日は炎天下の中歩くのは大変でした。
ちなみに、ドイツとの国境にはドイツ警察による検問所もあります。一瞬どきっとするかもしれないですが、徒歩だと止められることはほぼないので安心しましょう。

ドイツからフランスへ

ドイツ側にあるショッピングモールはライン川沿いにあり、その川にかかるPasserelle des Trois Pays(トロワ・ペイ歩道橋)を越えるとフランスに着きます。この橋は「3か国にかかる橋」を意味するそうです。
その橋を数分程度歩いて渡るだけで、お互いの国を行き来できます。また橋の中間あたりには国境を示すサインもあります。
フランス側へ渡ると広場には噴水があり、周辺にはイタリアンレストランがあります。またドイツのような雰囲気を彷彿とさせる家屋を見ることもできます。

オープン時間
24時間
場所
Dreiländerbrücke Weil am Rhein, 68330 Huningue

ホテルのスタッフにも教えてもらったとおり、国境を超えたからといって何か素敵なものに出会えるというわけではありません。ただ冒頭でも書いたとおり、経験として徒歩で越境するいうおもしろい体験ができます。バーゼルを訪れた際はぜひ国境を渡り歩いて訪問国稼ぎをしてみてください。

筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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