バリ北部の歴史と風情が残る港町シガラジャの魅力的な観光スポットとアクセス情報
コロニアル調の静かな町並みが残る、バリ王都として栄えた歴史ある港町
オランダのバリ植民地政策に重要な役割を果たした港町シガラジャ。1906年にクルンクン王国が戦いに敗れ、バリ全土がオランダの手中に入る57年も前(1849年)にブレレン(シガラジャの旧称)にはすでにオランダ植民地政庁がおかれていた。ここを起点にオランダ軍は各王国と戦い、植民地化していったのだ。
そのためシガラジャは、コロニアルな町づくりや人々の生活などがバリで最も早く西欧化された。オランダ軍の士気にかかわるとのことから、バリの女性に胸を隠すよう布告を出したのもシガラジャが最初だ。植民地時代、そして海上交通がおもな移動手段だった頃、バリ随一の港町として活況を呈していたシガラジャ。今でもブレレン県の県庁所在地として、北部の中心となっている。
シガラジャの歩き方
古都の風情が残る市場周辺
かつての王都シガラジャも、今ではロビナへの通過地点として知られているだけだ。しかし、町のそこかしこには、ブレレンと呼ばれていた当時、外国との接点であったことをしのばせるコロニアルな雰囲気が残っている。
町の中心には市場があり、1日中活気がある。食料品から日用品まで、何でも揃っている巨大マーケットだ。この市場を中心に町を把握するのがわかりやすい。市場の北側、ジャラン・ディポネゴロJl. Diponegoroとジャラン・イマンボンジョールJl. Iman Bonjolに挟まれた一画は、ゴチャゴチャした下町の雰囲気。オランダ統治時代の建物が多く、華人の往来が多かったこともあって中国寺院もある。また、市場斜め向かい、タマン・リラ広場Taman Lilaには小さな食堂が並び、空腹を満たすにはいちばんの場所だ。なおこの広場では雨季になるとドリアンが売られる。
シガラジャの近郊の見どころ
シガラジャからアンラプラへ向かうルートは、左側に美しい海、右側に緑深い山並みを眺めながらの移動となる。点在する村も訪ねてみたい。
シガラジャへのアクセス
空港からエアポートタクシーで3時間30分(定額運賃はRp.120万)。クタ、ウブド、チャンディダサなどから、ロビナ行きのシャトルバスも利用できる。
基本情報
筆者
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