【岡山】浸食により滝が後退した「藍坪の滝」 ~旧川上町~

公開日 : 2024年09月14日
最終更新 :
筆者 : mami

 前回の沢柳の滝と同じ川上地区に「藍坪の滝」という滝があります。太古にあった一つの大きな滝が、川の浸食作用によって段階的に後退してできた滝です。川床に並ぶ4つの滝つぼと、それに付随する4つの滝からなりますが、見た目は小さな滝が10㍍弱の高さで並んでいるという感じですが、滝の後退距離は39.8mでといいます。
 ただ私が訪れた時は、渇水で参考にした資料の写真よりも僅かな量の水しか流れていませんでした。

 藍坪の滝という名は藍を染める瓶を並べている様子が、滝つぼが並ぶ 風景と似ているためについたそうです。
こうした古代の滝の後が残っているのは、とても珍しいということで岡山県の天然記念物に指定されています。

 現地の看板に滝の後退していった様子の説明がありました。いちばん左側の点線が太古の滝の姿です。徐々に滝が後退し、そのたびに滝つぼが出来ている様子がわかると思います。
 下に地図を載せていますが、途中は車が一台やっと通れる崖地もあるので十分に気を付けて行ってください。

筆者

岡山特派員

mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。

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