【岡山】浸食により滝が後退した「藍坪の滝」 ~旧川上町~
前回の沢柳の滝と同じ川上地区に「藍坪の滝」という滝があります。太古にあった一つの大きな滝が、川の浸食作用によって段階的に後退してできた滝です。川床に並ぶ4つの滝つぼと、それに付随する4つの滝からなりますが、見た目は小さな滝が10㍍弱の高さで並んでいるという感じですが、滝の後退距離は39.8mでといいます。
ただ私が訪れた時は、渇水で参考にした資料の写真よりも僅かな量の水しか流れていませんでした。
藍坪の滝という名は藍を染める瓶を並べている様子が、滝つぼが並ぶ 風景と似ているためについたそうです。
こうした古代の滝の後が残っているのは、とても珍しいということで岡山県の天然記念物に指定されています。
現地の看板に滝の後退していった様子の説明がありました。いちばん左側の点線が太古の滝の姿です。徐々に滝が後退し、そのたびに滝つぼが出来ている様子がわかると思います。
下に地図を載せていますが、途中は車が一台やっと通れる崖地もあるので十分に気を付けて行ってください。
筆者
岡山特派員
mami
岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。