ザンビアのお土産を買い漁れ!アフリカ定番土産から1億円の宝石まで
執筆者:及川 由真
大学在学中にケニアで住民参加型開発・地域保健事業に携わる。大学卒業後、青年海外協力隊(ベナン共和国)を経て2019年にアイ・シー・ネットに入社。現在はビジネスコンサルティング事業部にて日本企業のアフリカ進出支援事業に従事。
海外旅行や海外出張で楽しみなのはなんといってもお土産選び。今回はアフリカ南部に位置する内陸国のザンビアで、土日にお土産を調達するおすすめスポットを紹介します。アフリカ土産の定番である木彫りやソープストーンの置物、鮮やかな布だけでなく、ザンビアならではのお土産もたくさんありますよ! 最高のお土産を見つけに、首都ルサカへ繰り出しましょう!
1. サンデーマーケットで工芸品を調達!
まずは「ザ・アフリカン」なお土産を求めてサンデーマーケットへ。
サンデーマーケットという名前ですが土日は両日とも開催されています。普段駐車場として使われているスペースに屋台が立ち並び、様々な工芸品が売り出されます。
値段はお店の人との交渉制なので、そのコミュニケーションも含めて楽しんでみてください。また、出店するお店が日によって異なる場合もあるので、気に入った商品があったらぜひその場で購入することをおすすめします。
たくさん売られているお土産の中でもひときわ目を引くのがこの緑色の石を使った工芸品です。これはマラカイトという鉱石で、銅の二次鉱物として知られています。
実はザンビアは世界で有数の銅の産出量を誇っており、ザンビアの輸出額の約4分の3を銅が占めています。実は日本の10円玉も、ザンビアの銅が使われているんですよ。
その銅が地中に埋まっている際に、変質して形成されるのがこの緑色鮮やかなマラカイトです。まさに銅産出国のザンビアならではのお土産です。石の縞模様が孔雀の羽の模様に似ていることから「孔雀石」とも呼ばれており、古来より魔除けにも使われていたそうです。
色鮮やかなマラカイトはインテリアとしてもアクセサリーとしても圧倒的な存在感で、見た目も非常に美しいですよね。このマーケットでは様々な加工がされたマラカイトの小物が売られていますので、ぜひ記念に購入されてはいかがでしょうか。
サンデーマーケット(Sunday Crafts Market)
- 営業時間
- 土日 9:00~17:00頃
- 備考
- あまり早すぎるとお店が出ていないこともあるので10:00以降がおすすめ
2. Jewel of Africaでちょっとリッチなお買い物
次にやってきたのは宝石専門店のJewel of Africa(ジュエル オブ アフリカ)。実はザンビアは世界屈指のエメラルド生産国で、世界のエメラルド供給量の20%を占めています。ほかにもアメジストとアクアマリンの埋蔵量はアフリカで最大、アメジストは品質の点で世界最高の部類に属するといわれています。
このJewel of Africaでは、そんなザンビアや周辺国でとれる宝石を用いたアクセサリーを販売しており、ザンビア国内に7店舗展開しています。
今回訪れた本店ではルース(研磨・カット加工済みだがまだ枠や台についていない宝石)を自分の目で見て選ぶことができます。
ここの目玉商品はなんといってもエメラルド。ザンビア産のエメラルドは高純度で透明度が高く、色に深みがあり、非常に高品質なのが特徴なのだそうです。同じように見えても一つひとつ色合いや純度などの品質に差があるため、値段が全く異なります。
エメラルドのルースをザンビアで購入し、日本の職人さんにネックレスや指輪に加工してもらえば、手ごろな値段で自分だけのアクセサリーが作れちゃいますね。
知人のエメラルド選びを待っている間、つい好奇心で「このお店で一番高いものは?」と聞いてみました。すると……。
こちらの真ん中のエメラルドが一番高いんだそう。1cm×1.5cmくらいのサイズなのですが、一体いくらだと思いますか?
こちらのお値段、なんと約1億円(77万ドル)!! きっと買うことはないと思いますが、こんなに高価なエメラルドを間近で見ることができたのは貴重な体験です。
ルースコレクションを見せてもらえるのはオーナーがお店にいるときだけなので、事前に予約していくことをおすすめします。ちなみに支払いにはカードが使えますが、現金だと割引もあるとか。空港の出発エリアにもお店がありますのでぜひのぞいてみてください。
Jewel of Africa(ジュエル オブ アフリカ)
- 住所
- No. 8 Nyerere Road Long Acres, Lusaka, ZAMBIA
3. Lusaka Collectiveでおしゃれな小物を
おしゃれな手作り小物を買うならぜひLusaka Collective(ルサカ コレクティブ)へ。
このお店ではザンビアの伝統的な職人技術を用いたデザイン性の高い作品が並んでいます。売られている作品の一部には、タグに製作者職人の名前が書いてあります。
先ほどのサンデーマーケットより少し高めの価格帯ですが、その分洗練されたお土産が見つかること間違いなしです。
子供用のおもちゃやモビールも動物がモチーフになっていてかわいいですよね。
ザンビア産のコーヒーやはちみつ、唐辛子オイルなどの食品も売っています。こちらのお店も空港の出発エリアにお店があるので、お土産を買い忘れた方はぜひ寄ってみてくださいね。
Lusaka Collective
- 住所
- Agora Village, Unit 18A, Mass Media, 8212 Thabo Mbeki Rd, 10001 Zambia
- 営業時間
-
月~金 9:00-17:00
土 10:00-14:00
<番外編>ルサカでの移動手段
ルサカでの移動はタクシーアプリが非常に便利です。YANGOとGOというアプリが主流で、10分程度の距離であれば100円前後で移動することができます。車もすぐに捕まるので、短距離~中距離の移動には最適です。車両手配後、ドライバーから電話がかかってくることが多いので、アカウント登録する際はザンビアで入手した携帯番号を登録することをおすすめします。
最後に
ザンビアの魅力あふれるお土産スポットはいかがだったでしょうか。首都ルサカは想像よりも非常に発展していて、大きなショッピングモールが点在し、おしゃれなレストランやカフェも多いため、充実した休日を過ごすことができます。時間があれば、一泊二日でビクトリアフォールやサファリで大自然を満喫する事もできます。皆さんもぜひ機会がありましたらザンビアを訪れてみてください。そしてその際はぜひ、自分や大切な人へのすてきなお土産を見つけて帰ってくださいね!
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筆者
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