香港のオーシャンパークでのハロウィーンイベント
香港ディズニーランドと並ぶ香港の屈指のテーマパークである「海洋公園(Ocean Park)」は11月3日までハロウィーンの特別イベントを開催しています。舞台は1993年に解体が開始された魔窟「九龍城塞(Kowloon Walled City)」。ここで実際に起こった未解決事件をテーマとしてます。
未解決事件とは1980年代に起こったものです。異臭騒ぎで警察がマンションの一室に駆け付けた。奥の部屋には黒ずんだ女性の体が横たわっていた。台所を見ると料理があったが、子どもはお母さんが料理したという…。
ハロウィーンのアトラクションは6カ所にあります。悪党や幽霊が狭い路地をさまよう「城寨詭域(Dreadful Walled City)」。囚人が謎の失踪を遂げ、脱走を企てている「囚.逃(Prison Escape)」。「冥界婚宴(Netherworld Wedding)」は殺されてしまった家主が、家族と団らんをするためパーティーを開く。「亡幽酒店(Hotel Morte)」は長年、廃虚だったホテルが再開されるが…。ほかにも、「凶靈宅院(Horror of Homestead)」と「724 禁地(Forbidden Zone 724)」の2つは、前者が日本風の建物を、後者は廃墟を探索するものです。
また、20時24分からは連日、幽霊の花嫁の結婚がテーマの「異靈異肆・鬼新娘出嫁」というパフォーマンスも行われます。
料金は、大人(12歳以上)が428ドル、子ども(3~11歳)が239ドルです。ただし、6つのアトラクションのうち「城寨詭域」「亡幽酒店」「凶靈宅院」と「囚.逃」「冥界婚宴」「724 禁地」の3つずつを、1つのセットにしたチケットも用意した。料金は、いずれも238ドルです。
今年ほど、香港ならではのハロウィーンはない取っても過言ではないでしょう。すでに九龍城塞は実在しませんが、その恐怖感を感じるために訪れてみても面白いかもしれません。
また、9月29日限定で、Megabox、T.O.P.、THE SOUTHSIDEなどの各ショッピングモールで「出張ハロウィーンイベント」が開催される予定となっています。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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